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2020年9月29日
サイディングのシーリングにひび割れ?どうしたらいいの?
サイディング壁のコーキング目地にひび割れや隙間を見つけてしまった場合、修理が必要なのか不安ですよね。
ではどのように対処すればよいかをご紹介します。
シーリングとは?
建築で広く使われている充填剤のことで、防水性や気密性を保持するための役割を果たしています。
この外壁材と外壁材のつなぎ目の隙間を埋めることをシーリング(コーキング)と呼びます。
■では実際にひび割れや隙間を見つけてしまったら?
サイディングはつなぎ目にシーリング材を使用している場合が多く、経年により劣化しシーリングがひび割れてきます。
雨風、太陽光などの自然負荷によって経年劣化します。コーキングの寿命は短いものは5年、長くても10年と言われており、日当たりや立地の条件によっても異なります。
シーリングのひび割れや隙間は、見つけたときはショックなものの「壁(サイディング)自体が割れているわけでないから・・・」と無視しがちですが、放っておくとそこから雨水が浸入します。雨水が壁材内部に浸透すると下地が傷み、白アリやカビの発生を促進してしまいます。
最悪の場合、外壁だけでなく家全体の耐久性が落ち、台風や地震などの災害にも耐えられなくなってしまう可能性があります。
セルフチェックをしよう!
暑い夏も寒い冬も季節に関係なく、厳しい環境の中で私たちの生活を守ってくれている家を大切に守るために、まずは簡単に行えるセルフチェックをしましょう。
シーリングの劣化具合は定期的に点検する必要があります。ひび割れ・隙間を見つけたらすぐに修理を検討しましょう。
セルフチェックをするメリット
家の寿命を延ばす
シーリングの弾力性で外壁材の膨張を吸収し、破損を防ぐことで外壁の長寿命化を実現します。
工事費用の負担を軽減できる
早期発見により、シーリング補修だけで済めば費用の負担も少なくなります。
DIYで修理はできるの?
ホームセンターに行くとシーリング修理の道具を見かけることもあり、自分で補修ができるのでは!?とお思いの方も多いのではないでしょうか。
たしかにヘアートラックと言われる0.3mm以下のひび割れであればホームセンターの道具で応急処置をすることが可能です。
DIYの際の補修材料
ヘアートラックの補修材料には、チョーク式とスプレー式が一般的です。
チョーク式=多少力が必要ですが、必要な分量を適切な範囲に塗り込めます。
スプレー式=手軽に作業ができるのですが、治したいコーキング部分以外にも補修材を吹きかけてしまうことがあります。
あくまで応急処置なので部分的なひび割れを補修するという程度で、全体的に劣化が進み補修が必要な場合は専門の業者に依頼しましょう。その際には、補修で使用した補修材と補修箇所を事前に業者に伝えることを忘れずに!
シーリング補修の施工法
主に打ち替えと増し打ちの2種類あります。
打ち替え…現在打ち込まれているシーリング材を撤去してから新しいコーキング材を打つこと。
◎メリット:しっかりと密着するため、雨漏りを防ぐことができる。
×デメリット:既存のシーリングを取り除き、新しいシーリングを打ち替えするため作業が必要になるので費用が高い。
増し打ち=現在のシーリング材の上から新しいシーリング材を重ねて注入すること。
◎メリット:既存の上に新しいシーリングを充填するため打ち替えよりも施工の手間がかからず、シーリング材も少なくて済むため施工費も安い。
×デメリット:既存のシーリングと相性の悪いシーリング材を使用してしまうと補修後に剥がれが起こってしまう可能性がある。
まとめ
シーリングは住宅の止水処理には欠かせないものです。
費用をなるべくかけたくないと自分で補修を考えている方もいらっしゃいますが、業者に依頼する最大のメリットは専門知識と施工技術の高さです。
小さなひび割れや隙間が気になったら、まずはご相談ください。
無料で診断とお見積りをさせていただきます。
カテゴリ:外壁