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2023年5月8日
雨樋のメンテナンス
雨樋の存在を普段から気にかけている方は少ないと思います。雨樋が壊れてしまうと雨水が垂れ流しになってしまい、住宅を傷めたり雨漏りの原因にもなります。
また、雨水が直接地面に落ちることで溝ができ、建物の基礎をダメにしてしまうことがあるため定期的な点検や補修が必要です。今回は雨樋の劣化状態や原因、メンテナンスについてご紹介していきたいと思います。
劣化原因
雨樋の詰まり
家の周りに木や植物がある方も多いと思います。落ち葉が雨樋に溜まって詰まってしまうと雨水が流れなくなり、雨漏りの原因になります。また、虫の死骸や砂、鳥の巣などが詰まる可能性もあります。
雨樋の傾斜
雨樋は雨水を流しやすくするため、水平ではなく少し傾いています。施工不良化その他の原因で傾斜が適切でなかったり、大きく歪んでしまっている場合、雨水がきちんと流れなくなります。
経年劣化
雨樋は基本的に雨風や紫外線にさらされており、雨水が大量に流れる部分なので簡単に壊れないようにできています。
そのため、割れやヒビ、色褪せがあったり、脚立をかけて曲がったり割れたりする場合は経年劣化が原因です。
メンテナンス
再塗装
とくに割れや歪みがなく、色褪せだけの場合は業者に再塗装を依頼しましょう。色褪せは紫外線による劣化が原因なので放置してしまうと将来的には割れてしまいます。まだ劣化症状が軽いうちに再塗装をすると長持ちさせることができます。
部品交換
雨樋を支える部品が外れていたり、壊れている場合は部品の交換をしましょう。壊れた部品をそのままにしていると雨樋を支えきれなくなり、雨樋の歪み・破損の原因にもなります。
そうなると雨樋自体を交換しなければいけなくなり、余計に費用がかさんでしまうので、部品の不具合がある場合は必ず交換を行いましょう。
注意点
ご自身で雨樋の点検を行う際の注意点をご紹介します。
雨樋を壊さないようにする
雨樋を点検・掃除する際は雨樋を壊さないようにしましょう。雨樋は耐久性こそ高いですが、強度はそれほど高くありません。雨樋に体重をかけたり、強くつかんでしまうと破損する恐れがあります。
高所作業は業者に依頼
雨樋は2階や3階といった高い位置に設置されており、高所作業になるため大変危険です。点検なら自分でできるだろうと思うかもしれませんが、雨樋を破損してしまう可能性もあります。
破損・転落事故を防ぐためにも雨樋の点検・修理は業者に依頼しましょう。また、業者に依頼すると破損個所があればすぐに修理を行ってもらえるというメリットもあります。
雨樋の点検を行ってくれる業者
雨樋修理専門の業者というのは存在しません。基本的には屋根工事に対応できる業者が候補になります。雨樋の点検を受けてくれる業者は以下の通りです。
・リフォーム会社
・工務店
・建築板金業者
・瓦業者
まとめ
雨樋は雨水から住宅を守る役割があるため、排水機能を維持する必要があります。大切なお住まいを長く綺麗に保つためには定期的なメンテナンス・修理を心掛けましょう。
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