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2022年5月23日
自分でできる外壁のお手入れ
ご自宅の外壁を少しでも長持ちさせるためには、10年を目安に屋根や外壁をメンテナンスすることが必要になります。しかし、外壁塗装や修繕にはお金がかかります。そのためメンテナンス期間を12年、15年と延ばしていきたいですよね。
そこで今回は外壁を長持ちさせるためにご自身でできるお手入れについてご紹介していきたいと思います。
お手入れ方法
掃除
外壁を手軽にメンテナンスできる方法は掃除です。外壁を掃除しないで放置しておくと汚れが定着し、落ちにくくり、劣化が早まってしまいます。
掃除は、家庭にあるものを使用して行うことができます。手間はかかりますが、業者に依頼するよりも安く外壁をメンテナンスすることができます。
<用意するもの>
・柔らかいスポンジ
・手袋
・必要に応じた洗剤
・ホース
・バケツ
・高圧洗浄機(あれば)
※外壁塗装は水が飛び散るため、濡れても良い服装で行いましょう。
<注意点>
・外壁は柔らかいスポンジで優しく擦りましょう。ごしごし擦ってしまうと塗膜が剥がれてしまう可能性があります。
・外壁用の洗剤は強力なものが多いため、必ず手袋をして行いましょう。
・ホースなどで外壁を流す際は、開口部のちょっとした隙間でも水が入り込んでしまうため、しっかりと窓を閉めておきましょう。
・高圧洗浄機はスポンジでも落ちない頑固な汚れに使用します。
・高所を掃除する場合、脚立や梯子にのぼって作業をすると転落する危険性があるので高所だけは業者に依頼することをおすすめします。
植物を外壁から離す
草木や影になりやすい部分は湿気が多く、外壁にカビやコケなどが発生する原因になります。もし外壁にひびがあればその隙間からカビやコケなどが侵入し、根を張ってしまう可能性があります。
こまめな草刈りや、ガーデニングをする場合はなるべく外壁から離すようにしましょう。
劣化に早く気付く
外壁を長持ちさせるためには常に外壁を観察することが重要です。普段の状態がどうなっているか自分で把握しておけば、外壁に異変があった際、すぐに気付くことができます。
<劣化のポイント>
・チョーキング
チョーキングは外壁の劣化症状におけるもっとも代表的なもので、外壁を指でなぞると白い粉のようなものがつく現象です。顔料が紫外線によって分解され、表面に出てきてしまっている状態です。
・色褪せ
初期の段階では分かりにくいですが、外壁塗装の色や光沢は塗装直後から徐々に色褪せていきます。
・ひび割れ(クラック)、剥がれ
外壁にひび割れがあればよく確認するようにしましょう。ヘアークラック(幅0.2㎜以下のクラック)が入っている場合は軽度なので問題はありませんが、構造クラック(幅0.3㎜以上深さ0.4㎜以上のクラック)であれば外壁の下地材が破損している恐れがあります。クラックは地震や車が通る振動によって歪みやズレが起こることが多いため、注意が必要です。
まとめ
外壁は塗装直後から劣化していきます。安全に注意し、丁寧に清掃を行えば外壁を綺麗に保つことができます。塗装は何度もできるほど安価ではないため、メンテナンス期間は長ければ長いほど良いですよね。
今回ご紹介した方法でこまめにメンテナンスを行い、外壁の寿命を長くできるように心がけましょう。
カテゴリ:外壁