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2022年4月21日
木質系サイディングと木目調サイディング
木の温もりを感じられる外壁はナチュラルで優しい印象があり、魅力を感じますよね。今回は木質系サイディングと木目調サイディングについてメリット・デメリットなどを紹介していきたいと思います。
木質系サイディング
木材を使用した薄い板状の外壁材です。天然木を使用したサイディングはログハウスのような木の温もりが溢れる家にしたい方にぴったりです。
メリット
断熱性が高い
天然木を使用しているので熱を吸収しにくく、断熱性が高いという特徴を持っています。
そのため、直射日光が当たる土地や気温差が激しいところにお住まいの方は木質系サイディングをおすすめします。
温もりのあるデザイン
窯業系サイディングや金属系サイディングで木目調に仕上げることは可能ですが、どうしてもナチュラルさには欠け、人工的な質感が出てしまいます。
その点、木質系サイディングは天然木を使用するため、窯業系や金属系には出せない自然で高級な質感を出すことができます。
デメリット
価格が高い
木質系サイディングは全体的に価格が高い傾向にあります。天然木を使用するとどうしても他のサイディングよりも価格が高くなってしまいます。コストを抑えたいという方には不向きなサイディングです。
劣化しやすい
木製なので水に弱く、ほかの外壁材よりも経年劣化の影響を受けやすいため寿命が短くなります。そのため、あらかじめメンテナンス費用を視野に入れておく必要があります。
修繕費がもったいないからとメンテナンスを怠るとカビやコケが生えて見た目も悪くなり、外壁の強度、安全性が損なわれてしまいます。
また、火にも弱いので外壁に防火性の高さを求めている場合は、木質系デザインはおすすめしません。
木目調サイディング
木目調というだけあって木材の外観をしているものの、素材には必ずしも木材を使用していません。木目柄の模様をプリントしているものもあります。
木目調サイディングと呼ばれるものは「窯業系サイディング」「金属系サイディング」「樹脂系サイディング」の3つになります。
メリット
デザインが豊富
木目調の魅力といえばデザインの豊富さです。様々な模様があるのでコンセプトを決めて、それに合うデザインを選ぶと良いでしょう。また、同じ木目調でも濃淡によってイメージを変えることが可能です。
洋風の外壁だけでなく、古民家風にデザインした和風スタイルにもでき、自身の好みに合った外壁にすることが可能です。
価格が安い
メンテナンス周期も木質系サイディングより長く、長期的に見てもコストパフォーマンスは良いと言えます。
耐久性が高い
木目調サイディングは窯業系・金属系・樹脂系などのサイディングに木目柄をプリントしたサイディングになります。
そのため、耐震性や防火性に優れています。
デメリット
熱がこもりやすい
木質系であれば熱を逃がしやすく通気性が良いのですが、窯業系や金属系のサイディングにすると熱がこもりやすくなってしまいます。
質感
木目調はあくまで”風”なので多少金属などの質感が出てしまいます。本来の木の温かみなどは感じることができません。
まとめ
木質系サイディングと木目調サイディングはそれぞれ違う特徴・質感・価格になっています。地震の好みと予算に合わせてオシャレな外壁を手に入れましょう。