ブログ
2021年8月5日
塗料の艶あり・艶なし それぞれの耐久性や耐候性に違いはあるのか?
外壁塗装の塗料には、大きく分けると艶あり、艶なしがあります。
艶ありと聞くと、表面が艶々したイメージが浮かび、艶なしと聞くと、シックでお洒落なイメージが浮かびますね。
今回は、この塗料の艶あり・艶なしについてどのような違いがあるのか詳しく見ていきましょう。
塗料の艶の種類
塗料は大きく分けると、艶あり・艶なしに分けることができますが、艶ありの中では艶の出方によりさらに分かれています。
艶あり:3分艶
3分艶タイプは、ピカピカした光る艶感はなく、落ち着いた高級感があります。
艶ありタイプの塗料に、つや消し剤を使用し3分艶にした場合は耐久性や耐候性が劣る場合があります。
艶あり:5分艶
5分艶はピカピカテカテカ感は、それほど目立ちません。
油性塗料の中には半艶(5分艶)塗料があり、つや消し剤を混ぜて塗料を作ることがなくてすみます。それを選ぶと耐久性や耐候性に問題はありません。
また、艶あり・艶なしで迷っている場合は5分艶を選択するというのも選択方法の一つです。
艶あり:7分艶
少し艶を抑えた7分艶も人気です。
つや消し剤を使った艶調整塗料の場合でも、7分艶であれば色ムラや耐久性・耐候性が劣るのも最小限に抑えることができます。
艶あり
艶ありと聞いたイメージ通り、ピカピカで新築のような仕上りになります。
汚れも付着しにくく、塗料本来の耐久性・耐候性を発揮できます。
ピカピカ艶は徐々になくなっていきますが、耐久性・耐候性に問題はありません。
艶なし
艶なしタイプの塗料で塗装を行うと、落ち着いたシックな雰囲気に仕上がります。和風建築などでは、よく使用されています。
耐久性の高い油性塗料には、艶なし塗料はなく、艶なしタイプは水性塗料となります。
艶あり・艶なし どちらを選べば正解なのか?
外壁の塗替えリフォームを検討されている方の中には、耐久性・耐候性に優れた艶ありタイプを選択される方が多い傾向にあります。
艶あり塗料を選んで塗装をしても、その光沢は約3年ほどで無くなっていきます。その点、艶なし塗料では色の退色はそれほど気になりません。ただし、艶なし塗料では汚れが付きやすいうえ落ちにくいというデメリットはあります。
艶あり・艶なしで迷っている場合は施工業者に迷っていることを伝え、実際に塗り終えた現場を見せてもらうと、より艶あり・艶なしの違いが分かりやすいと思います。また施工事例などは各会社のホームページなどでも載っていますので参考にしてみるのも良いでしょう。
まとめ
艶あり・艶なしのどちらの塗料を選んでも間違いではありません。十数年ぶりの塗り替えリフォームです。新築の際や、前回の塗り替えの際よりも塗料の種類も増え、その効能もレベルアップしています。わからないことは、専門業者に質問してクリアにし、家族で最適と判断した塗料を選択することが大切です。悩んだ末に決めた塗料で、お色直しした我が家を見る感動は格別でしょうね。
カテゴリ:外壁