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2021年11月29日
雨漏りとシロアリの関係性
シロアリ被害の原因は雨漏りにあることをご存じでしょうか?
シロアリは湿った木材を好むという習性を持っています。そのため、雨漏りで湿った屋根や柱などで使われている木材を食害しにやってくるのです。
今回は雨漏りとシロアリの関係性を紹介していきたいと思います。
雨漏りはシロアリの発生源
シロアリの発生源として最も多いのが雨漏りです。前述したとおり、シロアリは湿った木材を好むという習性を持っています。
とくに床下などでは湿気が溜まりやすいのでシロアリが住み着きやすく、巣を作ることが多い場所です。シロアリは家の木材を食べるので、放っておくと建物の強度にも関わるほどの被害を受けることもあります。
シロアリは土に面した床下や、温かく湿度の高い壁の内部、湿った木材などに繁殖しています。経年劣化で外壁にひびが入った箇所や雨漏りを放置しておくと、雨水が木材に浸透し高湿になります。すると、そこにシロアリが侵入してきます。また洗面所や浴室なども湿気が多いのでシロアリが繁殖しやすいです。
雨漏りの一次被害と二次被害
雨漏りの被害は一次被害と二次被害に分かれます。
一次被害
一次被害とは、雨水が建物内部に侵入する被害のことを言います。
建物の経年劣化や施工不良、自然災害によって引き起こされます。
二次被害
一次被害で建物に雨水が浸透することによって引き起こされる被害を二次被害と言います。天井のシミなども二次被害です。雨漏りが原因で天井に水が溜まると、そこに使われている木材が腐ってしまい、それがシミとなって部屋の見た目を大きく損ねてしまいます。
さらに、天井のシミがひどくなると湿気や腐食によりカビが発生し、カビ特有の不快なにおいが部屋中に漂うほか、健康面でも影響が出てきます。
そしてシロアリも二次被害の一つです。天井から雨水が伝って床下へ浸透し、木材や下地を濡らしてしまいます。すると湿気やすい床下が余計に湿気で充満してしまいます。そうなった床下はシロアリにとって最高の環境です。湿った場所を中心にシロアリが活動し被害が拡大していきます。
シロアリ対策
雨漏り修理が終わった後、シロアリが再発しないように対策しましょう。
以下のシロアリ対策をすることでシミやカビ予防にも繋がります。
湿気がこもらないようにする
雨漏りでシロアリが発生するのは湿気が主な原因です。
修理をして間もない時は湿気がまだ抜けきっていない可能性があるので換気を十分に行いましょう。
屋根の定期点検を行う
屋根は常に紫外線や雨風に晒されています。メンテナンスをしないと劣化が早まり、割れやヒビにより雨漏りを引き起こすことがあります。
雨漏りしないよう定期点検を行うようにしましょう。また、屋根の点検は屋根に直接のぼる必要があるため、自力で行うのはお勧めしません。無理をせず業者に依頼しましょう。
まとめ
シロアリが発生する原因のほとんどが雨漏りです。シロアリ被害が大きいほど修理費用の負担も大きくなります。最悪の場合、家を建て替えなければいけないケースもあります。
また、シロアリ被害だけでなくシミからカビが発生し、健康にも影響が及ぶ可能性があります。そうならないために、雨漏りを未然に防ぐことが大切です。
もし雨漏りを発見した場合、放置したり、応急処置だけで済ませるのではなく、早めに業者に修理してもらうことを心掛けましょう。
カテゴリ:屋根