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2023年10月2日

防水工事は必要?

「外壁塗装と同時に防水工事を勧められたが、防水工事って本当に必要?」そんなお困りの声をよく耳にします。外壁塗装などのメンテナンスは美観や耐久性維持の目的で必要なものと理解はできますが、ベランダ・バルコニー、屋上などの防水工事となると、本当に必要か不安になりますよね。

「防水工事をする必要はないのに、見積書に書かれているのでは?」「本当に今、防水工事をしないとだめなの?何年か先でよいのでは?」という皆様の疑問やご不安を解決します。

防水工事と外壁塗装を同時にする理由

ベランダの防水機能が発揮できる期間は、一般的なものだと5~10年が平均です。外壁塗装も、一般的に10年程度が塗替えの目安となります。ベランダの防水工事は、5年に一度行うのが理想的です。

外壁塗装の寿命が10年だとすると、5年に一度防水工事を行えば、2回に1回は同時に工事を行うことができます。外壁塗装と防水工事をバラバラに行うと何度も業者に工事を依頼する必要があり、時間と手間がかかる他、費用の負担も大きくなります。

そのため外壁塗装と防水工事を同時期に行うと、工事を一度に終わらせることができ、時間と手間を最小限に抑えることができます。

防水塗装の重要性

水は住宅を劣化させる原因の一つです。木造建築の場合は、家を形作っている柱や梁を腐食します。これにより、家全体の耐久性や強度が減少してしまいます。家の壁には断熱材も含まれおり、水の侵入により断熱材が劣化する可能性が高くなります。

また、コンクリート製の建物でも雨により腐食が生じます。コンクリートが剥がれ、鉄骨に錆やカビが生じます。これらも建物の耐久性を低下させる原因となります。

家を支える柱が傷むと地震や台風があった場合、家が倒壊する危険性が高くなります。建物に長く住むには「水」による劣化を防ぐ防水工事はかなり重要です。

防水工事の目安

雨漏りを防ぐためには、適切なタイミングでメンテナンスを実施しなければなりません。そのためには、劣化が進行しているサインを見逃さないことが重要になります。以下のような症状がある場合は防水工事を検討しましょう。

・防水塗装のひび割れ・剥がれ

・コケやカビの繁殖

・雨水がたまる

・手摺などの劣化

・ベランダ下の雨染み

防水塗装の種類

ベランダなどで施されている防水構造を大きく分けると、

・シートを使って防水層を作るもの…シート防水工法、アスファルト防水工法

・塗料で防水層を作るもの…ウレタン防水工法、FRP防水工法

があります。ベランダの特徴や劣化症状により、推奨される防水工法が違うので、工事価格を安くしたい、確実に防水したい、などというご要望がある場合は、施工業者としっかり話し合いましょう。

防水工事のDIYはおすすめできない

ご自身で防水工事を行おうとお考えの方がいらっしゃるかもしれませんが、それはおすすめできません。防水塗装は工務店や塗装業者ですら対応していないことがあり、防水工事の工法によって業者も細分化されているほど、専門性の高い分野になります。

失敗すると即雨漏りに繋がるリスクがあり、建物に大打撃を与えてしまう可能性があるため、ご自身でのDIYはやめておきましょう。

まとめ

ベランダやバルコニーは外壁や屋根に比べると、点検や劣化を見落としがちな箇所ですが、雨や紫外線に晒されている屋外設備です。そのため定期的な点検を行わなければ、建物の耐久性低下につながる様々な劣化症状を引き起こしかねません。

塗装工事や防水工事などのメンテナンスは、雨漏りや木部の腐食を未然に防ぎ、家を長持ちさせるために重要な工事です。

カテゴリ:防水

ブログ執筆者:プラニング・K

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