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2021年6月24日
住宅を守るために大切な基礎!その基礎を守るのは?
住宅をしっかり支えて守っているのが基礎ですが、その基礎を劣化から守っているのが塗装です。
皆さんは、塗装と聞くと屋根塗装や外壁塗装をイメージされるでしょう。屋根や外壁を支えているのが、基礎部分であり残念ながらその基礎部分も経年により少しずつ劣化をしてしまいます。その基礎の劣化を防ぎ守るのが塗装なのです。
今回は、住宅の基礎の役割、塗装の必要性についてご紹介します。
基礎とは・・・
住宅の基礎は3種類に分けられます。
ベタ基礎
近年の住宅のほとんどは、このベタ基礎を採用しています。
家が建つ予定の場所のほとんど全ての場所をコンクリートで覆い、面で支える基礎です。建物の底一面を、その分の面で支えますので、地震の揺れや不同沈下にも強いとされています。
住宅の被害の中でも多い「シロアリ」は、床下の土中から家の部分に這い上がり被害を及ぼします。しかし、ベタ基礎であれば家の床と基礎の部分が密着しているので、シロアリが入る隙間がありません。
また、湿気も溜まりにくいために、カビや腐食にも強い点も挙げられます。
布基礎
住宅の外周や間仕切り壁や柱が入る部分を中心に支えるのが布基礎です。
ベタ基礎が建物を面で支えるのに対して、布基礎では建物を点で支えることで、家の基礎としての役割を果たしています。
今はベタ基礎が主流ですが、地盤がしっかりしている土地、既に丁寧に地盤改良が行われている土地であれば、この布基礎でも問題はありません。
ベタ基礎は家が建つ部分のほとんどをコンクリートと鉄筋で覆ってしまいますので、資材の面ではコストが高くなります。布基礎は施工の手間はベタ基礎よりもかかりますが、資材を最小限に抑えることができます。コンクリートや鉄筋の量が少なく済むので、基礎そのものが軽量となるメリットがあります。
独立基礎
建物の主要部分以外に基礎が必要となる場合に使用するのが独立基礎です。
玄関ポーチを支えたり、デッキ部分を支える等、独立して支えが必要な部分に対して使用します。
基礎の役割
そもそも基礎はなぜ必要なのでしょうか。
住宅の建築における基礎とは、建物の1番下で支える土台を指します。
建物は非常に重いために、土や地面の上にそのままの状態で建てても、地面が耐えきれずに沈んでしまったり、地震の際に建物が傾いてしまう恐れがあります。
私たちが安心して生活するためにも、建物の下の部分に家の基礎という土台を作ることで沈下や転倒を防止しているのです。
また、地面の湿気から建物を守る役割も持っています。
基礎がないと住宅の重みを支えるものがなくなり、地面の揺れが直接外壁に伝わったり、外壁に加わる力をうまく逃がすことができずに、住宅の劣化を早めてしまう可能性があります。
住宅を長期間維持させるためには、基礎も十分に長く保たなくてはならないのです。
基礎を守るための塗装
住宅を守る役割がある大切な基礎ですが、その基礎を守るものは何でしょうか?
それは、ズバリ「塗装」です。
日本の住宅で主に基礎として使われているのは、コンクリートやセメント、モルタルです。以前はコンクリートよりも、木や石が基礎として使われていました。しかし、強度的などの問題から徐々にコンクリートやセメント、モルタルへとシフトして行きました。
コンクリートやセメントは素材自体に防水性はありません。吸水性が高い素材です。塗装をすることで吸水性を抑え、防水性を高めることができます。
塗装をすることで、基礎部分にも色が付き美観性を高めることもできます。
まとめ
外壁や屋根の塗装を検討の際は、住宅の基礎部分の劣化状況もしっかりと確認して、基礎の塗装も一緒に考えてみられてはいかがでしょうか。
住宅を守るために重要な役割を果たしている基礎です。長持ちさせるためにも塗装を検討してみてください。