ブログ
2021年10月11日
外壁塗装に適した季節とは?
家の外壁は、時間が経つにつれて劣化していきます。塗料の耐用年数を経過してしまうと、塗膜の剥がれやひびなどが発生してしまいます。大切な家を守る為にも劣化の症状が見え始める前に塗り替えメンテナンスは検討したいものです。
せっかく塗り替えメンテナンスを行うなら、一番適した時期に行いたいとも思いますよね。では、外壁塗装にベストシーズンはあるのでしょうか?
今回は塗装工事を行う季節ごとのメリット・デメリットについて紹介していきましょう。
塗装ができない天候条件
季節ごとの外壁塗装のメリット・デメリットを調べる前に知っておかなければならないことがあります。それは、外壁塗装工事には絶対に行えない条件があるということです。その条件が下記になります。
・気温が5℃以下
・湿度が85%以上
・雨や雪が降っているとき
この条件を見るとわかりますが、積雪地域や氷点下になる地域以外は、一年中施工が可能です。また、雨の日は湿度が高くなるので塗装はできません。
この条件を基礎知識として把握しておきましょう。
季節ごとのメリット・デメリット
・春(3~5月)
メリット
春は比較的気候が安定していて空気も乾燥しているため、天気に左右されて工期が伸びてしまうことが少なく、塗装に適した季節です。
デメリット
黄砂や砂埃などのゴミが付着したり、塗装業者が繁忙期に入ってしまうため工事の依頼がしづらくなってしまいます。
・梅雨(6~7月)
メリット
雨が降ると塗装工事は行えません。そのため梅雨時期は塗装を避ける方が多いので工事の依頼はしやすくなります。また、適切な湿度を守っていれば工事はスムーズに進みます。
デメリット
雨が続くので予定通りに工事が進まないことが予測されます。工事が長引くと困る方は梅雨時期の塗装は避けたほうが無難です。
夏(8月)
メリット
夏は気温が高く、塗料が乾燥しやすいので工事はスムーズに進みます。
デメリット
8月~9月にかけては台風が多く発生する季節なので、それが原因で工事ができないことがあります。台風が接近しやすい地域の方は早めに屋上防水、ひび割れなどの対策をしておきましょう。
また、塗装中は窓を閉め切ってしまうため室内の温度が上がり、過ごしにくくなります。場合によってはエアコンの室外機を養生してしまい、冷房が使えなくなってしまうことがあります。熱中症などの危険性もあるため、工事期間中も快適に過ごしたい方は夏の塗装は少し検討したほうがいいかもしれません。
秋(9~11月)
メリット
秋も春と同じで気候が安定しているので工事もスムーズに進み、塗料も乾きやすく塗装に適した季節です。また、気温が下がるので窓を閉め切っていても無理なく過ごせます。
デメリット
春と同じく繁忙期のため、工事依頼がしづらくなります。また、9月ごろまでは台風のシーズンなので、それが原因で工事がストップしてしまうことがあります。
冬(12~2月)
メリット
冬は空気が乾燥しているため、塗料が綺麗に硬化してくれます。
また、窓を閉め切っていても無理なく過ごせます。
デメリット
日照時間が短いため、他の季節に比べて作業できる時間が限られてきます。
気温が5℃を下回ると工事ができないので、積雪エリアや寒冷地域では注意が必要です。
塗装のベストシーズン
各季節のメリット・デメリットをお伝えしましたが、実際に塗装される方が多い季節は春と秋です。天候が不安定な季節の施工は避けたいと考える方が多いようです。
また、最初にお伝えしましたが、工事の行いにくさの違いはあれど外壁塗装はどの季節でも実施可能です。
季節に関わらず、外壁を守っている塗装も使用した塗料が耐用年数を迎えれば防水性や耐候性が失われますので、塗替えなくてはなりません。
塗装すべきタイミングで悩んだり、時期によって塗装が難しい地域にお住まいの方は一度塗装業者に相談してみましょう。
まとめ
今回は外壁塗装に適した季節をご紹介しました。気候や天気条件が適した季節でも繁忙期のため着工が遅れたりするなどデメリットもあります。
工事がスムーズに行われることも大切ですが、満足のいく工事になるかどうかを決めるのは依頼する業者の施工管理能力です。複数の業者に見積もりを依頼し、季節や環境に合った具体的な施工方法を提案してもらい、工事を行うようにしましょう。
カテゴリ:外壁