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2020年5月18日
失敗しないための屋根の色選びのポイント!
初めての屋根・外壁塗装リフォームは色選びに迷ってしまうものです。新築で建てた時と同じ系の色にするか、まったく違う色を選んで、外見をイメージチェンジするか悩みます。
建物の印象は外壁と屋根の色の組み合わせで大きく異なり、屋根の色を選ぶ際は屋根の形状や外壁の色に注意して選ぶことがポイントになります。
今回は屋根の色選びのポイントを紹介します。
屋根の色選びのポイント
色の面積効果
色の面積効果とは、同じ色でも面積によって違う見え方をする現象です。
明るい色は面積が大きくなるほど鮮やかに見えて、暗い色は面積が大きくなるほど暗く見えます。
小さな色見本で見た色は面積効果によって、実際に塗ってみると違った色に見えたりすることがあります。
そんな失敗がないように、明るい色を選ぶ場合は1トーン暗く、暗い色を選ぶ場合は1トーン明るくするとイメージ通りに仕上がるでしょう。
外壁の色やサッシの色とのバランス
外壁の色やサッシの色と調和する色を選びましょう。
同系色の濃淡にすると調和がとれ綺麗にまとまります。
屋根の色は外壁より濃い色を選ぶことで家全体が締まった印象になり、屋根の色を外壁より薄くすると逆に軽い感じになります。
周囲との調和
近隣、周囲との調和がとれた配色が大切です。
好きな色だからと周囲との調和を考えずに塗ってしまうと、変に目立った家になってしまいます。
屋根の形状と色との関係
折板屋根は軽くて強度があり、低コストという点から近年は一般の木造住宅にも広く採用されています。しかし金属屋根は熱伝導率が高く表面温度が高温になり、薄い素材のため室内にも温度が伝わりやすくなります。
そこで金属屋根の場合は遮熱性の高い色を選ぶことがポイントになります。
最も遮熱性の高い色は白です。白に近い色ほど明度が高くなり遮熱性は高くなります。白色が遮熱性が高いことはわかりましたが、なかなか屋根に白色の塗料を選ぶ方は少ないでしょう。そこで遮熱塗料を選び、ブラック系カラーを
採用される方も多いです。一般的な塗料と比べると遮熱塗料は60%以上の日射反射率を有しているので、安心してイメージ通りの色を選びましょう。
イメージ通りの仕上りになるために
色の見え方の変化を知る
面積効果で色の見え方が変わることは紹介しましたが、その他にも晴れた日と曇った日では違った色に見えますし、見る人の年齢や健康、心理状態によっても色の見え方は違ってきます。このようなことからイメージする色を的確に他人に伝えることは難しいのです。施工業者にイメージする色を伝える際は、イメージする色の塗装をしている建物を業者に見てもらうのが伝わりやすくてよいでしょう。
カラーシュミレーションを活用する
塗料メーカーのホームページでは、カラーシュミレーションができるようになっています。ただ、使用するパソコン機器により表現できる色域が異なるため、仕上りの色と全く同じというわけにはいきません。だいたいのイメージを確認するのには役立つ機能といえます。
まとめ
イメージした外観にすることは、とても大切なことです。イメージと違う仕上りになってしまうと次回の塗装周期まで、何か納得ができてない気持ちで日々を過ごさなければなりません。そのようなことがないように、妥協して色を選ぶことなく、しっかり業者と打合せの時間を設けましょう。
プラニング・Kでは外壁・屋根の無料診断を行っています。困ったことやお悩みなど、お気軽にお問合せください。
カテゴリ:屋根