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2024年4月15日

屋根塗装をしないとどうなるの?

屋根は定期的に塗装をしなければいけません。足場を組む必要があるため、敬遠されがちな工事ですが、瓦屋根以外のほとんどの住宅は塗替えが必要になります。

今回は、屋根塗装をしないとどうなるのか、定期的なメンテナンスについてご紹介いたします。

屋根塗装をしないと起こるリスク

屋根塗装の目安である約8年が経った屋根は、水を含みやすくなったり、汚れやすくなったりと、その保護機能が段々と低下していきます。

屋根材の寿命が縮まる

適切な時期に塗り替えを行わないと、スレートなどの屋根材そのものが傷んでしまう可能性があります。

定期的に塗装を行わない場合、塗膜が劣化したまま、屋根材は風雨や紫外線を受けることになります。

そうなると屋根材自体が傷む原因となり、欠けやすくなったり屋根材自体が水を含むようになると気温差により反りあがってしまうこともあり、結果的に屋根材の寿命を縮めることになります。

雨漏りの発生

屋根材が痛むと、そこから雨水が屋根に入ってしまい、雨漏りの原因となってしまいます。

屋根材の下には通常防水シートが張られているため、屋根材が取れるとすぐ雨漏りになるかというとそこまでではありません。

しかし、板状の屋根材と違い、防水シートの耐久性は高くないため、放っておくと雨漏りに繋がります。

また雨漏りは住宅の躯体や壁内に湿気を滞留させるため、建物全体の劣化へと繋がってしまいます。

美観を損なう

定期的にメンテナンスを行っていないと、屋根も色あせや汚れ、コケ、カビ等が目立ってしまいます。

特に北面の屋根表面は日が当たりにくく、常に湿気た状態になりますのでコケの発生も確認できます。

家の外観は他人の目にも触れてしまうので、屋根の状態だけで家全体のメンテナンスが行き届いていない印象を与えてしまいます。

落下

劣化した屋根材が落下し家族や通行人にケガをさせてしまう可能性があります。

最近の屋根材は重たいものは少ないので、大きな事故には繋がりにくいですが、油断はできません。

メンテナンスの時期

屋根のメンテナンスは一般的に新築から10年が目安とされています。不具合がないのに10年毎に足場を組んでの屋根の塗装メンテナンスを行うのは、コスト面でも負担が大きく感じます。

そのため、まずは異常がないか確認したうえでメンテナンスを検討するのが良いでしょう。

ただ、こまめなメンテナンスを行っていれば、屋根材の寿命が長くなるため、葺き替えなどの大がかりな工事を先延ばしにすることができます。

こういったことも含めて考えると、雨漏りなどの不具合が出てから対処するよりも、こまめにメンテナンスを行う方が、トータルで考えるとコストダウンになります。

塗装を必要としない屋根

中には塗装を必要としない屋根も存在します。日本特有の粘土瓦は塗装する必要がありません。

粘土を焼き固めた粘土瓦は、耐水性・防水性に優れ、50年以上の耐用年数を誇ります。 ただし、瓦の隙間を埋める漆喰は10年に一度くらいのペースで詰め直した方が良いでしょう。

また、屋根材が割れていたり反っていたりする場合は、屋根塗装だけでは修繕できません。 屋根の種類によりますが、新しい屋根材と交換する「葺き替え」などの工事が必要です。

費用相場

実際の屋根面積や使用する塗料、劣化具合によって金額が異なりますが、屋根塗装にかかる費用相場は約40~60万円になります。また、屋根塗装をする際は、外壁塗装を行うことをおすすめします。

まとめ

スレートや金属屋根などに防水性と耐候性の機能を持たせるためには塗装は必須です。定期的な塗り替えを行うことで、屋根材の寿命を延ばすことができ、家全体の寿命を延ばすことにもつながります。

まずは今のおうちがどんな状態なのかをしっかり知ったうえで、今後のメンテナンスを検討するのがよいでしょう。

カテゴリ:屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

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