ブログ
2025年2月20日
外壁と付帯部の相性を考えた塗装
外壁や屋根の色選びはついつい時間が掛かってしまっても、雨樋や破風などの付帯部はサクッと決めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
付帯部は住宅のアクセントにもなります。外壁色や屋根色とのバランスを考えながら決めないと、調和がとれず失敗と感じてしまうことも。
そこで今回は、外壁と付帯部の相性が良い色選びについて、ご紹介していきます。

付帯部ってなに?
まず、外壁塗装の付帯部とは何かをご説明します。雨樋や軒天など、屋根や外壁以外の塗装部位を「付帯部」と呼んでいます。お住まいは屋根や外壁だけでなく、沢山が合わせられてできています。
具体的な付帯部を挙げると、雨樋、雨戸、シャッターボックス、軒天井、鼻隠し、破風板、笠木、水切り、霧除け庇、換気フード、玄関ドア、ポストなどがあります。
付帯部の色選びのポイント
外壁や屋根との相性を考える

タイトルの通り、付帯部の色は外壁や屋根など他の部分とのバランスを考える必要があります。
たとえば、外壁が白や明るい色の場合、付帯部には黒やグレーなどの落ち着いた色を取り入れると全体のバランスが整えられます。屋根が濃い色であれば、逆に付帯部には明るい色を選ぶと全体が重たくならずスッキリとした印象にもできます。
また、付帯部の素材によって塗装できないものもあるので、外壁や屋根の色を大きく変える場合は、塗装できない箇所との色の相性を考えながら色選びを行いましょう。
2~3色にまとめる
雨樋・破風・幕板など、付帯部には様々な塗装箇所があります。付帯部すべて違った色を選んでしまうと、統一感がなく落ち着きがない印象になってしまいます。
軒天の色は外壁に合わせるなど、全体のまとまりを考えながら、2~3色でまとめるのが理想です。違和感がある場合は、いくつかの付帯部を外壁や屋根と同じ色にすると、全体のバランスを取ることができます。
アクセントカラーを取り入れる
付帯部をアクセントカラーとして使うと、外観にメリハリが生まれ住まいに個性がでます。特に、外壁や屋根がシンプルな色の場合、付帯部に鮮やかな色を取り入れると他の家にはないおしゃれな印象になりやすいです。
また、玄関扉や窓枠に赤や青などのビビッドな色を使うと、建物全体が引き締まりインパクトのあるデザインにもできます。付帯部をアクセントにすると、おしゃれでオリジナリティを持った建物に仕上げられるでしょう。
付帯部の人気色

どんな外壁の色でも似合う、白、黒、ブラウンは人気です。黒や紺などの濃色の外壁色を選ぶ方は、白の付帯部塗装が人気です。
ベージュやグレーなどの淡い外壁色を選ぶ方は、黒や茶色の付帯部塗装が人気となっています。
最終的には好みになりますが、濃い色の外壁であれば白の付帯部塗装で建物全体を明るい印象に、淡い色の外壁であれば黒や茶色の 付帯部塗装で建物全体を引き締めるのがおすすめです。
付帯部ごとの色の選び方
雨樋

雨樋は、屋根に降った雨水を地面に排水するためのパーツです。
色選びでは、外壁や屋根と調和させる同系色を選ぶと雨樋が目立たず、全体がスッキリとした印象になります。
軒天

軒天は屋根の裏側にあたる部分で、屋根の延長線上にある天井部分です。
軒天を白やクリーム色など明るい色にすると、軒下が暗くならず家全体が明るく感じられます。
特に外壁や屋根が濃い色の場合、軒天を明るい色にすると全体のバランスが取りやすく、開放感がでます。
庇

庇は窓や玄関の上に設置される屋根状の構造で、雨や日差しから窓やドアを守るための部分です。
庇の色を窓枠や玄関ドアと合わせると、全体に統一感が生まれます。
また、アクセントカラーにすると窓や玄関を引き立て、デザイン性の高い外観にすることもできます。
雨戸

雨戸の色は外壁やサッシと調和させるのが大切です。
外壁と同じ色にすると目立たない控えめなデザインに仕上がり、建物全体がスッキリとした印象になります。
サッシと合わせる場合、濃い色を選ぶと窓周りが引き締まり、モダンな外観にすることができます。
まとめ
建物全体のイメージ作りに重要な付帯部塗装ですが、外壁に合わせた色を選ぶと間違いありません。塗装は1度塗ってしまうとやり直しが難しい作業です。「この外壁色と合う付帯部の色は何かな」などとお悩みの際は、お気軽のご相談ください。
カテゴリ:塗装工事