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2024年11月25日
塗料は調色できる?
外壁塗装には、防水・撥水といった機能性を向上させる効果だけでなく、外見を綺麗にするという目的もあります。
せっかく高いお金を払って外壁塗装をするなら、お気に入りの色にしたいですよね。そこで今回は、好みの色を作るために不可欠な「調色」についてご紹介していきます。
調色できる?
調色とは「色を混ぜ合わせて、好みの色を作ること」です。外壁塗装では、メーカーが販売している塗料をそのまま使用することがほとんどで、原則として塗装職人が色を調合して作ることはありません。
外壁塗装などの広い面積を塗る場合は、塗料も沢山の量が必要なので、大量のペンキを、色を現場で調合して、均一な色に作ることは、現実問題としてできないからです。
また、色見本帳には何百種類ものカラー色があって、その番号ごとに、塗料メーカーの会社が色塗料を作っているので、塗装職人が色を調合して作る必要がありません。
調色のメリット・デメリット
メリット
・好みの濃さや淡さの色にできる
・差し色にオリジナルの色を入れられる
デメリット
・販売している塗料よりコストがかかる
・思った通りの色にならない可能性がある(限界色)
限界色
塗料によっては色見本通りの色が出ない場合があります。塗料の種類や色の濃さなどにもよりますが、限界色といって色見本よりも明るい色になって仕上がる場合があります。
また、現在の現場では水性塗料の使用が主流になっているため、水性で濃い色の色出しを行うのはとても難しいです。
思った色にならなかった場合
限界色ではどうしても納得がいかない方もいらっしゃいます。その場合には、別の色にするか、業者に相談して似た色を探すという方法もあります。
また、おすすめではありませんが、水性塗料ではなく油性塗料を使用するという方法もあります。油性塗料は水性塗料よりも濃い色を作ることができます。
しかし、近年では環境問題やお隣へのニオイの影響などを考えて、油性塗料は避けられる傾向になっているため、慎重に検討しましょう。
色の決め方
どのような色で塗装をしたいか、以下の点に気を付けて決めると良いでしょう。
・自然に近い色を選ぶ
派手な色、奇抜な色、個性的な色を選びたい方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に家の色は落ち着いた色にしておいた方が無難です。周りの風景に溶け込むことができ、悪目立ちしません。
・近隣や街並みを見回る
近くの家の外壁を見て、自分の家を塗ったときに違和感がないような調和のとれた色にする必要があります。
また、その他にも家があるところが住宅街か、商店街か、などによって左右されがちなので、近隣だけではなく、街並み全てをじっくり散歩するなどして見回りながら、どういう色にするか考えると良いでしょう。
まとめ
外壁塗料はメーカーが販売している塗料の中から選ぶことがほとんどで、調色は原則できません。どうしても、という場合は業者とよく相談するようにしましょう。
また、色決めも周辺の環境や自然に近い色などを選ぶとうまくいきます。ポイントを抑えながら、納得のいく外壁塗装を行いましょう。
カテゴリ:塗装工事