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2021年3月29日
外壁塗装 今更聞けない疑問点の解消を!
気候も良くなり、心機一転で気持ちもなんだかウキウキする季節。そろそろ外壁の塗替えを考えないと…と思っている方もいるでしょう。しかし、外壁塗装と言っても何の知識もない私たちは、時間ばかりが過ぎ行き、結局のところ何のアクションも起こさずそのままの状態に陥りがちです。
今回は、外壁塗装に関する一般的に多く聞く疑問点について見ていきます。様々な疑問点をどう解消すれば良いのか、参考にして知識を得ましょう。
そもそも外壁塗装って何のためにやるの?
外壁塗装には「美観・保護・機能」という3つの目的があります。
美観:塗装するこにより色や艶を蘇らせ、キレイに住宅を見せる
保護:住宅の劣化原因となる紫外線や雨風を、塗膜でブロック(保護)する
機能:「防水・遮熱・低汚染・防カビ」などの高性能塗料により快適に住めるようにする
特に保護の役割は重要です。
塗装による保護がない状態では建物外部だけではなく、内部の劣化も進み、場合によっては補修に多大な費用がかかる可能性があります。
大切なお家を長く維持するためには、塗装によって保護することはとても大切なことなのです。
塗装費用はどれぐらいかかる?
外壁塗装の費用は、建物の大きさ(塗装面積)、建物の劣化状況、使用する塗料によって変わってきます。
塗料に使われる樹脂の違いによって耐久年数や価格に違いがでます。
最近よく使用される塗料はシリコン塗料です。耐久年数と費用のコストパフォーマンスが良いことから人気です。
装面積 (壁面積) | アクリル塗料 | ウレタン塗料 | シリコン塗料 | フッ素塗料 |
20坪 (80㎡) | 30~60万円 | 40~70万円 | 50~80万円 | 60~100万円 |
30坪 (120㎡) | 40~70万円 | 50~80万円 | 60~90万円 | 70~110万円 |
40坪 (160㎡) | 50~80万円 | 60~90万円 | 70~100万円 | 80~120万円 |
50坪 (200㎡) | 60~90万円 | 70~100万円 | 80~110万円 | 90~130万円 |
※屋根塗装代は含んでいません。
※価格は建物の劣化状況によって変わります。
※建物により窓やドアなど塗装しない面積が変わるため、正確な費用は塗装面積を計測する必要があります。
少しでも費用を抑えるにはどうすればいい?
塗装費用を安く抑えるためには、費用相場を知る必要があります。
相場より高ければ、交渉の余地があり。相場より安い場合は、どうして安いのか質問して不良工事を未然に防ぐ必要があります。
ポイント① 大手ハウスメーカーより地元の塗装会社
大手ハウスメーカーより、地元の塗装会社に頼んだほうが費用を抑えられる!
大手のハウスメーカーなどに頼むと、自社では塗装をせずに、協力会社に委託(外注)します。そのため、大手ハウスメーカーと協力会社(地元の塗装会社)は工事費用の原価にそれぞれの利益を乗せることとなり工事費用が高くなります。
ポイント② 数社に見積り依頼をする
1社の見積りだけでは、費用が妥当なのか判断ができない!
複数の業者の見積りを比較することにより、塗り替え費用が妥当なのか判断しましょう。
見積りを依頼する業者には、他社の見積りを取っている事を伝えましょう。そうすることにより、業者側も法外な見積書を提出することはなくなります。最終的には費用が下がることもあるので、1~2社は見積りを依頼しましょう。
ポイント③ コストパフォーマンスを考える
額面が安くとも、すぐに次の塗り替えとなれば高くつく!
額面の金額が安くても、グレードの低い塗料を使われていたら、すぐに次の塗り替えが必要になります。また、品質が低い施工によって不具合が出てしまえば、塗り直しのコストもかかります。
額面の安さよりもしっかりとした品質基準で施工を行う業者を選ぶことで、長期的に見れば結果的に安く済ませることができます。
外壁塗装をするタイミングは?
外壁が、どのような状態になれば塗り替えをするべきなのでしょうか?
外壁の塗り替えは新築の場合で約10年、1度塗り替えたことがある場合は7年から15年が目安です。しかし、建物が置かれている環境によって外壁の劣化速度が変わるため、実際の外壁の劣化状態を確認する必要があります。
・チョーキング現象
外壁の表面を手で触ると、白い粉が付く現象。
塗膜が劣化し、顔料が外に出てきているため起こる現象です。
この症状がでると塗り替えのサインです。
・ひび割れ
外壁にひび割れが発生している状況です。
特に、0.3ミリ以上(ハガキの厚さは0.22ミリ)のヒビ割れが発生している場合は、水の浸入が早いためヒビ割れ補修が必要です。
・塗膜の剥がれ
経年劣化により、塗料の耐久性が落ちたことにより起こる現象です。
建物を劣化から保護できない状態となっており、早期の補修と塗装が必要です。
主な塗り替えのサインをご紹介しましたが、その他にも壁と壁のつなぎ目や窓、扉の回りにあるシーリング材にヒビが入っている場合はシーリング材の打替えが必要となります。
上のような症状が出ている場合は、早急に専門業者に診断の依頼をしましょう。
まとめ
なぜ、外壁塗装が必要なのか?費用はどのくらいかかるのか?外壁塗装をするタイミングはいつなのか?と、なかなか人には聞けない疑問点についてご紹介しました。末永く住宅を維持していくためには、外壁塗装は必要なメンテナンスの一つです。そろそろ塗り替え時期かなぁと思ったら、まずは専門業者に診断を依頼しましょう。
カテゴリ:外壁