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2023年4月17日
屋根にはどんな塗料が良いの?
屋根は最も劣化しやすく、常に紫外線や雨に晒されています。そのため、定期的に塗替えなどのメンテナンスを行うことが重要なのですが、どのような塗料がいいのか分からない方も多いと思います。
今回は屋根の塗料についてご紹介していきたいと思います。
塗料の役割と効果
屋根は外観を美しく保つだけではなく、住宅の機能を守る役割をしています。例えば、屋根の劣化を防ぐ、雨漏りを防ぐ、断熱機能や遮熱機能を高めるといった効果があります。
長期間屋根のメンテナンスをしないと屋根の基礎部分が劣化し、雨漏りを引き起こしたりメンテナンス飛揚が高額になってしまいます。
屋根材に合った塗料を選択
まずはご自宅の屋根に合った塗料を選択しましょう。屋根材に適していない塗料を選んでしまうと、短期間で剥がれなどが起きてしまう可能性もあるので、長持ちさせるためにも屋根材に合った塗料を選びましょう。
特に注意が必要なのは、塗装メンテナンスが必要な瓦屋根です。粘土瓦の塗装は不要ですが、瓦屋根でもモニエル瓦やセメント瓦などの塗装が必須になる屋根の場合、必ず専用の塗料で塗ってもらうようにしましょう。
屋根材に合っているかどうかは、塗料のパンフレットなどで確認することができます。
塗料の種類
アクリル塗料
塗料の中で最も安いのがアクリル塗料です。耐用年数は5~7年で比較的短く、紫外線に弱く、塗装してから3年程で塗膜が剥がれる場合があるため、注意が必要です。メンテナンス費用をできるだけ抑えたい方には最適な塗料です。
シリコン塗料
シリコン塗料は塗料の中で最も人気の塗料です。耐用年数は10~13年と長く、コストパフォーマンスに優れた塗料です。塗料を何にするか迷っている場合は、シリコン塗料にすることをおすすめします。
フッ素塗料
フッ素塗料は近年採用されるようになった塗料です。費用は高額ですが、耐用年数は15~18年ととても長く、メンテナンス周期も長くなります。フッ素性塗料は親水性があり、汚れやほこりを洗い流してくれる効果もあります。
無機塗料
無機塗料は従来の有機物に加えて無機物を配合させた塗料です。費用は高額ですが、耐用年数は20~25年とフッ素塗料より耐候性があります。無機塗料は防汚性にも優れ、表面に汚れが付きにくい性質があります。
そのため無機塗装の上から再塗装をしてもすぐに剥がれてしまうことがあります。塗料の寿命が来た場合でも再塗装ができないことがあるため、その点には注意が必要です。
塗料の機能の種類
遮熱機能
夏になると室内の温度が高くなり、お悩みの方もいらっしゃるかと思います。遮熱塗料は温度上昇の原因となる赤外線を反射し、塗膜や屋根の表面温度を抑制させる働きがあります。
屋根に塗布することで室内の温度上昇を抑制し、室内環境の向上とともに家材の熱劣化を防ぐことができます。
断熱機能
断熱塗料は熱や冷気の侵入を防ぎ、室内の温度を逃げにくくする効果があります。もともと谷年の断熱材が充実している場合は断熱塗料を塗布しても効果が感じられない場合があるので注意が必要です。
光触媒塗料
光触媒塗料とは、化学変化を起こす触媒を混ぜ、セルフクリーニング機能がある塗料のことです。太陽の光が当たると自浄作用を発揮するため、ほかの塗料に比べて汚れが付きにくい性質があります。お手入れにかかる費用を大幅に削減した例もあり、長期的なコストカットをしたい人におすすめです。
まとめ
屋根は外壁とは違い、常に紫外線や雨に晒されており、建物の中で最も劣化しやすい部分になります。そのため屋根用の塗料はできるだけ耐候性の高いものを選ぶことをおすすめします。