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2024年11月21日
外壁はデザインと機能性のバランスが大切
外壁は住宅の外観に直結するだけでなく、どんな素材、塗料を選ぶかによって将来的なメンテナンスのコストも変わってきます。
以前に比べて外壁材の種類も豊富になり、デザイン性を選ぶか、機能性を選ぶか、悩ましいところです。
今回は外壁のデザインと機能性のバランスについてご紹介していきます。
外壁材の種類
外壁材には様々な種類のものがあります。それぞれに特徴、利点、そしてコストがあります。コストを抑えたい場合、耐久性を重視したい場合、デザインにこだわりたい場合など、目的に応じて最適な外壁材を選ぶことが重要です 。
・サイディング
工場で製造されるサイディングボードを外壁に張り付ける外壁材です。種類がたくさんありますが、その中でも特に人気なのが、セメントなどを焼き固めた窯業系サイディングです。
サイディング本体と目地に施したコーキングの劣化が進むと内部に雨水の侵入を許してしまう可能性が高いことから約10年を目安にメンテナンスが必要です。
・モルタル
セメントや砂に水を混ぜて作ったモルタルを下地にして、塗装をします。
仕上がりは、仕上げ方法や材料により様々なデザインをつくることができます。通常約10年程度で塗り替えや吹き替えを行います。
・タイル
外壁タイルは、高温で固めたタイルをモルタルに張り付けていきます。水を吸いにくいタイルは汚れが付きにくく、高級感があることから人気です。
耐久性が高く比較的メンテナンスに手間がかかりませんが、初期費用は高額です。また、耐震性には優れていません。
外壁塗装でも機能性付加できる
実は外壁の素材だけでなくどんな塗料を塗るかによっても住宅の性能は左右されます。サイディングやモルタルには塗装をするのが一般的です。
塗料によっては「断熱性・遮熱性」に優れた特徴を持っているものもあり、そういった塗料を選べばより快適に日常生活を送ることができます。
それ以外には「セルフクリーニング機能」を持った塗料もあり、この機能は雨が降るたびに外壁自体が汚れを洗い流してきれいな状態を保ってくれるというものです。
つまり、掃除などのお手入れをする手間が省けるので、結果的に外壁が長持ちします。
このように、外壁塗装でも機能性を付加することができます。
デザイン性?機能性?
デザイン性
家の印象を決める外壁は、汚れていたり劣化していたりすると家の印象を悪くしてしまいます。実際のデザイン例や人気色のトレンドを参考にすることで、自分の住宅に最適な色やスタイルを見つけることができます。
機能性
住宅の外観に大きな役割を果たす外壁ですが、機能面から外壁を考えることも大切です。本来外壁には雨風、太陽光などから住宅を守る機能が備わっています。
しかし、劣化した外壁ではそれらを防ぐことができなくなり、雨漏りや建物内部の劣化を招いてしまう事態となるのです。耐久性、防水性や防汚性などの機能が備わった外壁材を採用することで外壁の機能が向上します。
まとめ
見た目ももちろん大切ですが、機能性のある外壁材や塗料にも注目し、バランスの良い外壁づくりを目指しましょう。近年ではデザイン性、機能性どちらも備わった外壁材が多く販売されていますので、専門業者に相談することをおすすめします。
デザイン性と機能性を兼ね備えた外壁で住宅の魅力を最大限に引き出し、長期的な保護と価値の向上を実現しましょう。
カテゴリ:外壁
2024年11月18日
外壁塗装で虫対策!
秋になると虫が大量発生します。家の周りに虫がたくさんいると部屋に入ってきたり、少し外に出ただけで虫刺される可能性もあります。
できることなら虫が家に近寄ってこないようにしたいですよね。実は、外壁塗装で防虫対策をすることができます。塗料には様々な機能があり、防虫効果を持つものもあります。
今回は虫が寄ってくる理由や、防虫塗料についてご紹介していきます。
虫が寄ってくる理由
光やライトに虫が集まってきて飛んでいる所を見たことがありますよね。あの光景は、実は光ではなく「光に含まれる紫外線」に虫が集まって来ているのです。
虫は紫外線がある場所に向かって飛んでいく習性があります。そして紫外線は壁の「色」によってはよく反射されてしまう為、反射した紫外線に虫が壁に集まってくるのです。
また、塗料に含まれている水分や、シンナー・トルエンなどに寄ってくるのではないかと推測されています。
虫の中には触角で食べ物やフェロモンを感知する種類がおり、その一部が刺激臭であるシンナーやトルエンの臭いに反応してしまうようです。
防虫対策
虫が寄り付きにくい色で塗装する
まず、虫が集まりにくい色は黒色・グレー・赤色・ピンク・ブラウンなどです。これらの色は紫外線を反射しにくい色であるため、虫が集まりにくいとされています。
黒色に関しては太陽光を吸収してしまい室温が高くなってしまう傾向があります。逆に虫を寄せ付けやすい色は白、青、黄色、オレンジなどです。
これらは紫外線を反射しやすい色で、紫外線がそこから出ていると勘違いした虫が集まってきてしまいます。
防虫対策
・虫が寄り付きにくい色で塗装する
まず、虫が集まりにくい色は黒色・グレー・赤色・ピンク・ブラウンなどです。これらの色は紫外線を反射しにくい色であるため、虫が集まりにくいとされています。黒色に関しては太陽光を吸収してしまい室温が高くなってしまう傾向があります。
逆に虫を寄せ付けやすい色は白、青、黄色、オレンジなどです。これらは紫外線を反射しやすい色で、紫外線がそこから出ていると勘違いした虫が集まってきてしまいます。
・防虫塗料の使用
飛んでくる虫よけ成分が配合された塗料も開発されています。
これは外壁塗装用の塗料ではなく、虫除けのみに効果がある塗料で、玄関周りやバルコニーの壁面、窓の周りなど、虫の侵入ルートに塗ると効果的です。
また、夏の夜に玄関灯などに集まってくる虫を防ぐ効果があります。
・水性塗料を使用
外壁塗装の塗料には水性と油性の2種類があります。水性塗料は油性塗料に比べて臭いが抑えられるので防虫効果があります。
また、水性塗料は外壁に付着する汚れにも強いという特徴があります。
注意点
理想の外壁とかけ離れていないか
上記でお伝えしたように、外壁の色によって虫の寄せ付けやすさが変わります。しかし、防虫対策を優先するあまり、自分が思い描いている理想の外観とかけ離れていては本末転倒です。
お気に入りの色を選んだ上で虫との相性を知り、必要なら防虫塗料などで対策すれば、見た目と虫よけ対策を両立できます。塗装業者と相談しながら、よく考えて外壁塗装を行いましょう。
虫の種類によって効果が変わる
虫の種類によっても、集まりやすい色は異なります。コバエやガなどは紫外線に強く引き寄せられるため、白などの明るい色に集まりやすい一方、蚊は光の波長で色を識別しているため、黒に引き寄せられる傾向にあります。
このように、暗色系の外壁にしても、虫よけ対策は万全ではありません。そのため、外壁の色による虫よけ対策は、あくまでも気休め程度にとらえておきましょう。虫よけ対策を強化にするには防虫塗料を使用すると良いでしょう。
外の照明
外部の照明も虫を引き寄せてしまう原因になります。これは、蛍光灯が紫外線を発していることが原因です。
もし蛍光灯を使用しているなら、外部の照明を紫外線が発生しないLEDライトに変えてみてください。虫が寄ってこなくなる可能性が高いです。
まとめ
外壁に虫が寄ってくる主な原因は、外壁の色による反射率と塗料の臭いです。つまり、外壁塗装工事で少し工夫することで防虫対策はできます。
家の周りや部屋に入ってくる虫にお悩みの方は塗装業者に一度相談してみましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年11月14日
外壁塗装における鉄部とは
外壁塗装の見積に「鉄部」という項目があると思います。
外壁塗装工事は塗装する箇所を大きく分けると「外壁」と「付帯部」に分けられ、さらに「付帯部」には「木部」や「鉄部」があります。
今回は付帯部の「鉄部」の塗装についてご紹介します。
鉄部とは?
建物には様々な素材の部材があり、住宅の鉄でできている部材を鉄部と言います。
鉄部は定期的に塗装しないと錆びてしまうものもあります。鉄部には以下のようなものがあります。
雨戸、雨袋、シャッターボックス
窓ガラスを外の飛来物から守ったり、防犯や防音、遮光などのためにある建具が雨戸です。その雨戸を収納するのが戸袋といいます。
正面の板は鋼材が使われているので、塗装が必要です。塗装メンテナンスをしないと錆びが生じやすくなります。
錆びは雨戸・戸袋の見た目が悪くなるだけでなく、腐食が進んでボロボロになってしまいます。
庇
窓や玄関についている小さな屋根を庇といいます。雨よけや日差しよけなどの目的があります。
板金が使われているので、鉄部にあたります。こちらも錆を防ぐために塗装が必要です。
笠木
笠木とは、建物の外観を綺麗に仕上げるためのエッジ部分に設置される飾り縁のことです。
バルコニーやベランダ、パラペット(屋上の端部)などの水平になっている上部に設置する材料のことです。
近年ではアルミが主流になっていますが、トタンが使用されている場合は、塗装が必要です。
門扉(鉄製)、フェンス
新品の門扉には塗装がされています。雨や紫外線などにより錆が発生してしまいます。
門扉やフェンス、塀などの敷地内にある構造物はオプション扱いになることがあります。
塗装について
現在使用されている金属製の部材は、スチール(鋼)、アルミ、トタン、ガルバリウム、銅、ステンレスなどがあります。
このなかで、特にスチールとトタンは雨や紫外線で劣化し、錆が発生します。この錆を防ぐために塗装が必要となります。
・塗料の種類
錆止め塗料には、油性系、合成樹脂系、エポキシ樹脂系の3つの主要なタイプがあります。
塗料の性能、職人の作業効率、環境問題の観点から、近年、戸建て住宅で最も使われているのはエポキシ樹脂系の錆止め塗料になります。
エポキシ樹脂は油性系の次に防錆効果が優れており、速乾性もあり、臭いも抑えることができます。
・塗装工事の手順
①ケレンで塗膜、錆の除去
サビによる腐食はもちろん、旧塗膜の劣化も同時に取り除くのがケレン作業です。
錆の範囲が大きいと、ディスクサンダーやワイヤーホイールなど、強力な電動工具を使用してケレン作業を行います。
錆の範囲が狭い場合はサンドペーパーやワイヤーブラシを使用して部分的な錆を落とします。
②下塗り
下塗りではサビ止め用の塗料を施します。
上記でご紹介した塗料が主に使用され、刷毛やローラーを用いて塗装します。
③中塗り、上塗り
中塗りでは下地を保護する塗料を使い、上塗りにも同じ塗料を用います。
塗料の種類は色や価格などさまざまですが、耐久性を求めるのであれば「シリコン塗料」「フッ素系塗料」が主に使用されています。
まとめ
鉄部の塗装は、外壁・屋根の塗装と並ぶほど、外装全体を長持ちさせるために非常に大切な作業です。
外壁や屋根を赤茶色に変色させてしまう錆を、塗料を塗って隠すだけでは、またすぐに再発してしまいます。
雨どいのパーツなど、どんなに細かい鉄部でも、外壁塗装の際にしっかりケレン作業で錆びを落とし、素材に適したサビ止め塗料を塗装しておくことによって、外装全体を美しく丈夫に保つことができます。
カテゴリ:塗装工事
2024年11月11日
サイディングは結局どれがいい?!
現在の住宅の約70%がサイディングを使用しています。サイディングは種類やデザインが豊富で、どれを選べばいいのか迷いがちです。
今回はサイディングの種類や機能、どのサイディングが良いのかをご紹介していきます。
サイディングとは
サイディングとは、建物の外壁に使用する外壁材の1種です。外壁の施工方法には「湿式」と「乾式」の2種類があります。
「湿式」は塗り壁・タイル張りがあり、「乾式」にはサイディングがあります。
「乾式」は、工場で成型された板(これがサイディングボード)を外壁に貼り付けていく方法です。
ボードとボードの継ぎ目にはコーキング材を打ち、隙間を埋めて仕上げます。
サイディングの種類
窯業系サイディング
最近の住宅で採用されているのは、ほとんどがこの窯業系サイディングです。一般的にはレンガやタイルなどがこの窯業系サイディングに含まれ、特徴としては、「色やデザインのバリエーションが多い」ことが挙げられます。
窯業系サイディングはセメント質のものと繊維質を混ぜ合わせて窯で焼かれて作られています。
また、初期費用が安く済むため、コストパフォーマンスに優れています。耐火性に優れるため、火災に強いのも大きなメリットです。
金属系サイディング
金属系サイディングは、ガルバリウム・アルミニウム・ステンレスなどの鋼板が使用されたサイディングです。
窯業系サイディングの次に多く使われています。金属板の種類によって耐久性やコストに大きな差がありますが、丈夫で長持ちすることや防水性が高いこと、軽量で耐震性に優れることなどがメリットです。
樹脂サイディング
樹脂系サイディングは、樹脂を主成分とした外壁材です。「耐久性が高く、長い耐用年数がある」ことが特徴です。
また、吸水性が低く凍害が起こりにくいため、海沿いや雪国などの寒冷地でも安心して使用できます。
しかし、全体的に軽く・薄く設計されているので遮音性は他のものに劣ります。小さなお子様やペットのいるお家、楽器を使うお家には不向きです。
モルタル
モルタルは、耐火性に優れる上、デザインの自由度が高く、個性的な外観が実現できます。費用面でも、モルタル外壁の塗装工事費用が安いことがメリットです。
しかし、ひび割れが起こりやすく、劣化も早いため、定期的なメンテナンスが必要になります。
人気の外壁材3選
・窯業系サイディング
・金属系サイディング
・モルタル
これら3つは費用が安く、メンテナンス期間も比較的長いです。特に窯業系サイディングはデザインも豊富でコストパフォーマンスにも優れているので総合力No.1の外壁材です。
外壁材の選び方
デザイン
見た目にこだわりたい!という方にはデザインで選ぶこともできます。
窯業系サイディングは、色柄が豊富で施工が比較的容易です。また、タイル調や木目調などのテクスチャーもあります。
ガルバリウム鋼板などの金属サイディングは、シンプルでモダンな印象です。
モルタル外壁は、価格が安いうえに、デザインの自由度が高く、塗り壁を使用することで、さらにデザイン性を向上させることもできます。
ただし、お住まいの周辺環境を考慮せず、デザインだけで選んでしまうと、メンテナンスのコストや耐久性に影響が出るので、注意が必要です。
費用
家の外壁を選ぶ際、まず考慮すべきは費用と予算です。外壁材によっては、初期費用が高いものもありますが、その分、長期的なメンテナンス費用が低いものもあります。
また、安価な外壁材でも、頻繁なメンテナンスが必要な場合、長期的なコストは高くなる可能性があります。
耐久性とメンテナンスの頻度
外壁材によって、耐久性やメンテナンス方法、頻度はバラバラです。
メンテナンスの頻度をどれくらいにしたいかによって、外壁材を選ぶのも良いでしょう。
まとめ
今回、人気の外壁材とその特徴、選び方についてご紹介しました。外壁材の選び方は、その材質や特性、コストパフォーマンス、耐久性、デザイン性など、たくさんの要素を考慮する必要があります。
特にそれらすべてが優れているのが窯業系サイディングです。特にこだわりがない、何を選べばいいのか分からない、といった方には窯業系サイディングがおすすめです。
自宅の状況や気候、地域性なども考慮に入れて、より最適な外壁材を選びましょう。
カテゴリ:外壁
2024年11月7日
塗装後の色が気に入らなかった場合はどうすればいいの?
外壁や屋根の塗装後、色が気に入らない!イメージした色と違った!といった経験がある方はいらっしゃいませんか。
色は日々の生活に大きな影響を与えるため、塗装の色が気に入らないと、居心地の悪さや後悔にも繋がります。このようにならないためには事前の準備や知識が必要になります。
そこで今回は色選びに失敗しない方法や、対処法についてご紹介します。
色選びで失敗しないためには
家の外観に合った色選び
家の外観に合った色を選ぶには周囲の環境や家の特性を考慮しましょう。
例えば、伝統的な日本家屋の場合は、グレーやブラウンといった落ち着いた色、現代風のモダンな住宅にはホワイトやブラックなどのシンプルな色が適しています。
また、自宅周辺が自然に囲まれた場所であれば、自然に溶け込むようなアースカラーを取り入れ、都市部や住宅密集地では周りの住宅との相性を考えながら、個性のある色を取り入れても良いでしょう。
その他にも屋根と相性の良い色を選ぶことで色のバランスがとれ、まとまった印象の住宅にすることができます。
原色は避ける
赤、青、黄色などの原色は色褪せが早期に起こります。また、色褪せてしまうと建物自体が古びた印象になります。
そのため、色褪せしづらく長持ちする色を選ぶか、色あせが早い可能性があっても好みの鮮やかな色を選ぶか、外壁塗装の色選びについては迷う点が多くなりがちですが、塗装業者の意見も取り入れつつ好みの色味との折り合いを付けると良いかと思います。
また、近隣との調和を考えず、派手な色にした場合、その地域の景観に大きな影響を与え、近隣住民との関係に亀裂が入ってしまう可能性もあります。
トレンドや色彩心理を生かす
色選びをする際に、トレンド、色彩心理を考慮することは、建物の外観だけでなく、住む人へ幸福感を与えます。
トレンドの色を取り入れることで現代的でスタイリッシュなお家にすることができます。また、色彩心理学は、色が人の感情や行動に与える影響を研究する分野であり、外壁塗装の色選びにも応用できます。
例えば、ブルー系は安心感や信頼を与える色とされ、グリーン系は自然との調和や癒しを象徴します。
色彩心理を理解することで、住む人の心理的な満足度を高める色選びが可能になります。
色見本・試し塗り
色見本を見て考えたいという方や、カラーサンプルを見ながらイメージしたいという方もいらっしゃるかと思います。
その際、右の図のような、色見本では濃く見えた色が、実際に外壁に塗ってみると薄く見えてしまう、という面積効果を考慮しないといけません。
色見本から選ぶ場合は、イメージする色より彩度と明度を下げて、色相もなじみのよい控えめな色合いを選ぶことがポイントとなります。
また、試験塗りは、実際にご自身の家の壁に候補の塗料を塗る作業です。ここまでするとなると、その業者さんに塗装依頼を決めた後でないと難しいですが、実際に塗ってもらうと、色選びのミスを限りなく抑えることができます。
対処法
万が一、塗装の色が気に入らなかった場合、塗り直しはできるのでしょうか。
・塗装中のやり直し
外壁塗装の施工中で、色が気に入らなかった場合でしたら、塗り替えが可能な場合もありますが、基本的にはできません。
できたとしても追加料金が必要になるケースが多いです。塗装会社や状況にもよりますが、塗装に使用している塗料と同じ塗料でしたら、使用する塗料の追加料金を支払って、色のみを変更して塗り替える事は可能な場合もあります。
もちろん基本的にはできないという前提ですが、それを遠慮していると、そのまま作業が進んでしまうだけなので、外壁塗装の施工中で色が気に入らないと思った場合は、できるだけ早めに業者に相談すると良いかと思います。
塗装後のやり直し
塗り残しや明らかな塗りムラが塗装後に発見された場合は、塗り直しが可能です。また、決めた色と別の色が塗られている場合など、業者側に落ち度がある場合は塗り直しが可能です。
そのため、「イメージしていた色と違った」という理由では塗り直しをすることはできません。どうしても色に納得がいかない場合は、追加費用を払ってやり直すことになります。
塗料の相性や特性を考慮し、完全な色変更を望む場合、下塗りを含めた全体的な再塗装が推奨される場合があります。このような作業は専門的な知識を要するため、実施する前には塗装業者と相談し、最適な方法と見積もりを確認することが大切です。
まとめ
外壁塗装は、家の美観を左右する重要な工事です。特に色選びは、後悔や不満が残らないよう慎重に行う必要があります。
もしも、色に納得がいかない場合は追加料金がかかることを承知の上で、塗装業者に相談して慎重に塗り直しを進めていきましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年10月31日
家族に喘息の人がいても外壁塗装をしても良い?
外壁塗装を考えているが、家族や近隣で喘息の方がいて心配だ、とお悩みの方いらっしゃいませんか。
外壁塗装は屋外で行われる工事なので家の中にいれば安全なように思えますが、工事中の飛散物や使用する塗料が呼吸器系に影響を与える恐れがあるため、前もって対策してなければなりません。
今回は外壁塗装と喘息の関連性と、ご家族や近隣に喘息を患っている方がいるとき知っておきたい工事前の対処法などについてご紹介します。
外壁塗装は喘息を悪化させてしまう可能性がある
外壁塗装を行う際には塗料をしっかり密着させるための下地作業においてどうしても細かな粉が飛散したり、使用する塗料からも少なからず臭いが発生してしまいます。
それらの工程が喘息に対して影響が全くないというのはどうしても言い切れない部分です。
注意する工程
ケレン作業
外壁塗装前には高圧洗浄を行い外壁や屋根に付着した汚れや苔などを落とす作業を行います。
その作業の際には水を使うので汚れが飛散するような事はありませんが、ケレン作業という古い塗膜を剝がしたり、新しい塗料の定着を良くするために機械や手作業で屋根や外壁の表面を削る下地調整作業では風に乗って汚れや古い塗膜の粉塵が飛散する可能性があります。
こうして飛散した粉を吸ってしまうことで気管支に影響を及ぼし喘息を悪化させてしまう可能性があります。
塗装作業
現在、外壁塗装に使用される塗料は基本的に安全企画をクリアしており、含まれている有害物質もずっと少なくなっています。
しかし塗料には様々な化学物質が含まれており、含まれている物質が気化した際に喘息に悪い影響を及ぼす可能性は否定しきれません。
また、特に油性塗料の場合にはシンナーを使用して希釈を行いますので、塗装の際に強いシンナー臭が発生します。
そのシンナー香が気管支を刺激し、喘息の症状が酷くなってしまう可能性があります。
対策
・水性塗料の使用
水性塗料はシンナーなどの有機溶剤ではなく、水を主成分として作られています。
水性塗料は水で薄めて使用できるため、塗装時にシンナーの強い刺激臭を伴いません。
また、従来まで水性塗料は溶剤系塗料より耐久性が劣っているものでしたが、徐々に水性塗料も改良されつつあり、近年の戸建て住宅の外壁塗装では水性塗料がメインで使われるようになっています。
・工事中は別の場所で過ごす
使用する塗料を工夫して過ごしても、どうしても臭いが気になってしまう場合もあるかと思います。
そうした場合には下処理の工程や塗装期間だけでもウィークリーマンションやマンスリーマンション、ホテル等などを利用して別の場所で過ごすようにすると喘息をもっていても安心して過ごすことができます。
・マスク着用
外壁塗装の期間中にマスクをして過ごすのも一つの手です。
室内でマスクをして過ごすのは少々息苦しいかも知れませんが塗装を行うのは、外壁塗装期間中、大体6日ほどのため、その間だけでもマスクをして過ごすと塗料の臭いを気にせず過ごすことが出来るかも知れません。
本格的な防毒マスクを用意すると1,500~5,000円になりますが、仮住まいよりは低予算で行える臭い対策と言えます。
・換気
外壁塗装中に、部屋に臭いがこもってしまうと喘息が悪化する可能性があります。工事中は、窓を閉める方が良いと感じられるかもしれません。
外壁塗装の塗料や粉が少ない窓から換気を行うことをおすすめします。また、換気扇も活用しましょう。
まとめ
外壁塗装工事は場合によっては喘息の症状を引き起こしたり、重症化させたりすることもあるため、工事前にしっかり対策しておくことが大切です。
特に溶剤系塗料を使うときは建物の周りだけでなく室内にも刺激臭がたちこむので、気管支が弱い方が建物に長期間滞在するのは避けた方が無難です。
ご自宅の塗装を依頼する業者には、家族や近隣に喘息を患っている人がいることを必ず伝え、水性塗料を選んでもらったり溶剤系塗料の使用範囲を短くしたりするなど、喘息の症状を悪化させない工事プランを依頼しましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年10月28日
屋根の塗り替え時期
屋根の塗装は定期的に行わないと、劣化が進み最悪の場合は住居全体にまで被害が及んでしまうことがあります。
大切なお住まいを守るには定期的なメンテナンスが欠かせません。特に屋根メンテナンスは重要で、劣化した屋根を放置すると雨漏りを引き起こします。
今回は屋根塗装が必要な時期について知り、塗装をしたほうが良い屋根の状態や、屋根塗装に適した季節について解説します。
屋根材の種類ごとの寿命
よく使用されている屋根材の寿命、塗り替え目安をまとめました。
・スレート屋根(スレート瓦):寿命15~30年、塗り替え5~10年
・ガルバリウム:寿命20~50年、塗り替え5~10年
・セメント瓦:寿命30~40年、塗り替え5~15年
・トタン屋根:寿命10~20年、塗り替え5~10年
屋根塗装に使われる塗料にはアクリル系、シリコン系、ウレタン系、フッ素系などがあり、寿命は5~20年とかなり幅があるため、塗り替え目安にも幅があります。
2回目以降の塗装を行う場合、前回の塗装時にどの塗料を使用したか覚えておく、見積もりを取っておくなどしておくとメンテナンス時期が分かりやすいです。
こんな症状がでたらメンテナンス時期☝
屋根は劣化が進むと雨漏りだけでなく、メンテナンスの費用もかさんでしまいます。そうならないためにも劣化のサインを見逃さないように日々屋根のチェックを行いましょう。
色褪せ
当初の屋根の色からくすんだように変色した状態です。スレート、トタン、ガルバリウム、アスファルトシングル、セメント瓦といった、塗装をしているすべての屋根で発生します。
色あせは塗膜の劣化が始まった証拠です。とはいえ、初期的な段階であり、すぐに処置をしなくても問題がない症状です。
色あせが見つかったら、定期的に状態を把握して劣化の進行状況をチェックしましょう。
コケ、カビ
屋根にはコケやカビが発生することがあります。コケやカビは美観を損なうほかに悪臭を放つといった影響を及ぼすので早めに対処したいものです。
コケやカビは粘土瓦やアスファルトシングルの屋根材で発生しやすいでしょうまた、コケやカビは高圧洗浄で除去できる場合があります。
洗浄をしても落とせない場合は塗装を検討しなくてはいけません。
瓦のひび割れ
屋根にひび割れが発生すると雨漏りや錆びなどの症状が発生します。ひび割れは、スレート、セメント瓦、粘土瓦で発生する傾向があります。
細かなひび割れでも室内への雨水侵入の恐れがありますので、早めに補修や塗装をすることが重要です。
屋根の塗装は1年中可能
屋根塗装は「気温5度以上湿度85%以下」の条件がそろっていれば、1年中施工可能です。また、気候が落ち着く春・秋は塗装工事がしやすい時期です。
夏でも出来ますが、屋根の上は45℃以上の高温になっている可能性が高く、温度が高すぎると塗料が揮発しやすいので、気泡が入って仕上がりが悪くなることがあります。
冬は、朝露や夜露が発生しやすく、屋根が濡れた状態になりやすいため、乾燥時間が足りない傾向があります。朝露が乾いた時間から夕方の気温が低下する前に行う必要があります。
まとめ
屋根を長持ちさせるためにはメンテナンスが重要になります。塗装は1年中できるため、塗装時期に悩むことはありません。
屋根の劣化状態を見て、そろそろメンテナンスが必要かな?と考え始めたら、まずは塗装業者にご相談することをおすすめします。
カテゴリ:屋根
2024年10月24日
2回目以降の外壁塗装でのポイント
2回目、3回目の外壁塗装を検討中の方、いらっしゃいませんか?2回目以降の塗装工事の際には、前回の外壁塗装の際にどの塗料を使用して塗り替えたかも重要になってきます。
また、1回目と2回目以降の外壁塗装は、新築から経過している時間がちがってくるため、外壁塗装の費用や工事で使用する塗料が大きく違ってくることがあります。
今回は2回目以降の外壁塗装のポイントをご紹介していきます。
1回目と2回目の外壁塗装の違い
2回目の塗装となると、築年数も20年を超えていることが大半です。そうすると、様々な劣化症状が起きていてもおかしくありません。
そのため、2回目以降は塗装の費用や手間がかかります。費用が高くてもしっかり補修するのが重要になってくるのです。
2回目以降の外壁塗装のポイント
・費用が高くなる可能性がある
1回目の塗装工事では、塗料の費用がわかっていれば工事費用についてはだいたい検討がつくと思います。
しかし、2回目以降の塗装工事では思わぬ劣化が発生することもあるため、1回目よりも工事範囲が増えて工事費用が高くなる可能性があります。
また、下地まで傷んでいると下地処理や下塗りの工程が増えるケースもあるため、コストが上がる原因になります。
そのため、1回目の時より工程や工事が増える可能性があるということを理解しておきましょう。
・塗料との相性
2回目の塗装工事では、前回よりも高性能な塗料を選びたいという方もいるのではないでしょうか。
塗料のグレードが上がればメンテナンスの頻度を少なくすることができるため、トータルコストを抑えることができます。
ただし、塗料には相性があるため、相性の悪い塗料を塗るとすぐに剥がれたり膨れたりする可能性があります。
たとえば前回使用した水性塗料の上に、新たに溶剤系塗料(油性塗料)を塗り重ねると、溶剤(シンナーなど)が水性塗膜を侵して膨れやしわが発生してしまう恐れがあります。
2回目の外壁塗装の際はすでに古い塗膜が劣化しているため、あまり影響はないかもしれませんが、少しでも剥がれにくい塗膜にするためには塗料に相性があることを把握しておきましょう。
塗装が行わないほうが良い場合もある
住宅が著しく劣化している場合は塗装を行わないほうが良いこともあります。
外壁材の吸水が著しく、ボロボロと剥がれてしまう、爆裂や凍害によって更に剥がれる可能性が考えられる、透湿防水シートの経年劣化による外壁からの雨漏りを発生している、などの劣化症状がある場合は2回目の外壁塗装は行わず、根本的な問題を改善してから再度メンテナンスを行っていきましょう。
2回目の塗装が必要な時期
2回目以降の外壁塗装が必要な時期は、前回の外壁塗装で使用した塗料の種類や施工品質、立地条件、周辺環境、住まいの耐久性などによって異なります。
耐久性の高いフッ素塗料を使って塗装した場合には15~20年後、シリコン塗料の場合は10~13年後が一般的な外壁塗装の時期の目安とされています。
また建物の立地条件や周辺環境によっても塗膜の劣化速度が変わってくるので、以下のような劣化症状が現われたら外壁塗装を検討しましょう。
・外壁のひび割れ
・塗膜の膨れ
・コーキングのひび割れ
・チョーキング
・外壁、屋根の色褪せ
・コケの付着
まとめ
2回目以降の外壁塗装をご検討中ということは、お住まいへのダメージは確実に蓄積されています。
サイディングの張り替えやモルタル外壁の塗り直し等、1回目の外壁塗装よりも補修する箇所が増え、費用がかかってしまう可能性があります。
しかし、ご自宅を見直す良い機会でもあるので、少しでも劣化症状を確認したら、外壁塗装を検討しましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年10月21日
屋根の人気色とは?!
外壁はよく見えるところだから、色は自分が一番いいと思う色を選びたい!だけど屋根は…?と、屋根の色をどのように選んだら良いのかお悩みの方、いらっしゃいませんか?
屋根の色は、お家の形にもよって見えやすかったりそうでなかったりしますが、意外と家全体の色のまとまりに重要な役割を持っています。
せっかく外壁が素敵な色でも、屋根の色がいまいちだと、家全体の印象が変わってしまい、とても勿体ないです。
そこで今回は屋根の人気色や失敗しないためのポイントをご紹介していきます。
屋根の色を選ぶポイント
・外壁との相性を考える
屋根色を決める際にもっとも大切なのは、外壁や付帯部の色との相性です。外壁や付帯部とのバランスを考えずに屋根の色を決めてしまうと、まとまりのない印象になる恐れがあります。
屋根の色を選ぶ際は、屋根、外壁、付帯部を同系色の濃淡にし、使用する色を3色までにすることで、統一感のある外観に仕上げることができます。
個性的に見せたい場合は、ブラックの屋根×真っ白の外壁といったコントラストの強い2色にするのも良いでしょう。
・屋外での見え方に気を付ける
色を決めるのにはサンプルを見て決定しますが、そのサンプルは手元や室内で確認することがほとんどです。
室内の照明で見る面積の小さなサンプルは、太陽光の下で広い面積で見ると色の見え方が違ってきます。
天気によっても見え方が違ってくるため、晴れていればより明るく、曇っていればより暗い色に感じます。
屋外での色の見え方を考慮して色選びをすることで、イメージと違った、ということが少なく済みます。
・遮熱効果
屋根は太陽に一番近くもろに熱の影響を受ける箇所です。そのため、屋根塗装を行う時は遮熱効果を期待した塗料で塗装を行うことが多いのですが、同じ塗料でも使用する色によっても遮熱効果は異なります。
基本的に白に近く明るい色であればあるほど遮熱効果は期待され、反対に黒に近く暗い色であればあるほど遮熱効果はそれほど期待できません。
そのため、特に色にこだわりのない方や見た目よりも機能性を向上させたい方は遮熱効果が高い色を選ぶことをおすすめします。
屋根の人気の色
グレー
グレーの屋根は外壁との馴染みもよく機能面でも魅力的です。
グレーはブラックよりも明るいため熱を吸収しにくく、室内温度の上昇を抑えられます。
汚れや色褪せも目立ちにくいため、長期間美観を保ちやすい色です。
メンテナンスの手間を最小限に抑えたい場合はグレーの屋根が適しています。
ブラウン
ブラウンの屋根は、落ち着きのある外観に仕上げたい方におすすめです。
ブラウンはさまざまな色やデザインとも相性がいいため、外壁だけではなく周囲の自然環境にも調和します。
ダークブラウンなど暗めの茶色は、重厚感があり落ち着きのある印象を与えます。
一方で赤みの強いブラウンは、おしゃれで明るい印象の家に仕上がります。
グリーン
グリーンの屋根は自然が多い環境でも馴染みやすい色です。
グレーやブラウンよりも外壁との相性は難しくなりますが、上手く組み合わせるとおしゃれで個性的な仕上がりとなります。
グリーンはコケやカビなどの汚れが目立ちにくい色であるため、湿気の多い地域にもおすすめです。
モスグリーンのようなグレーがかったグリーンは砂埃なども目立ちにくいため、美観を保ちたい方に適しています。
おすすめしない色
・赤や青などの原色
屋根塗装では、赤や青などの原色系の色はおすすめできません。原色を採用する最大のデメリットは、色褪せが目立ちやすいことです。
屋根塗装が色褪せてしまうと、家全体が古びた印象になってしまいます。原色の色を採用し美観を保ちたい場合は、数年ごとに塗り直しを行う必要がありメンテナンスが大変になります。
・白
屋根塗装ではホワイト系の色もあまりおすすめできません。屋根は年中雨風や砂埃にさらされているため、とても汚れがつきやすい部分です。
ホワイトを採用すると汚れが悪目立ちしてしまい、外観が悪くなってしまいがちです。
まとめ
せっかくの高いお金をかけて屋根塗装をするのであれば、気に入った色で塗装したいですよね。
失敗を避けるためには上記のようなポイントを意識することが大切です。また色選びの際はカタログだけでなく近隣にある住宅を参考にしてみても良いかもしれません。
ご自身のイメージやお家にぴったり合う屋根塗装を行いましょう。
カテゴリ:屋根
2024年10月17日
地震がきた後の外壁・屋根は大丈夫?
今年の初めには能登半島地震、8月には宮崎で起きた震度6の地震…。ここ数年で大きな地震が多数起こっており、防災意識が高くなっていることと思います。
様々な防災グッズが広まる中、お家のことはどうしたらいいのか、もし地震がきた後は何をチェックするべきなのか…と気になっている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は地震が来た後にチェックすること、地震に備えるメンテナンスについてご紹介します。
地震がきた後のチェックポイント
ひび割れ・膨らみ・ズレがないか
大きな地震の後は、外壁のヒビ割れが増えているかもしれません。小さなヒビ割れであれば、塗装部分だけのヒビなので慌てすぎなくても大丈夫です。
しかし、大きなひび割れ、膨らみ、ズレ、傾きなど、すでにご自身でわかるような症状があれば、重症の可能性が高いです。
わからない場合でも、専門業者が点検すると、症状が発見される場合があります。少しでも症状があれば、雨漏りに移行する可能性があります。
ドアの開閉が困難
「ドアや窓の開閉が地震前までは普通にできていたのに、地震後からしづらくなった」という場合、明らかに建物が傾いている、変形していることになります。
屋根材や部材の落下
自宅周辺に屋根材の一部やくぎやねじなどの部材が落下していないでしょうか。何かが落ちていた場合、外壁や屋根に異変が起きている可能性が高くなります。
また、屋根や外壁に付属する部材、雨樋が傾いていたり、外れていても雨漏りに繋がる危険性があります。
外壁や屋根から異音
外壁や屋根からミシミシ、キシキシと、きしむ音がしていないか確認しましょう。これらも部材の不具合がある可能性があります。
地震に備えるメンテナンス
「我が家は丈夫だから、地震を受けても大丈夫」と思う方は少なくありません。築10年以上の家でも、しっかりとした作りの場合は多少の震度の地震を受けた場合であっても、問題が無い場合もあります。
・外壁塗装
外壁塗装は、建物の美観を保つだけでなく、防水効果を高め、建物全体の耐久性を向上させる役割も担っています。
外壁の劣化が進むと、建物内部への水の浸入を許し、構造の弱体化を招く可能性があるため、定期的な塗装の見直しが重要です。
外壁に発生する小さなひび割れは、見過ごされがちですが、放置すると内部の構造材にまで影響を及ぼすことがあります。
特に、大規模地震では、建物に強い揺れが加わるため、事前にクラックを修繕し、外壁を強化しておくことが重要です。
・瓦のメンテナンス
瓦屋根を使用している場合、耐震性の高い軽量瓦や、軽量な屋根材に交換することが推奨されます。
古い瓦屋根は地震の振動で割れたり、ずれたりするリスクが高いため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
交換が難しい場合でも、瓦の状態を定期的にチェックし、必要に応じて修繕や補強を行うことが重要です。
日ごろから気をつけておくこと
・建物の周辺に物を置かない
地震の揺れで物が外壁にぶつかったりして傷ができることや、日陰ができることでシロアリの侵入経路になってしまうことになりかねません。
いざという避難時に転倒の危険性を生んでしまう危険性もあるので、できればすっきりとした状態にしておきましょう。
・メンテナンス時期の把握
再塗装やシーリング、雨樋など、定期的なメンテナンスをしたことがあれば、時期の確認などを行っておくことも、心の準備につながります。また、外壁や屋根材の材質も確認しておくと良いでしょう。
まとめ
地震は多かれ少なかれ、建物に衝撃を与えます。「今回は被害がなかった」「目に見える被害はないな」と安心するのではなく、定期的なメンテナンス、点検をしましょう。
今回大丈夫だったからと言って、次も大丈夫とは限りません。少しでも異変を感じたら、専門業者に点検を依頼して、いざという時に備えてください。
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