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2020年6月23日
雨の日の塗装は避けよう
そろそろ外壁の塗替えを検討中の皆さんは、雨が多くなるなるこの時期の塗装って大丈夫なのかなぁ?と考えられているでしょう。雨の日が多くなると塗装が途中で中断したり、工事が予定より延びたりすることがあります。
また、塗料の品質が雨により低下することもあり、本来の耐久性を持った塗膜が形成されなくなる心配も出てきます。
今回は、雨の多い時期に外壁塗装を行う際の注意点とポイントを見ていきましょう。
雨の多い時期に外壁塗装を行う注意点とポイント
雨による影響
雨は、外壁や屋根塗装の塗膜硬化に悪影響を与えます。外壁や屋根に塗る塗料は乾ききっていないところに雨が当たると、溶けだしてしまいます。雨で溶けだしてしまった部分は塗りムラになってしまい、再塗装をしなければなりません。
塗料は水分の影響を受けやすく、真水で薄めて使う水性塗料も希釈率を誤ると品質が落ちてしまうといわれます。
雨で薄まった塗料は塗膜の剥がれや膨れ、浮きなど様々な施工不良を起こし塗料本来の強度を維持することができません。
多湿による影響
塗料には、施工環境が定められていて、基本的に湿度85%以上、気温5度以下の環境では塗料が十分乾燥できなくなるため、塗料メーカーで塗装を避けるように指示しています。
雨の日は湿度が85%を上回ることが多くあります。
湿気が多いと空気中の水分が、塗料の硬化を阻害し施工品質を落としてしまいます。
塗装前には、塗装が可能かどうか湿度条件を確認することが重要です。
長期間の工事中断を想定しておく
雨の多い時期に、最も気にかかることが工事が中断してしまうことです。
工事が何日も中断してしまうと、家は足場や養生シートで覆われているため窓は開けられず、暗い室内で何日も生活をしなければなりません。
施工業者も長期中断は回避しようとしますので、施工期間の天気予報をあらかじめ把握して雨が長く続きそうな場合は、工事日程を決定する前に着工日を遅らすなど対策を取ります。
施工スケジュールに不安がある場合は、施工業者に確認しておきましょう。
雨の日は施工は避ける
降雨時の施工は断りましょう。施工品質の低下が予測できるにも拘わらず、雨の日に無理に塗装を行おうとする業者も残念なことに、あります。
「契約してしまったから、しょうがない」と諦めずに雨の日の塗装は避けてもらうよう業者に伝えましょう。
まとめ
雨の多い時期の塗装工事は、施工業者が優良かどうかが良くわかります。
優良業者は、そもそも長雨の時期に工程スケジュールを組みません。事前に予定施工期間の天気予報を把握し、工事遅延によるお客様の心労を減らす努力をします。また、施主の意向を無視して強行に工事を推し進めません。
雨の多い時期の塗装工事には、雨を見越して工事予定を組んでくれる優良業者を選ぶことが、何よりも重要です。