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2025年3月6日
雨漏りの修理は自分でできる?
雨漏りが発生したら、自分でどうにか修理できないかと考えますよね。雨漏りを見つけたらまずは応急処置を行い、雨の侵入を防ぐ必要があります。
今回は、雨漏りが発生する原因や放置した際の二次被害、すぐに自分でできる応急処置をご紹介していきます。

雨漏りが発生しやすい箇所
屋根

屋根の雨漏りの原因は、屋根材や防水シートの経年劣化です。屋根は紫外線や雨風の影響を受けやすく、雨漏りが発生しやすい箇所の1つです。
大雨や台風によってひび割れが発生し、雨漏りが起きる場合もあります。
天井から水が落ちてくる雨漏りは、屋根が原因である可能性が高いです。
外壁

外壁も、屋根と同様に屋外で雨風や紫外線に晒されているため、経年劣化でひび割れが起こり、そこから雨漏りが発生します。
また、シーリング材の劣化や外壁塗装のはがれ、施工不良などでも雨漏りが発生します。
窓

意外と多いのが窓からの雨漏りです。窓枠の隙間を埋めているコーキング剤が劣化したり、地震によって窓と窓枠にズレができたりすると、雨漏りが発生します。
窓まわりが濡れていたり、カビが発生していれば、窓から雨漏りしている可能性が高いです。
ベランダ

経年劣化によって防水シートや防水塗装にヒビが入ってしまい、ベランダの雨漏りが発生します。
ベランダの防水加工の耐用年数は5年と短い一方で、頻繁にリフォームする場所ではないため、雨漏りが発生しやすい場所です。
雨漏りを放置した際の二次災害
・カビやダニの健康被害
カビは湿った空間を好むため、雨水によって濡れた壁や天井に発生しやすくなります。さらに、カビはダニの餌となるため、ダニの発生も引き起こしてしまいます。
シックハウス症候群やアレルギー症状を引き起こす原因になるリスクがあり、健康被害が出る恐れがあります。
腐食やシロアリによる耐震性の低下
シロアリは湿った木材を好むため、雨漏りで湿った柱や基礎などの主要構造部材をシロアリが食べてしまいます。
また、湿気は木材を腐らせる原因です。長年シロアリや湿気をそのままにしておくと、建物の耐震性が低くなってしまいます。
大地震でなくても倒壊する恐れが出てくるため、雨漏りを放置すると危険です。

雨漏りは自分で修理できる?

結論から申し上げますと、雨漏りをご自身で修理することは難しいです。
業者でも、かなり安全に配慮して修理を行うため、素人が屋根や外壁に登ることは、危険を伴います。
また、修理には専門的な知識も必要になり、仮にご自身で修理したとしてもすぐに雨漏りが再発してしまった…ということになりかねません。
応急処置
応急措置として、雨漏りをしている箇所に、コーキングなどで穴をふさぐ方法があります。雨漏りを一時的に止めることはできますが、あくまでも応急措置に過ぎません。
雨漏りの出口だけを塞いでも、雨水の侵入自体を止められるわけではなく、その後別の箇所から雨漏りしたり、家の内部の腐食が早まるだけで、おそらく解決にはならないでしょう。
ご自身で雨漏りを応急措置した後は、必ず業者に依頼し、雨漏りしている箇所の追求と修理依頼を強く推奨します。
まとめ
雨漏りの修理をご自身でやるのはとても難しく、危険です。雨漏り修理は必ず業者に依頼をしましょう。
また、雨漏りの症状がなくても定期的に点検を受けましょう。そうすることで、雨漏りをはじめ、ご自宅の修理する箇所を早期発見でき、ご自宅を長く綺麗に保つことができます。

カテゴリ:防水