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2022年2月10日
レンガの外壁のメンテナンス
レンガの外壁は魅力的で目を引きますよね。洋風のイメージがありますが、日本でもレンガ調の建物は多く見られます。
ご自宅がレンガの建物で「メンテナンスをどのようにしたらいいか分からない」という方もいらっしゃるかもしれません。
大切なご自宅のメンテナンス方法を知っておきましょう。
レンガの外壁の種類
レンガ
レンガは粘土や泥を型に入れて、窯で焼き固めるか圧縮して作るので、耐久性に優れた外壁材です。しかし、施工費用が高いことや地震の揺れによってレンガが割れたり崩れたりする可能性があります。
そのため、地震の多い日本では、レンガの外壁を使用している住宅は少ないです。
レンガ調タイル
レンガのデザインを模したタイルを壁面に貼り付ける方法です。レンガよりも軽量で施工しやすいのが特徴です。タイルはレンガと同じく粘土をベースにしているため、見た目は本物のレンガに近いものに仕上がります。
しかし、レンガ同様施工費用が高いため玄関などの一部に使用されていることが多く、外壁全体がレンガでできているのはごく稀です。
レンガ風サイディングボード
人気の高い窯業系サイディングには様々なものがあり、レンガ風のデザインもあります。サイディングは感触が柔らかく、一つ一つの溝が浅いことが特徴です。しかし、サイディングはセメントと繊維質を混ぜ合わせて固めたボードなのでサイディング自体に防水性はありません。
そのため外壁塗装が必要となりますが、サイディングはほとんどの塗装業者で扱うことが出来るため、メンテナンス方法で悩むことがなく安心です。サイディングなら、手軽にレンガの雰囲気を楽しむことが出来ます。
メンテナンス方法
レンガ
レンガやレンガ調タイルでできた外壁は基本的に塗装は不要です。しかし、れんがはとても強い建材ですが、それを固定する目地のモルタルはレンガほど環境に強くなく、昼と夜で気温差が大きい地域、レンガを補修しなければいけません。
レンガやモルタルの種類を正しく選定することでこのようなトラブルを防ぐことが出来ます。
レンガ調タイル
タイルもレンガ同様無機質な素材のため、経年劣化せず塗装は不要です。湿式工法の場合、レンガを固定するために使用している木地のモルタルは上記のレンガと同じ理由で劣化していきます。
乾式工法の場合、ベースの壁にサイディング材を使用しています。サイディングは継ぎ目にシーリングが施されているため、シーリングの経年劣化にも注意が必要です。
レンガ風サイディング
窯業系サイディングは防水性がないため、塗装でコーティングをします。個の塗装で作られた塗膜は10年程で劣化してしまいます。塗装のタイミングの目安は外壁の色褪せ、チョーキング現象、コケやカビ、ひび割れなどから判断ができます。
塗膜がなくなってしまうとひび割れや雨漏りの原因になるため、定期的に塗装をする必要があります。レンガのような趣のある外壁にはクリア塗装がおすすめです。
また、サイディングは大きな板を貼り付けますが、サイディングとサイディングの間はシーリングで充てんしています。そのシーリングも5~10年程で劣化してしまうのでシーリングのメンテナンスも重要です。
まとめ
見た目の素敵なレンガの外壁ですが、外壁の種類によってメンテナンス方法はちがいます。もし、ご自宅がレンガ風サイディングの場合は塗装が必要です。それぞれの外壁に合ったメンテナンス方法を行い、大切なお家を長く綺麗に保ちましょう。
カテゴリ:外壁