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2022年12月12日

トタン屋根の補修方法

最近では新築の建材として使用されることが少なくなったとトタンですが、古い住宅や倉庫などで使用されている所を目にします。トタン屋根は古いタイプの屋根で傷みやすく、雨漏りしやすいなどのデメリットがあります。

傷んだトタン屋根はどのような補修方法が適しているのかご紹介したいと思います。

トタンの特徴

トタンは鋼板に亜鉛メッキを施したもので、普通の鋼板よりも錆びにくいという特徴があります。

メリット

トタンは軽量(瓦屋根の10分の1程度)で加工がしやすく、運搬も簡単です。狭い敷地でも簡単に施工ができることから、施工性が高い屋根材と言えます。また、価格も屋根材の中で最も安価なものになります。

デメリット

雨水が流れにくく、最も雨漏りしやすい屋根材です。また、錆も生えやすく、表面のメッキに傷がつけば瞬く間に錆が広がっていきます。そのため定期的に錆止めや再塗装などのメンテナンスをする必要があります。

それに加え、断熱性がない、防音性がない、耐用年数が短いなど多数のデメリットがあります。

このようにメリットよりデメリットのほうが多いため、トタンを使用している住宅が少なくなってきています。また、屋根材が進化し、ガルバリウム鋼板などは耐用年数がトタンの3倍以上あり、重量、価格はトタンと変わらない屋根材が出てきており、わざわざトタンを選ぶ必要がなくなってきています。

メンテナンス方法

塗装

比較的トタンの劣化が少なく、錆が軽度の場合に行うメンテナンス方法です。錆止め塗料や、断熱や遮熱効果のある塗料でメンテナンスを行いましょう。サビで穴が開いていたり、崩れている部分があれば塗装で補修することができません。

カバー工法

既存のトタン屋根の上から、新しい金属屋根材を被せてカバーする方法です。古いトタンの上に防水シートや遮音や断熱の機能を持ったシートを挟み込むことができます。

被せる素材はトタンでも良いですが、せっかくメンテナンスするのであれば、ガルバリウム鋼板を選ぶと良いでしょう。

葺き替え工法

既存のトタン屋根を撤去して新たな屋根を作る方法です。下地や構造材の傷みがあれば交換し、必要な部分の補修ができるため根本的な耐久性を復活させることができます。

しかし既存屋根の撤去や廃棄費用などがかさみ、工事費用が高額になるため、長期的に建物を使用したいかなどをよく検討して工事を行う必要があります。

まとめ

トタン屋根は傷みやすい屋根材です。劣化を放置してしまうと錆が広がったり、穴が開いて雨漏りをしたりとどんどん悪化していきます。劣化している場合は症状に合わせて補修を行いましょう。

また、日ごろから屋根が劣化していないかチェックすることも心がけましょう。些細な劣化でも早急に対応すること費用が安くなったり、劣化の進行を止めることができます。

カテゴリ:屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

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