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2022年6月23日
台風が来る前に雨樋の掃除をしよう!
ご自宅に雨樋が付いているかと思いますが、長年なにもせずに放置されていませんか?
雨樋は雨の日に大切な家を守ってくれる重要な役割を担っています。
今回は雨樋の役割と掃除の方法をご紹介します。
雨樋とは
雨樋とは、屋根やベランダ、屋上などに溜まった雨水を集めて外に流す為のもの。建築物では主に雨水を排水口に誘導する筒状の建材のことを指します。
以前は鉄製や木製のものもありましたが、現在はプラスチック(塩ビ)製が主流になっています。丸い形状のものが一般的ではありますが、近年は四角い形状のものもあります。
雨樋の役割
雨樋は建物の端や軒下に設置する為あまり目立ちませんが、雨の多い日本においては大変重要な建材です。
雨樋がないと、軒先や軒裏、外壁をつたって落ちる雨水が多くなるため、雨漏りの原因になります。雨樋に雨水を集めて排水口に流すことにより、雨漏り防止に役立っています。
仮に外壁にひび割れや劣化がみられる場合、そこから雨水が侵入し、そのまま放置し続けると、後には建物自体にも影響を及ぼしてしまいます。
雨樋の仕組み
雨樋はいろいろな種類の樋が連結されて作られており、屋根から流れてくる雨を受け止める筒を半分にしたようなものを軒樋(のきとい)といいます。
その雨水を地面に向かって垂直に流す筒を竪樋(たてとい)といいます。
雨樋を機能させるために掃除は必要!
住宅の外に設置されてある雨樋には、いろいろなゴミが溜まってしまいます。風が吹けば砂や土、ゴミが飛ばされてくることもあり、落葉の季節には落ち葉が雨樋に溜まり雨樋を詰まらせる原因となるのです。
雨樋の掃除をせず放置してしまうと雨樋に溜まった水が排水されずに逆流してしまうことで、雨漏りが起きてしまいます。逆流し行き場のない雨水は、外壁に浸潤して腐食を引き起こすこともあります。
長期的に家を安全に守るためには雨樋の掃除は必要不可欠です。
雨樋の掃除はどうすれば良いの?
雨樋の掃除が家を守るために必要であることはご理解いただけたかと思います。では、雨樋の掃除はどのように行えばよいのでしょうか。
掃除前に準備するもの
・軍手
・トング
・ほうき
・ホース
・ゴミ袋
・脚立
💡point
雨樋の掃除には、トングが便利です。トングで取り切れない詰まりには針金が活躍します。
雨樋掃除の手順
①詰まっているところを叩く
軽く叩くことによって、詰まっているものが出てくることがあります。
②ほうきとトングでゴミ回収
ほうきとトングで取り除けるゴミは、すべて取り除きましょう。
③ホースで水を流す
水がきちんと流れたら、掃除は大成功です。
④針金を使用する
水の流れがまだ悪い場合は、まだゴミが詰まっている証です。針金を上手に使って突いたり、引っかけたりしてゴミの詰まりを取り除きます。
※注意
脚立を使用する際は、作業に集中してしまい足元が不安定になり落下する恐れがあります。二人以上での作業を心がけ、もう一人に脚立をしっかりと押さえてもらうなど安全に十分注意を払いましょう。
こんな時は無理をせずプロにお任せしよう
それでもまだ水の流れが悪いなぁ…という場合は以下のような状態になっている可能性があります。ご自身で解決しようとせず、専門の業者に相談しましょう!
・完全に詰まっている
雨樋が完全に詰まってしまった場合は、業者に詰まり抜きの工事をしてもらう必要があります。
また、2階部分の雨樋掃除は高所での作業になりますので、無理をせずに業者に依頼することをおすすめします。
・雨樋にズレが生じる
ゴミの重みや強い風を受けて雨樋の位置がズレてしまうことがあります。本来の位置からズレてしまうと水は正常に流れません。
そのまま放置すると建物が腐食し、家に影響が及んでしまうため早急に業者に依頼しましょう。
まとめ
雨樋はこまめな掃除によって、詰まりによる住宅への影響を防ぐことができます。
外壁や屋根など、見た目を左右する外観が気になりがちですが、雨樋はその外壁にも影響を及ぼしてしまう可能性があります。
台風が多くなる前に、大切な家を守るために雨樋の定期的な点検&掃除を行いましょう。