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2021年9月16日
耐用年数ってなに?
『耐用年数』という言葉を聞いたことがありますか?
外壁塗装をする上で、耐用年数が大きく関わってきます。
今回は、外壁塗装にとって重要なポイントとなる耐用年数についてご紹介します。
耐用年数を知ろう!
耐用年数とは何?
外壁塗装の耐用年数とは、塗装をしてから次の塗替えが必要になるまでの年数のことを言います。
使用する塗料にもよりますが、平均的な耐用年数は7年~10年と言われています。
この時期を目処に次回の塗替えの資金計画をすることも大切になります。
塗料の耐用年数と特徴について
塗料の性質とメリット&デメリット
塗料には数種あり、使用する塗料によって性能や耐用年数が違います。
日々、強い紫外線や雨風などの外的要因にさらされている外壁の経年劣化は避けることができません。しかし、塗料の機能性を活かし劣化を防ぐことは可能です。
シリコン塗料
◎メリット:耐水性や耐候性といった機能性の良さがありながらも、価格のお手頃さが魅力の塗料。耐用年数は10年と長く耐久性も良いため、長期的なトータルコストを抑えられる。塗膜に光沢があり、比較的長く艶を維持できる。
×デメリット:メーカーによって水性や油性など種類が多種多様なので、性能の違いを判断しづらい。
アクリル塗料
◎メリット:艶があり、ハッキリした色が特徴。低価格で重ね塗りができるため、短いサイクルで様々な色に塗替えができる。
×デメリット:汚れやすく、塗膜が固いためひび割れが生じやすい。耐久年数が5~6年と短く、頻繁に塗替えが必要。
ウレタン塗料
◎メリット:樹脂が柔らかく密着性が高いため、あらゆる素地に多用される。光沢のある仕上がりが特徴。 耐用年数は7~10年程度。
×デメリット:耐用年数が他の塗料に比べて短く、防汚性や紫外線に弱い。
フッ素
◎メリット:親水性や防水性に優れているため汚れにくく、艶があるので新築のような美観を維持できる。耐用年数も15~20年と長いため塗替えの回数が少なく、結果的にトータルコストが抑えられる。
×デメリット:高品質のため価格も高くなる。トータルコストを見れば高くはないが、1回にかかる費用が高いため一般住宅にはまだあまり普及していない。
耐用年数で選ぶ?費用で選ぶ?
塗料の特徴や性質をほんの少しでも知識として知っているだけで、塗料選びが変わってきます。
1回目~2回目、2回目~3回目と次の外壁塗装まで少しでも期間をあけたい場合は、耐用年数の長い塗料をおすすめします。
※ポイント
費用にとらわれすぎないこと!
外壁塗装は基本的には7~10年が塗替えの時期と言われています。
耐用年数の長い塗料を使用すると1回の工事費用は高くなりますが、長期間外装材を保護し、塗替えの頻度を減らすことができるのでトータルのメンテナンスコストは抑えられます。
これらを踏まえ、ご自身は何を重視するかをじっくり検討しましょう!
耐用年数を長く保つためのポイント
①日頃のメンテナンス
外壁の清掃や手入れをせずに放置していると建物の劣化にも気付けず、大規模なリフォームを余儀なくされるということも考えられます。 台風や大雨の後の汚れ取りなど、セルフメンテナンスをすることで劣化を防ぐことに繋がります。
②条件に見合った塗料選び
使用する塗料によって違いはありますが、耐久性に優れた塗料を使用した場合は耐用年数も長くなります。 外壁塗装は経年劣化により家を保護する防水機能が低下し、外壁だけでなく建物の内部にまで影響を及ぼしてしまう可能性があります。
外壁塗料の単価が多少高くても、塗り替えを行う回数を減らして人件費や足場代を削った方が、長期的に考えるとコストダウンになるケースが多くあります。
耐用年数ばかりにこだわり過ぎずに、意匠性・機能・光沢なども加味して総合的に判断することも大切です。
③信頼できる業者選び
どんなに高性能な塗料を使用しても、きちんとした施工が行われていないと塗料の性能を十分に発揮することができません。
その結果、本来の耐用年数を迎える前に塗替えが必要になることもあります。
外壁塗装やリフォーム費の安さだけにこだわらず、しっかりとした丁寧な工事を行ってくれる業者を探すことが重要です。
まとめ
このように耐用年数は外壁塗装をする際の重要なポイントになります。
ただし、耐用年数はあくまで目安であり、建物の立地環境によっても変化します。定期的に家をチェックし、変化に気が付くことが一番大切です。
『我が家はいつまでに塗替えをしたらいいの?』という方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
ご自宅に合った適切なタイミングを知りましょう!
カテゴリ:外壁