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2024年2月29日
ガルバリウム鋼板とは ~メリット・デメリット~
金属系サイディングの一つであるガルバリウム鋼板は、近年は外壁や屋根に使用されていることが多くなりました。ガルバリウム鋼板は耐久年数が長い、金属素材でありながら錆びないといった魅力があります。
今回はガルバリウム鋼板についてご紹介していきたいと思います。
ガルバリウム鋼板とは
ガルバリウム鋼板の鋼板とは鉄がベースの合金の板のことで、ガルバリウム鋼板はその鉄合金の板に金属メッキ加工を施したものです。
このメッキは少し特殊なもので、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、ケイ素(シリコン)1.6%の比率でできています。
シンプルモダンな印象と独特のデザイン性で、近年ガルバリウム鋼板を使用した住宅や建物が増えてきています。
メリット・デメリット
〇メリット ×デメリット
・錆びにくい ・メンテナンスコストがやや高い
・耐久性が高い ・断熱性が低い
・耐震性が高い ・遮音性が低い
・デザイン性が高い
・耐熱性が高い
メンテナンス
同じガルバリウム鋼板を使用しても住む環境や気候によっても違いが生じます。屋根や外壁塗装は単に色を塗り替えるという目的以外に、外的環境から住宅を守るための塗膜を作るということも含まれています。
経年劣化により塗膜は剥がれてしまいます。剥がれが生じると、ガルバリウム鋼板自体に錆びや色あせが起こります。そのため、10~15年周期で定期的なメンテナンスは必要です。
劣化症状
ガルバリウム鋼板は以下のような劣化症状があります。
・サビの発生
・シーリングのひび割れ、痩せ
・色褪せ、傷
・チョーキング
「自分で劣化症状を確認したが分からない」、「屋根がガルバリウム鋼板でできているが、高所のため確認できない」といった場合には、業者に見てもらうことをおすすめします。高所に上がることは非常に危険なため、絶対にやめてください。
相場
外壁塗装の相場は約80万~120万円です。屋根や外壁塗装では高所での作業を伴うため、足場の仮設が必須になります。
ガルバリウム鋼板は表面に凹凸があるものが多く、熟練した職人の技術が必要です。材質の特性上合わない塗料もあるので使用する塗料選びも重要です。
まとめ
ガルバリウム鋼板にもメリット、デメリットはあります。そんな中でそれぞれの特徴をしっかりとおさえておきましょう。
耐用年数で選ぶのか、耐熱性で選ぶのか、デザインを重視するのか。なかなか悩むところです。
専門業者に相談し、あなたがもっとも重視する性能を備える素材を選びましょう。