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2021年2月18日
和風住宅の外壁塗装
皆さんは和風住宅にどのような印象をお持ちですか?
古い、暗いなどといったマイナスなイメージを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな中、古民家の魅力が見直されリノベーションをして住む方も増えています。
今回は、和風住宅の良さを活かした外壁塗装についてご紹介します。
和風住宅の特徴
和風住宅は日本の気候に合わせた材質を使用され、調湿や調温機能にも優れており、昔の人々の知恵や工夫が住宅の様々な部分で活かされています。
自然で侘び寂びがある落ち着いた雰囲気が特徴で、和風住宅ならではの畳や木の香りは、気分を落ち着かせるリラックス効果もあります。
都会的で無機質なテイストと和の美しさを融合させた『和モダン住宅』も人気があります。
素材を活かす
柱や樋などの木材を使用している部分は木目を活かし、塗装することをおすすめします。
塗料には艶有りや艶なし、クリヤーなどの種類がありそれぞれ仕上がりも違います。本来素材の持つ風合いを活かすのであれば、クリヤーがおすすめです。
和風住宅の外壁は艶が控えめな方がよく合うと言われています。
色を選ぶ際のポイント
和風の家といえば白い壁やクリーム色の外壁のイメージが強いかと思います。
せっかくの外壁塗装なのでイメージを変えてみたいという方も多いのではないでしょうか。
日本の伝統色は彩度が低く、落ち着いた中にも上品さが感じられるため和風住宅の外壁によく馴染みます。外壁塗装をする際に柱や屋根瓦との色調バランスを考慮し、色を選びましょう。
景観を壊さない色選び
美しいまちづくりとして市町村が『景観ガイドライン』を定めている地域があります。
その場合、街の景観を壊さないよう一般住宅や商業施設など外観の色を規定の範囲で行うことが必要になります。
外壁塗装工事が完了したあとに知るということが無いよう、事前に確認しましょう。
和風住宅の塗り壁
漆喰の塗り壁は重厚感があり、こだわりが感じられます。
白い漆喰の外壁は屋根の瓦との相性が良く、和風住宅らしい雰囲気に仕上がります。
■漆喰とは
漆喰=石灰石といわれる岩石を原料とする壁材。
昔から塗り壁と言えば漆喰というイメージが強く、1400年以上もの歴史を持つ日本の伝統的な壁材。
城や蔵の外壁などにも多く重宝されています。
漆喰のメリットとデメリット
◎メリット
・耐久性に優れている。
・耐火性がある。
・湿気を吸収し、防カビ性がある。
・抗菌、消臭効果がある。
・シックハウスの原因となるホルムアルデヒドを吸収し、分解する性能がある。
×デメリット
・乾燥するのに時間がかかる。
・工事費用が高い。
・防水性が低い。
・傷がつきやすい。
漆喰が適している住宅とは
城の外壁に使用されるほど耐久性が高いため、住宅の内外装として活躍します。陽当たりが悪く湿気が多い立地に建つ住宅の外壁や、室内でペットを飼っている部屋の内壁などにもおすすめです。
まとめ
和風住宅では雰囲気を崩すことなく、本来の持ち味を引き出すことが大切です。
趣のある和風住宅を維持するためにも、外観の多くを占める外壁は重要です。玄関ドアや窓サッシなどの色合わせにも注意しましょう。
カテゴリ:外壁