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2020年6月25日
外壁塗装 艶あり・艶消しの選び方
外壁を塗り替える際、どの色にするか悩む方が多いのではないでしょうか。
外壁の色はお家の印象を左右する重要な部分です。白や茶色などの大まかな色を決めるのも一苦労ですし、そこから「艶あり」にするか「艶消し」にするかの選択もしなくてはなりません。
そこで今回は、艶あり・艶消しの特徴についてご紹介します。
それぞれのメリットやデメリットを知り、ご自宅の壁にぴったり合う色を見つけましょう。
艶あり?艶消し?
外壁塗装の塗料には「艶あり」と「艶消し」の2種類だけでなく、
艶の度合いによって、
① 艶消し ② 3分艶 ③ 5分艶 ④ 7分艶 ⑤ 艶あり の5種類に分けることができます。
一般的に「艶消し」の光沢度は5以下、「艶あり」の光沢度は70以上が目安となっているのですが、実のところの3分艶や5分艶、 7分艶の明確な定義は決まっていません。
上の画像を見るとなんとなく違いが分かると思いますが、メーカーによって多少の差がありますので、色味が気になる方は専門の業者に相談してから決めるようにしましょう。
艶ありのメリット
艶あり塗装のメリットは、見た目の美しさと耐候性の高さです。
ツヤツヤと輝くような仕上がりになるので、塗装後はまるで新築のような美しさがあります。光の反射率が高いため、艶とともに陰影も強調されます。
このことにより、木目やサイディングの凹凸がはっきりして立体感を際立たせることができます。
また、「艶なし塗料」は艶ありから艶を消して作っています。そのため、艶ありと艶消しを比べると、艶ありのほうが塗料の能力をそのまま発揮できることになります。
艶ありのデメリット
一方で、艶ありは塗料と下地の相性や光の当たり方によっては艶が目立ちすぎる場合があります。そのせいで眩しかったり安っぽく見えたりすることが、艶ありのデメリットといえるでしょう。
また、外壁塗装した直後はツヤツヤと光って見える艶あり塗装でも、2~3年もすれば艶はなくなってしまいます。
艶消しのメリット
艶消し塗料は、メーカーによっては「艶なし」や「マット仕上げ」と表記されることがあります。
その名の通り艶がないため、外壁を塗り替えた時に出る光沢を抑えることができるので、重厚感や落ち着いた雰囲気を演出できます。
また、艶消しなら周囲の環境にうまく溶け込み、しっとりとした高級感を演出することができます。
艶消しのデメリット
艶ありのメリットでもお伝えしたように、艶消し塗料には艶消し剤が含まれています。そのため、艶あり塗料に比べると塗料そのものの機能を発揮しにくい部分があります。
また、艶あり塗料に比べると数が少ないため、メーカーや商品が限定される場合があります。
艶調整塗料のメリット
3分艶や5分艶、 7分艶のことを総じて艶調整塗料といいます。艶調整塗料は自分の好みの艶に抑えることが出来るので、艶感が目立ちすぎることも質素に感じることもありません。
また、さまざまな塗料で艶調整ができるため、選べる塗料の幅が広くなるというメリットもあります。
艶調整塗料のデメリット
やはり、艶あり塗料に比べると能力が少し落ちてしまいます。
また、艶調整塗料は塗りムラや艶ムラが出る可能性があります。これは、艶を調整すればするほど大きくなると考えて下さい。7分艶よりも3分艶の方が塗りムラや艶ムラが出やすく、塗るのに技量が必要になります。
理想に近い仕上がりにするために必要なこと
艶あり塗料と艶消し塗料のどちらを選んだとしても、それぞれメリット・デメリットがあります。
分からないまま選んで後悔しないためにも、塗装業者と相談しながら自宅の外壁にあった塗料を選びましょう。
そして、塗装業者には「塗り板サンプル(塗料を実際に塗ったもの)」というものがあります。
そのサンプルとご自宅の外壁を見比べながら決めると、実物とイメージとの差異が少なくなるでしょう。
まとめ
外壁の色は自宅の雰囲気を表す重要な部分です。まずは「どういった家にしたいか」をよく考えて、それに合った色と艶を選ぶようにしましょう。
また、艶に関しては専門的過ぎて分からない部分もあるかと思います。その際はお気軽にプラニング・Kにご相談ください。
カテゴリ:外壁