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2021年5月27日
コンクリート打ちっぱなし外壁のメンテナンス方法とは
コンクリート打ちっぱなし住宅にお住まいの方で、劣化している箇所が気になり補修をしたいけど、どのくらい費用がかかるのか見当もつかないという方は多いでしょう。コンクリートの建物の美観を保つのはとても難しく、専門的知識がないと補修方法も分かりません。
今回は、打ちっぱなしコンクリート住宅の補修方法や塗装方法についてご紹介します。コンクリート住宅の補修でお困りの方はぜひ一読ください。
「コンクリート打ちっぱなし外壁」の塗装は技術が必要
コンクリート打ちっぱなし外壁とは、コンクリートの表面に塗装などをせずに、コンクリートの地肌が出ているものをいいます。
木造住宅に比べ幅広いデザイン性があり、オシャレな建築が多いことで人気がある一方で、コンクリート打ちっぱなし外壁は装飾が少なく、シンプルなデザインのものが多いため、ひび割れや雨染みなどが目立ちやすいというデメリットもあります。
シンプルながらお洒落な外観を維持するためには、細やかな塗装メンテナンスが必要となります。
塗装メンテナンスが必要な劣化サイン
コンクリートでよく見られる劣化のサインは、漏水やカビ、凍害といった水に関する症状です。このような症状が見られた場合には、適切な下地補修をした後に塗装を行ないましょう。
主な劣化症状
ひび割れが発生している
補修方法:弾性塗料で塗装する
弾性塗料の特徴は、伸縮率に優れているのでクラック(ひび割れ)を防ぐことができます。撥水剤よりも費用がかかってしまいますが、ヒビ割れを起こしている住宅にはオススメです。また下地補修を行った後のコンクリート外壁には、どうしても補修痕が残ってしまいます。弾性塗料は、それをカバーできます。
雨染み・カビが発生している
補修方法:撥水剤を塗布する
撥水剤の特徴は、防水性が高いことと色が無透明のため、コンクリートの質感を維持したままコンクリートの雨染みを防ぐことができます。費用も他塗料と比べ比較的安価ですが、耐年数が短いため、定期的なメンテナンスが必要となります。
建物内部に水が浸入している
補修方法:カラークリヤー工法を用いる
カラークリヤー工法の特徴は、一つは素材感をいかしたまま艶むらや濡れ色を防ぎ、美しい仕上がりにすることです。また、防水性能も高いため、コンクリートの劣化の原因となる中性化防止の効果に強く、コンクリート内に埋まっている鉄筋の防錆にも適しています。
撥水剤より費用がかかりますが、コンクリートの耐久性と保護を高めたい方にはオススメです。
まとめ
打ちっぱなしコンクリートの塗装周期は、6~7年が目安です。劣化症状や使用する塗料にもよりますが、10年周期では塗装をするのが望ましいといえるでしょう。劣化の損傷がわかりやすいため、コンクリートの劣化状況をよく確認して、劣化に沿った補修を行いカバーしましょう。そうすることで、長期的にお洒落で美しい外観を保つことができるでしょう。打ちっぱなしコンクリートの塗装はプロの熟練した技術が必要となります。塗装の相談はプロの塗装業者へ連絡することをおススメします。
カテゴリ:外壁