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2021年11月8日
知っておくと安心!雨漏りが発生した際の応急処置
突然ご自宅が雨漏りしたら、どうしていいのかわからず慌てますよね。
雨漏りは雨が止めば一時的に収まるかもしれませんが、雨漏りが直ったわけではありません。そのまま放っておいても、症状は広がり内部まで影響を及ぼしてしまいます。
いざという時、知っておくと安心!雨漏りの応急処置についてご紹介します。
雨漏りの原因
雨漏りの原因は屋根だと思われがちですが、実は思いもよらない場所に雨漏りの原因が隠れていることがあります。
■外壁のひび割れ
外壁のひび割れ(クラック)と呼ばれるもの。
クラックは比較的ひびが浅くて細いヘアークラックや構造クラックと呼ばれる0.3~0.5㎜以上の深さがある比較的大きなひび割れがあります。
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ヘアークラックの場合、早急な補修対応で雨漏りを防ぐことができます。
ただし、ヘアークラックを放置していると症状は進行し、広がったクラックから雨水が侵入して雨漏りを引き起こしてしまいます。
■破風板の劣化
破風とは屋根の先端にある板材のことで、風や雨の吹込みを防ぐ役割があり劣化しやすい場所です。
ボード材や木材できているため、経年劣化ではがれたりひび割れたりすると、雨漏りの原因になります。
■屋根材の割れや欠け
屋根は非常に頑丈な素材でできていますが、台風や地震などによって割れが生じたり、強風によって飛ばされた物が当たった衝撃で割れる場合もあります。
これを外的要因と言います。
また長年にわたり、雨風や強い紫外線を浴びたことによる経年劣化も考えられます。
■雨樋の不良
雨を下に流す役割をしているのが雨樋です。
雨樋に落ち葉やゴミなどが溜まり、雨水がうまく流れずに雨漏りが発生することもあります。
雨漏りが発生しやすい場所
●天井や壁のシミ
天井や壁まで雨水が侵入し、水分を含んだ状態が続くとシミが発生します。
シミが出来た部屋はカビが生え、カビ臭がすることもあります。晴れた日には窓を開けしっかりと換気を行い、早急に専門業者に見てもらいましょう。
●天井からの雨漏り
室内に雨漏りが発生した場合は、室内の家具や床にまで影響を及ぼしてしまいます。クロスが水分を吸収してしまうと、剥がれの原因にもなります。
雨漏りが生じた際の応急処置
雨漏りが生じたら、まずは落ち着いて応急処置を行ってください。
①雨漏りしている場所にバケツを置く
室内の雨漏りは家中の物が濡れてしまうので、二次被害を防ぐためにバケツや洗面器を設置してください。
また、水しぶきが起こり周囲に飛び散らないよう、バケツの中に雑巾や新聞紙を入れて周囲に飛び散りにも気を付けましょう。
②雨が吹き込まないようにビニールシートで覆う
ホームセンターで手軽に購入することができるブルーシートは、屋根の応急処置に便利です。
雨漏りの侵入経路を特定するのは難しいため、ブルーシートで屋根を覆うことでしばらくの間は雨漏りを防ぐことができます。その際、風で飛ばされないように重石を置いてしっかりと固定することを忘れずに!
まとめ
雨漏りが発生したら、ショックでどうしたらいいのか分からず焦ってしまいますよね。しかし、雨漏りは放置すればするほど状態が悪化してしまいます。早めに修理をすることで費用も最低限に抑える事ができます。
まずはご自身でできる応急処置を施すことが大切です。そして次の雨までに雨漏り箇所を修復できるよう、早急に専門の業者に連絡しましょう。