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2022年5月9日
和風住宅の外壁塗装
和風住宅の外壁を考えている方も多いと思います。瓦や竹垣など独自の趣がある和風住宅を塗り替える場合、雰囲気を損なわない色選びが大切です。和風住宅の塗装は、印象はそのままで外壁を一新することもできますし、雰囲気をがらりと変えることもできます。
今回は和風住宅の外壁塗装についてご紹介したいと思います。
日本の伝統色
和風住宅を塗装するにあたって、ぜひ使いこなしていただきたいのが日本の伝統色です。日本の伝統色は彩度の低いものや、少しくすんだ落ち着いた色味のものが多い傾向にあります。
このような色を使用して外壁塗装をすると和風の雰囲気を表現できます。外壁は彩度が高すぎると悪目立ちをしてしまう可能性があるため、色選びの失敗を防ぐという意味でも彩度の低い伝統色を使用することをおすすめします。
木目
和風住宅の特徴の一つに軒天や破風板、柱や玄関扉など様々な箇所に木材が使用されています。木材の持つ天然の色と木目が、外壁の色と組み合わさることによって自然な和の雰囲気に仕上げることができます。木材箇所には風合いを生かすため、クリア塗装をすることがおすすめです。
エクステリアに合わせる
住宅にはポストや植木、フェンスや塀、窓や花壇、カーポートなど様々なエクステリアパーツがあります。
これらを無視して外壁塗装を行うと、塗装後に全体的にまとまりがなく、ちぐはぐな家になってしまいます。
外壁の色を変えたときに既存のエクステリアパーツが浮いてしまわないかよく確認しましょう。
和モダン住宅の塗装
和風建築物の直線美や木材の多様といった特徴を残しつつ、ライトやガラスなどの洋風な素材を取り入れた現代風の建物を和モダン住宅と呼びます。
和モダンを目指しすぎるあまり、和風とも洋風とも取れない住宅になってしまった、伝統色を使用したが思った色味にならなかった、エクステリアとの相性が悪かったという失敗例もあります。
塗装をする前に施工例や見本などをよく見て確認するようにしましょう。
和風住宅を塗装する際の色選びの注意点
屋根やほかの部材、エクステリアなどと配色を考慮する
和風住宅には洋風にはない瓦・軒天・垂木といった部材があります。
屋根やほかの部分との配色を考慮して、外壁材の色を決めていきましょう。
汚れやすさを考慮する
白・ベージュ系などの淡い色は汚れが目立ちやすく、漆喰などは白色に仕上がりますが、汚れが目立ちやすいので注意が必要です。
見本は大きいもので確認する
外壁の色選びは面積効果を受けるのでカタログなどの小さな見本で確認しないようにしましょう。見本はA4以上のサイズが好ましいです。
まとめ
和風住宅は伝統色をバランスよく配色して屋根やエクステリアパーツと調和させるかがポイントです。こうした注意点に気を付けながら、和風住宅の雰囲気にあった外壁塗装を行いましょう。