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2020年6月26日

瓦屋根が雨漏りする原因とは?



雨漏りが起こってしまうと、どうしたらいいのかわからずに戸惑ってしまいますよね。

とりあえず、雨漏りしている場所から雨水で濡れないように物を動かしブルーシートを敷いて、早く雨よ上がれ~と祈る気持ちで待つなんて経験はありませんか。


今回は瓦屋根が原因で起こってしまった雨漏りについて、その原因と対処法をご紹介します。




瓦屋根が雨漏りする原因


 

瓦のずれ

瓦屋根の雨漏りの原因として多いのが、瓦のずれです。


瓦がずれたり、割れたりすると、瓦の下の防水紙(ルーフィング)が雨に浸食されて雨漏りの原因となります。



漆喰が劣化

瓦屋根では、瓦と棟の間に漆喰が塗りこめられています。

 

その漆喰は、経年劣化ににより剥がれていけば、瓦と棟の間に隙間ができてしまいます。その隙間から雨が浸食し雨漏りを起こす原因となります。




ルーフィングの劣化

瓦屋根のしたの防水紙(ルーフィング)は永久的に使用できるもではありません。


雨水などで少しずつ劣化していき、一般的には15年~20年で防水機能を失います。



雨漏りした時の対処法





瓦屋根が雨漏りした場合、その原因に応じた修繕が必要です。




瓦の葺き直し

雨漏りの原因が、瓦のずれの場合は瓦の葺き直しが必要です。



葺き直しでは、問題となっている瓦だけの補修になり大掛かりな工事にはなりません。

瓦が割れたり、欠けたりしたことが原因の場合は、瓦をコーキングして補修します。



漆喰の修繕

瓦と棟の間を埋める漆喰は、時間の経過とともに剥がれ落ちていきます。
この場合、漆喰を塗り直す必要があります。


漆喰の塗り直しは、熟練された技術が必要となる作業ですので、専門業者へ依頼されることを、おすすめします。




ルーフィングの交換

瓦の下に敷かれているルーフィングには寿命があります。

雨漏りを起こしている原因がルーフィングの劣化だと診断された場合は、迷わず新しいルーフィングと交換しましょう。




葺き替え

屋根の葺き替えは、葺き直しとは違います。


葺き替えは、屋根瓦の下の材料から屋根瓦までの、全てを新しいものに取り換えることをいいます。
葺き替えは、雨漏りの改善はもちろんのこと、屋根全体を新しく軽い素材の屋根材に交換することで、家全体の耐震性を高めることができます。


ただし、葺き直しや補修工事とは違い、費用がかさみます。




まとめ



築年数が経った建物で、天井や壁に雨漏りによるシミが見られる場合は、屋根瓦だけではなく、その下のルーフィングや桟木の傷みも考えられます。思い切って葺き替えを検討してみましょう。


雨漏りの修繕・補修工事には専門的な知識が必要です。信頼できるプロの業者へ依頼しましょう。

カテゴリ:屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

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