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2020年5月19日
水性塗料のメリットとデメリット
外壁・屋根塗装工事に使用される塗料は、近年では水性塗料が多く採用されています。臭いは気にならないけれど、耐久性が油性塗料に比べて劣るといわれています。本当にそうなのでしょうか?
今回は水性塗料の特徴、メリット、デメリットについて、ご紹介します。
そもそも水性塗料とは?
水性塗料とは溶媒に水を使用した塗料のことです。
溶媒とは、顔料成分や樹脂成分が溶け込んだ液体のことで、塗料中の溶媒は時間とともに蒸発します。
溶媒にシンナーなどの有機溶剤を使用したものを油性塗料、水を使用したものを水性塗料といいます。
水性塗料は臭いがきつくなく、扱いやすい塗料です。
特に家庭に小さな子供やペットがいる家の塗り替えでは水性塗料が選ばれています。
水性塗料の特徴、メリット、デメリット
臭い
水性塗料は油性塗料のようなシンナー臭はありません。そのためご近所に不快な臭いの影響を与えることがなく、密集した住宅の多い場面で役に立つ塗料といえます。
耐久性
性能面では油性塗料に劣っているといわれていましたが、水性塗料の性能が進化をして耐久性についても油性塗料に劣らないようになりました。
現在は、油性塗料に比べて水性塗料の耐久性が低いということはないといっていいでしょう。
安全性
油性塗料は必ずVOCを含み、水性塗料はそれが少なく安全な塗料といえます。水性塗料は環境や人の健康に対して、大変優れている塗料といえます。
※VOC:揮発性有機化合物。光化学スモッグやシックハウス症候群の原因物質
乾燥
水性塗料は気温が5℃以下では乾燥が遅くなります。タイトな日程での塗装には向きません。
一方油性塗料は、気温や湿度の影響を受けにくく時間をかけにくい場合は油性塗料が適しているといえます。
また、冬場に行う塗装の寒冷地では水性塗料の乾燥が進まないことが考えられますので、油性塗料を使用した方が良いでしょう。
水性塗料の種類
外壁におすすめ
キクスイ ロイヤルシリコン
紫外線による劣化を抑える独自のトリプルブロックシステムにより、抜群の耐候性。
親水性塗膜により汚れが付着しても雨水で流され長期に渡り美しい外観を維持。
水系塗料で高い光沢感を実現。
水系ファインコートフッ素
酸性雨や紫外線などの外的劣化要因に耐性が良く、長期にわたり塗膜劣化を抑える。
親水性塗膜により汚れが付着しても雨水で流され長期に渡り美しい外観を維持。
透湿性に優れ、塗膜が湿気を放湿し結露を防ぐ。
屋根におすすめ
キクスイ ロイヤルベストW
コロニアル、カラーベスト、スレート屋根に適用
外壁塗料以上に紫外線に強い樹脂を使用。
ワンランク上の優れた耐久性。
まとめ
水性塗料のご紹介、いかがでしたか?油性塗料と比べると乾燥時間の面では少し劣りますが、その他の性能ではほぼ変わりがありません。環境や人体への影響が少なく安心して使用できる塗料ですね。
外壁・屋根塗装リフォームの際は水性塗料を希望していることを業者に伝え、お家の屋根・外壁に最適な塗料を選択しましょう。プラニング・Kでは電話相談・オンライン相談を受付しています。お気軽にご相談ください。