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2024年12月16日

ベランダが劣化してきた!どうしたらいいの?

ご自宅のベランダのひび割れや水たまり、手すり部分がサビなど気になる劣化症状が出てきてどうしたらいいのか困っている方もいらっしゃるかと思います。

その場合は防水工事が必要になり、劣化症状を放置してしまうと後々大変なことになります。

今回はベランダの劣化症状や防水工事がどのように行われるのかご紹介していきたいと思います。

ベランダの劣化症状

ひび割れ

長年紫外線や風雨に晒されることでひび割れが発生します。まずトップコートが固くなってひび割れ、さらに進行すると防水層まで固くなり、ひびが入ってしまいます。

防水層の浮き

下地と防水層の間に入り込んでしまった水分が、蒸発することで防水層が浮いてきます。

部分的に浮いている場合は、部分的に防水層を補修し、トップコートを塗り替えます。範囲が広い場合は、防水層全体の補修が必要となります。

水たまり

排水溝のつまりや防水層の劣化が激しくなると、ベランダに水溜りが発生するようになります。

普通なら雨水が溜まらないような部分に水溜りがあるなら、防水層に何らかの不具合が発生している証拠となります。

コケやカビ、植物の繁殖

コケや藻、草が生えてきたら劣化のサインです。バルコニーは日陰になる部分が多くコケが生えやすいです。

植物は根を張るため注意が必要です。また雨水が抜けずに溜まっている可能性もあります。

ベランダの劣化は雨漏りを引き起こす可能性がある

屋外にあるベランダは常に雨と紫外線のダメージが蓄積されます。ベランダの劣化を放置すると、雨水のダメージによってさらに劣化が進行し、外壁内部や室内への雨漏りを引き起こすようになります。

屋根と違い人が出入りすることが多いベランダの床は、あまり傾斜が付けられないためもともと水はけがあまり良くありません。

ベランダ床面が劣化したり排水溝周りに異物が溜まったりして水はけが悪くなると、次第に雨水が長期間床に溜まるようになります。そうなると水分が逃げにくくなり、雨漏りへと繋がります。

ベランダ防水の種類

・ウレタン防水

ウレタン防水とは、ウレタン樹脂という液体の防水材を塗布し乾燥させて防水層を作る塗膜防水のことです。

既存防水層の上に付帯設備が設置されている複雑な形状に対応できます。耐用年数は10~15年となります。

・FRP防水

FRP防水とは、液体のポリエステル樹脂に硬化剤を加えてガラス繊維などで補強・一体化した塗膜防水です。

耐衝撃性・耐摩耗性に優れて軽量であるといった特徴があります。耐用年数は10~15年となります。

・シート防水

シート防水は、防水シートを敷き詰める工法です。シート防水には複数の種類がありますが、住宅のベランダに使用されることが多いのは「塩ビシート防水」です。

塩化ビニールシートは耐久性・耐摩耗性が高く、最低限の下地処理で施工が可能なため、短い工期で完成します。

ウレタン防水の手順

①高圧洗浄

下地が平滑でキレイになるよう、高圧洗浄機で汚れを落としていきます。

②下塗り

下塗りを行うことで、ウレタン防水が下地に吸収されるのを防ぎ、密着性を高めます。

③中塗り、上塗り

コテやローラーを使用し、ウレタン防水を塗布します。中塗りが乾いたら、同じ工程で上塗りをします。

④トップコート

最後に、紫外線などから防水層を守るトップコートを塗布して完成です。

まとめ

ベランダが劣化してきても、「少々の傷みだから」といって放置していると、雨漏り発生の原因となり、のちのち大きな工事をしなければならない可能性も出てきます。

劣化や気になることがあれば小さなうちに相談、修繕しておきましょう。

カテゴリ:防水

ブログ執筆者:プラニング・K

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