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2022年11月28日
下塗の重要性
塗装について調べたり、見積もりをもらった時に「下塗り」というワードを目にすると思います。下塗は外壁塗装にとって必要な工程です。塗装を検討中の方は本当に必要なの?と疑問に思うかもしれませんが、下塗りを行わなければ不具合が発生するリスクが増し、塗装工事がダメになってしまう場合もあります。
今回は下塗りの重要性についてご紹介していきたいと思います。
下塗りとは
外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの計3回塗装を行います。下地処理や高圧洗浄をした後、初めて外壁に塗料を塗ります。最初に行うのが下塗りです。下塗りは上塗り塗料と密着させることを目的としています。
役割
外壁と上塗り塗料を密着させる
前述したように、上塗り塗料には接着力がほとんどないため、そのまま外壁に塗ってしまうと剥がれてしまいます。下塗り塗料は外壁と上塗り塗料を密着させる、接着剤のような役割をしています。
塗料の吸い込みを防ぐ
下塗り塗料は、傷んだ外壁に上塗り塗料が吸い込まれるのを防ぐ役割をしています。ひびや割れなどがある外壁はスポンジのように塗料を吸い込んでしまい、塗料を塗った意味がなくなってしまいます。下塗りをしっかりしておくと、ムラがなく綺麗に仕上げることができます。
塗装の機能を向上
下塗り塗料にも様々な機能性を持つものがあります。防カビ、防錆、遮熱機能など環境に合わせた下塗り塗料を選ぶことで塗装の耐久性を底上げすることができます。
下塗りをしないと…
下塗りをせずに中塗り、上塗りを行ってしまうと色や艶を綺麗に出すことができず、ムラができ、見栄えが悪くなります。また、外壁との密着が弱いため、工事後早い段階で塗膜が剥がれたり、塗膜にひびが入ってしまいます。
下塗り塗料の種類
シーラー
シーラーとは接着する、覆い隠すといった英語”Seal”からきています。その名の通り、密着効果を高めるだけでなく、傷んだ下地材から塗料の吸収を防ぐ役割をする下塗り剤の傷みが激しい場合はシーラーを2回塗るなどすると、上塗り剤と確実に密着させることができます。
プライマー
シーラーとプライマーの違いは明確に決められてはいませんが、塗料メーカーによってはシーラーと同義で使用される場合があります。しかし、プライマーとして販売されている塗料の中には錆止め効果を持つものがあり、金属下地にはプライマーを使用することが一般的となっています。
フィラー
シーラーやプライマーはさらさらした液体の塗料ですが、フィラーはドロドロした材質の塗料になります。基本的に凹凸のある下地に用いられることが多く、表面の凹凸を滑らかにしたり、ひびが浮き出てこないように覆う役割があります。
まとめ
下塗りの重要性についてお分かりいただけたでしょうか。外壁の耐久性を保つためには下塗りが必要不可欠です。お家の下地材や劣化状況に合った下塗り剤を選定してもらい、下地処理や高圧洗浄を十分したうえでしっかりと下塗り塗装を行ってもらいましょう。
カテゴリ:塗装工事