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2024年10月24日
2回目以降の外壁塗装でのポイント
2回目、3回目の外壁塗装を検討中の方、いらっしゃいませんか?2回目以降の塗装工事の際には、前回の外壁塗装の際にどの塗料を使用して塗り替えたかも重要になってきます。
また、1回目と2回目以降の外壁塗装は、新築から経過している時間がちがってくるため、外壁塗装の費用や工事で使用する塗料が大きく違ってくることがあります。
今回は2回目以降の外壁塗装のポイントをご紹介していきます。
1回目と2回目の外壁塗装の違い
2回目の塗装となると、築年数も20年を超えていることが大半です。そうすると、様々な劣化症状が起きていてもおかしくありません。
そのため、2回目以降は塗装の費用や手間がかかります。費用が高くてもしっかり補修するのが重要になってくるのです。
2回目以降の外壁塗装のポイント
・費用が高くなる可能性がある
1回目の塗装工事では、塗料の費用がわかっていれば工事費用についてはだいたい検討がつくと思います。
しかし、2回目以降の塗装工事では思わぬ劣化が発生することもあるため、1回目よりも工事範囲が増えて工事費用が高くなる可能性があります。
また、下地まで傷んでいると下地処理や下塗りの工程が増えるケースもあるため、コストが上がる原因になります。
そのため、1回目の時より工程や工事が増える可能性があるということを理解しておきましょう。
・塗料との相性
2回目の塗装工事では、前回よりも高性能な塗料を選びたいという方もいるのではないでしょうか。
塗料のグレードが上がればメンテナンスの頻度を少なくすることができるため、トータルコストを抑えることができます。
ただし、塗料には相性があるため、相性の悪い塗料を塗るとすぐに剥がれたり膨れたりする可能性があります。
たとえば前回使用した水性塗料の上に、新たに溶剤系塗料(油性塗料)を塗り重ねると、溶剤(シンナーなど)が水性塗膜を侵して膨れやしわが発生してしまう恐れがあります。
2回目の外壁塗装の際はすでに古い塗膜が劣化しているため、あまり影響はないかもしれませんが、少しでも剥がれにくい塗膜にするためには塗料に相性があることを把握しておきましょう。
塗装が行わないほうが良い場合もある
住宅が著しく劣化している場合は塗装を行わないほうが良いこともあります。
外壁材の吸水が著しく、ボロボロと剥がれてしまう、爆裂や凍害によって更に剥がれる可能性が考えられる、透湿防水シートの経年劣化による外壁からの雨漏りを発生している、などの劣化症状がある場合は2回目の外壁塗装は行わず、根本的な問題を改善してから再度メンテナンスを行っていきましょう。
2回目の塗装が必要な時期
2回目以降の外壁塗装が必要な時期は、前回の外壁塗装で使用した塗料の種類や施工品質、立地条件、周辺環境、住まいの耐久性などによって異なります。
耐久性の高いフッ素塗料を使って塗装した場合には15~20年後、シリコン塗料の場合は10~13年後が一般的な外壁塗装の時期の目安とされています。
また建物の立地条件や周辺環境によっても塗膜の劣化速度が変わってくるので、以下のような劣化症状が現われたら外壁塗装を検討しましょう。
・外壁のひび割れ
・塗膜の膨れ
・コーキングのひび割れ
・チョーキング
・外壁、屋根の色褪せ
・コケの付着
まとめ
2回目以降の外壁塗装をご検討中ということは、お住まいへのダメージは確実に蓄積されています。
サイディングの張り替えやモルタル外壁の塗り直し等、1回目の外壁塗装よりも補修する箇所が増え、費用がかかってしまう可能性があります。
しかし、ご自宅を見直す良い機会でもあるので、少しでも劣化症状を確認したら、外壁塗装を検討しましょう。
カテゴリ:塗装工事