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2021年5月31日
軒天の塗装の必要性
家の塗装と聞くと屋根や外壁を塗り替えるイメージが強いと思いますが、その他にも塗装が必要な箇所があります。
そのひとつが『軒天(のきてん)』と呼ばれる箇所です。
今回は、軒天の塗装が必要な理由についてご紹介します。
軒天について
軒天という言葉を知っていても、実際にどこの場所を指すのかわからないという方もいらっしゃいます。
まずは、軒天について詳しく見ていきましょう。
軒天とは…
住宅に付帯する部分で、建物から伸びている屋根の裏側部分のこと。
別名=軒天井(のきてんじょう)、軒裏(のきうら)などと呼ばれることもあります。
軒天の役割
1.美観
軒天がない場合は下側から見た際に、屋根裏の野地板や垂木が丸見えになります。そのため軒天を張ることで、屋根の構造部分を隠しスッキリとした見た目になります。
2.雨漏りや紫外線を防ぐ
軒天は雨の吹き込みや紫外線を遮ることができます。軒があることで外壁に直接当たることを防ぎ、結果として外壁の劣化を抑制することに繋がります。
また、雨の日は傘を開閉するスペースとして便利です。
その反面、軒天の無い住宅はスタイリッシュな印象になりますが、雨水を直接受けやすいため外壁材の経年劣化や雨だれによる汚れが発生しやすくなります。
3.屋根裏の換気
穴が開いている軒天材を使用している場合や換気口の設置は、屋根裏に溜まった湿気を外部に排出することができます。
風の通りをよくすることで、結露を防ぐ役割を持ちます。
4.延焼防止
万が一、ご自宅や隣家で火災が発生した際に、軒天があることで屋根に火が燃え移るのを抑制する効果もあります。
軒天には不燃材を使用されていることが多く、軒天が延焼を遮り、被害拡大を防ぐ役割を持っています。
軒天の塗装の必要性
大切な住まいの状態を維持するためには、定期的な塗装が必要です。
軒天は重要な役割を担う箇所でありながら、意外と見落とされがちです。
定期的なメンテナンスを行っていた場合、塗装工事だけで済むことも、長年放置し続けた結果、軒天の材質自体が経年劣化し張替えや増張りの補修が必要になるケースもあります。
仮に張替えになった場合は、塗装に比べ費用も高くなります。
費用を抑えるためにも定期的なメンテナンスを行いましょう!
ポイント!
軒天を工事する場合も、足場の仮設は必須です。
外壁や屋根の塗装工事を行う際に、軒天の修繕も一緒に行うことで経費削減にもなります。
そして、できるだけまとめて工事を依頼することで、工事の回数も減らすことができ、工事中の生活の不便さや窮屈感も軽減されます。
まとめ
意外と知られていない軒天の役割と塗装の必要性についてご紹介しました。
何気なく目にしている家の付帯部にもそれぞれの役割があるため、劣化に気付いたら早急に専門業者に相談しましょう。
プラニング・Kでは、無料診断を行っております。
『これは劣化かな?』と思ったら、お気軽にお問い合わせください。
カテゴリ:屋根