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2021年12月23日
冬になると多く発生する結露に注意!それはもしかしたら雨漏りかも!?
冬になると結露が気になるという方も多いのではないでしょうか。
実は冬は結露が起こりやすい環境なのです。
しかし、結露だと思っていたのに実は雨漏りだったなんてことも。
そんなことにならないためにも結露と雨漏りの違いについてご紹介します。
結露が発生する理由
天候に関係なく空気中の水分が冷やされることによって起こる現象。
特に冷たい外気の影響を受ける窓は、室内との温度差によりガラスに水滴がつきやすくなります。
結露による悪影響
・窓サッシや木材が傷む
水分を含んだまま放置すると傷みや劣化が進行し、部材そのものを交換しなくてはいけなくなります。
・カビが発生する
結露で濡れた部分を放置しておくと、カーテンや壁紙などにカビが発生することがあります。
カビの胞子は非常に軽く、空気中を浮遊するので人間が吸い込んでしまう恐れがあり、アレルギーや喘息・シックハウス症候群・アトピー性皮膚炎などの主要な原因物質と言われています。これらを引き起こす可能性があるので注意が必要です。
雨漏りとは
雨漏りは基本的に雨が降った時に発生する住宅のトラブルで、屋根や外壁など建物にできた隙間から雨水が浸透する被害の一種です。
雨漏りによる悪影響
雨漏りは住宅内部の至る所を通過し、症状として現れます。
症状によって家に与える影響も様々ですが、劣化を防ぐためにも早期発見をすることが重要です。
・天井や壁のシミ
天井や壁まで雨が侵入し、水分を含んだ状態が続くとシミが発生します。
シミができた部屋はカビが生え、カビ臭がすることもあります。
カビの胞子が体内に入ることで気管支ぜんそくや鼻炎といったアレルギー症状が現れる場合があります。
・クロスの剥がれ
クロスが水分を吸収してしまうと、剥がれの原因にもなります。
・天井からの雨漏り
室内に雨漏りが発生した場合は、室内の家具や電化製品、床にまで被害が及ぼしてしまいます。
結露と雨漏りの見分け方
雨漏りと結露は症状が似ているように思いますが、もちろん別物です。
どちらも水分を多く含んだ症状で一見似ているように感じてしまいますが、発生 する原因が全く違います。水滴が発生した状況によって判断することができる場合があります。
①時期
結露…秋や冬の寒い季節に発生しやすい。外気温と室内の温度差によって結露が発生する 。
雨漏り…雨の日や台風の日、またその数日後。季節に関係なく、一年を通して発生する。
②場所や範囲
結露…壁や天井、窓ガラスやサッシなど広範囲に濡れている。
雨漏り…壁や天井、サッシ周りなどの一部分が濡れている。
結露・雨漏りの対処法
■結露の対処法
〈室内の換気をする〉
お金をかけずに出来るのがこまめな換気です。湿気をこもらせないように窓を開ける。または換気扇をまわすことで簡単に換気が行えます。
〈除湿器を使用する〉
室内の湿気を取り除き、結露を軽減することができます。
〈窓をリフォームする〉
窓を二重サッシやペアガラスにする、壁の断熱材を検討するなど、住宅そのものの断熱性を上げて結露対策を考えてみる方法もあります。
■雨漏りの対処法
〈セルフチェックを行う〉
劣化のサインを見逃さないように、日頃から家の外壁や天井などを意識して見るようにしましょう。
気になる箇所を見つけたら自己判断をせず、早めに専門業者に確認してもらうことをおすすめします。
〈定期的なメンテナンスをする〉
屋根の劣化は自分で気付くというのが難しい場所です。
前回の塗装もしくは新築してから約10年が経過していたら、メンテナンスの時期と言えます。
まとめ
このように症状だけ見ると似ているように感じますが、起こる原因が全く違うことがわかります。
結露だと思い込んで放置しているなんてことはありませんでしょうか?
雨漏りは屋根以外に外壁や雨樋の劣化が原因で生じるケースもありますが、結露は日頃から気を付けていれば防ぐ事が出来ます。放置することで住宅のみならず、様々な病気へのリスクが高まります。
結露も雨漏りも未然に防ぐことが一番です。もしかしたら雨漏りかもと思ったら、自己判断せずに専門業者に確認してもらうことをおすすめします。
そのためにも早期発見&早期対処を心がけましょう!