ブログ
2022年2月14日
雨漏りで漏電するって本当?
天井からの雨漏りは漏電を引き起こす可能性があります。もし、「知らないうちにブレーカーが落ちていた」「雨が降ると家電の調子が悪い」などということがあれば、雨漏りが原因で漏電しているかもしれません。
今回は雨漏りでの漏電はどんな被害が出るのかご紹介したいと思います。
雨漏りは漏電を引き起こす
雨漏りは経年劣化により発生し、様々な被害を引き起こしますが、その中で最も危険なのが漏電です。
電化製品には、通常「絶縁」という処理が行われていますが、雨漏りによって雨水が天井や壁内部から電気配線やコードの内側に入り込むと漏電が起きる場合があります。
漏電による1次被害
家電の故障による修理・買い替え
家電のコードや本体が水で濡れ、絶縁不良になり故障すると、修理や買い替えが必要になります。経済的なダメージを受けることも少なくありません。
一時的な停電
漏電盤が漏電を感知すると、電気回路を遮断し、停電が起きます。家電自体に漏電が起こっている場合はそのコンセントのみ使用しなければ問題ありませんが、屋内の電気回路で漏電が起こっている場合は業者による修理が完了するまで一部の配線を利用できず、不便な生活を送ることになります。
電気代の高騰
電気が漏れているのと、家電等を動かすのに必要以上の電気を使用するため、急激に電気代が高くなります。
漏電による2次被害
感電
感電とは人体に電流が流れて傷害を受けることです。雨漏りで濡れたコンセントやコードにうっかり触って感電するということが考えられます。
また、絶縁状態の悪い洗濯機や電気水温器、水・湿気の多い場所で使用する電気器具なども触れる際には注意が必要です。
火災
雨漏り被害で漏電が最も危険と言われている理由が火災です。漏電が起こるとコンセントやコードが発熱するので、その近くに燃えやすいものがあると火事になる恐れがあります。
また、コンセントに溜まったホコリが雨漏りの影響で湿気を吸収し、発熱して出火する「トラッキング現象」と呼ばれる火事のリスクも高くなります。
漏電に気づいた時の対処法
電気保安協会に連絡
全国にある電気保安協会では電力会社からの依頼を受け、一般家庭や商店などの電気設備の安全診断を行っています。漏電が疑われる場合は、まずお住まいの地域の保安協会に連絡してみましょう。保安協会に依頼すると無料で調査してもらえます。
まとめ
漏電が起きている場合は、感電や火災など場合によっては命に関わる事故につながる恐れがあります。まずは安全確保のため、最寄りの電気保安協会や電気工事事業者に連絡して原因を追究しましょう。
そして、雨漏りは放っておくと様々な被害をもたらします。雨漏りに気づいたら早めに業者に修理してもらうようにしましょう。
カテゴリ:防水