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2021年12月2日
外壁や屋根の劣化でコウモリが住みつく!?
夕暮れ時にコウモリが飛んでいる姿を見たことありませんか?
ただ飛んでいるだけならまだいいですが、コウモリは家に住み着くことがあります。コウモリが住み着くと聞いただけで恐ろしいですよね。
そうならないためにも原因を探ってみましょう。
家に住みつくコウモリとは?
家に住みつくほとんどがアブラコウモリ(別名:イエコウモリ)という種類のコウモリです。体調は4~6㎝と小さく、蚊やユスリカなどの小型昆虫類を餌にして生活します。
特徴としては繁殖力が強く、また家族単位で行動することも多いので、1匹発見したら数十匹のコウモリが実は暮らしていた!ということもよくあります。
一度住みかとしてしまうと、駆除をしない限りずっと住み続けてしまいます。気が付かない間に数年後に100匹程の群れになることもあります。
どんな場所に住みつくの?
①古い家
築年数が古い家は外壁や屋根などに経年劣化による小さな隙間ができていることが多くあります。ほんの2~3㎝の小さな隙間でも侵入することができ、家の中を自由に出入りします。
②温かい場所
コウモリは家の中で人目につかない温かい場所を好みます。
屋根裏など雨風を凌ぐことができる家の中は、コウモリにとって生活しやすい環境でもあります。
③換気口や通気口による隙間
換気口や通気口など、故障によってできた穴や隙間から侵入することもあります。
ご自身で侵入経路を特定するのは難しいので、専門の業者に依頼することをおすすめします。
コウモリによる悪影響
■ダニやノミの発生
コウモリにはダニやノミが寄生していることが多く、それらが家の中に落下し人体に悪影響を及ぼします。
小さな子供や高齢者がいるお宅は特に注意が必要です。
■コウモリの糞
コウモリの糞は人体に有害な菌や寄生虫が付着しています。放置された糞は乾燥し、空気中にウイルスが蔓延してしまいます。その空気を吸い込むとアレルギーや感染症などを引き起こす恐れがあります。
また糞は悪臭を放つため、室内で臭いを感じて気が付くというケースもあります。
注意!!
糞を見つけたら決して素手で触らず、ゴム手袋やビニール手袋をし適切に処理を行ってください。
コウモリを発見したら
仮にコウモリの姿が見えなくても羽音や鳴き声が聞こえたり、糞が落ちていたらそこにコウモリが出入りしいている証です。
すぐにでも駆除したいところですが、コウモリは鳥獣保護法で保護されているため、無断で捕獲や殺処分を行うと法律によって罰せられる可能性があります。
対処法
ご自身でできる対処法
●自然に出ていくのを待つ
●燻煙剤や忌避スプレーなどを使用し撃退する
※これだけでは問題解決になりません。
侵入経路を塞がなければ、またコウモリがやって来ます。
速やかに専門の業者に依頼し、住まいに発生した隙間を埋める工事を行いましょう。
まとめ
外壁や屋根の劣化によって、気付かないうちにひび割れや隙間が発生しているケースは多くあります。
これらを放置することで家の劣化を進行させるだけでなく、コウモリによる被害が起こる可能性も高くなります。
『我が家は大丈夫!』と過信せず、定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう!