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2022年1月17日
軒天をおしゃれに楽しむ方法
家を見る時、どこに目が行きますか?
ついつい外壁の色や家のデザインに目が行きがちですが、実は軒天で家の見た目が変わることをご存知ですか?
周りの家と差をつけたいという方におすすめ『軒天をおしゃれに楽しむ方法』をご紹介します。
軒天とは
住宅に付帯する部分で、建物から伸びている屋根の裏側部分のこと。
別名=軒天井(のきてんじょう)、軒裏(のきうら)などと呼ばれることもあります。
💡では実際どこの場所を指すのか見てみましょう。
軒天の役割
1. 外観の美しさ
軒天がない場合は下側から見た際に、屋根裏の野地板や垂木が丸見えになってしまいます。そこで軒天を張ることで、屋根の構造部分を隠しスッキリとした見た目を作り出します。
軒天は室内からも外側からも見えるため、色や材質によって外観の美しさが大きく変わってきます。
2. 雨漏りや紫外線を防ぐ
軒天は雨の吹き込みや紫外線を遮ることができます。
軒があることで外壁に直接当たることを防ぎ、結果として外壁の劣化を抑制することに繋がります。
また、雨の日は傘を開閉するスペースとして便利です。
その反面、軒天の無い住宅はスタイリッシュな印象になりますが、雨水を直接受けやすいため外壁材の経年劣化や雨だれによる汚れが発生しやすくなります。
3 .延焼防止
万が一、ご自宅や隣家で火災が発生した際に、軒天があることで屋根に火が燃え移るのを抑制する効果もあります。
軒天には不燃材を使用されていることが多く、軒天が延焼を遮り被害の拡大を防ぐ役割を持っています。
4 .屋根裏の換気
軒天材に表面に多数の穴が開いた有孔ボードを使用している場合や換気口の設置は、屋根裏に溜まった湿気を外部に排出することができます。風の通りをよくすることで、結露を防ぐ役割を持ちます。
換気がうまくできていないと温度差によって結露が発生し、木材が水分を吸うことで劣化が進んでしまうため、換気ができているかどうかは非常に重要なポイントです。
軒天塗装の色選び
軒天を塗装する際、何色にするのか悩みますよね。
軒天の色選びで大切になるのは建物全体のバランスです。
同系色で統一感を演出
建物全体で統一感を出したい場合、外壁や屋根と同じ色または同系色でまとめることをおすすめします。
アクセントカラーで個性的に
外壁や屋根と違う色にすることにより、軒天がアクセントになり個性的でおしゃれ度がアップします。
材質を活かして柔らかな印象に
クリア塗装では軒天の素材がそのまま表れることになり、特に軒天の材質が木材調のものはクリア塗装が良く栄えます。
ここで注意!!
気を付けなくてはいけないのが、外壁や屋根と相性の悪い色を選択してしまうことや、軒天の劣化具合とそぐわない塗料を選択してしまうことです。
わからないことは専門業者に相談しましょう。
まとめ
軒天は重要な役割を担う箇所でありながら、意外と見落とされがちです。
定期的なメンテナンスを行っていたら塗装工事だけで済むことも、長年放置し続けた結果、軒天の材質自体が経年劣化し張替えや増張りの補修が必要になるケースもあります。大切な住まいの状態を維持するためにも定期的な塗装が必要です。
そして、軒天は少し意識するだけで家の見た目がグッと引き締まるので、ぜひ理想的な空間づくりを楽しみましょう!
カテゴリ:屋根