ブログ
2023年7月24日
屋根塗装でアンテナがある時の注意点
屋根塗装を行う際に、テレビのアンテナはどうするのだろう?と疑問をお持ちの方がいらっしゃるかと思います。なんだか邪魔になりそうだな、と思うかもしれませんが、アンテナがあっても塗装工事はできます。
今回は屋根塗装でアンテナがある時の注意点や対処法をご紹介します。
アンテナはどうするの?
養生して塗装
屋根に地デジのアンテナやCSやBSのアンテナが設置してある住宅も多いかと思います。このように屋根にアンテナが設置してある屋根塗装では、アンテナは基本的に移動させずに、養生して高圧洗浄、塗装を行います。
BSのアンテナは少しでも方向がずれると映らなくなる可能性が高いので、養生のみの作業になります。また、塗装の際には飛散防止ネットで建物をネットで覆いますが、障害物によっても受信が不安定になります。塗装の際の不安定な受信に関しては、我慢するしかありません。
アンテナの撤去依頼も可能
地デジに切り替わったことでアナログテレビのアンテナは不要になってしまいました。アナログのアンテナをそのままにしている住宅も見かけます。設置していても邪魔になりますし、危険が伴うので、使っていないものは塗装の際に一緒に撤去することをおすすめします。
古いアンテナをそのままにすると…
錆びて屋根の劣化に繋がる
屋根の上にあるアンテナのほとんどが鉄製のポールで設置されています。ポール自体に錆止めの塗装がされていますが、ひび紫外線や雨風に晒されているので、劣化も激しい部分です。ポールにできた錆は、雨と混じって屋根に流れます。すると、屋根の劣化スピードも速まってしまいます。
倒壊の危険性がある
古いアンテナは劣化制定ることが多く、強風や台風で倒れたり折れたりする危険性があります。ガラスや屋根の損壊の原因にもなります。万が一、人にあたってしまったら取り返しのつかないことになります。
落下して被害が出た場合、所有者として責任を問われるケースもあるので、使っていないアンテナは撤去しておきましょう。
よくあるトラブル
アンテナ付近の塗り残し
アンテナ周辺は養生して塗装することになりますので、塗り残しが起こりやすいです。職人さんにとって塗りにくい箇所なので、おろそかになっていたり、塗り残しがあったりという場合があります。
屋根の上なので難しいと思いますが、施工写真などをもらって塗り残しがないか、確認しておきましょう。
工事期間中はテレビが見れない
とくに衛星放送専用のアンテナは、少しでも方向を動かしてしまうとテレビに映らなくなってしまうようです。また、塗料の飛び散り防止のためのネットなどの障害物によっても、受信が不安定になります。
屋根塗装にかかる工期はおよそ、10~14日程度と言われています。そのため、我慢しなければいけないケースもあるでしょう。
まとめ
屋根にアンテナがあっても基本的にはアンテナは動かさずに養生して塗装を行います。ただ、外壁部に設置されたアンテナは取り外すことになりますし、飛散防止ネットや足場の影響で電波が不安定になることはある程度予想しておいたほうが良いかもしれません。
外壁塗装や屋根塗装後にテレビが映らなくなってしまうといったトラブル事例もあります。アンテナは設置してから長年放置しているお宅がほとんどだと思うので、屋根塗装の際に職人に屋根馬のねじがしっかりとしまっているか、ねじや支柱の錆が進行していないかなどの確認も行ってもらうと良いでしょう。
また、ご自宅に使用していない、あるいは古いテレビのアンテナがある場合には、撤去することをおすすめします。倒壊する危険性や、住宅の劣化を早寝る可能性があるからです。屋根塗装とアンテナ工事を同時に行うことで、足場の設置や解体のコストを節約できます。塗装業者の多くは、アンテナ工事もしていることが多いので、一度相談してみましょう。