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2023年10月23日
色に関する知識
外壁塗装では色選びが重要です。外壁の色が変われば、お家の雰囲気ががらりと変わるので慎重に選ぶことが大切です。そこで今回は知っておくと便利な色の知識についてご紹介します。
色の三属性
色の三属性とは「色相」「明度」「彩度」のことをいいます。
色相
海の色は青、ポストの色は赤、草花の色は緑だと誰でもすぐに感じられると思います。しかし草花の葉と言ってもチューリップの鳩菊野派の色とでは細かく見れば違いますが、総じて緑だと言っても誰も不思議に思いません。
赤や青に属する色だと主張する人はおそらくいないでしょう。色にはこのように分け方のできる属性があり、これを色相と言います。
明度
色相は緑と赤と互いに違っていても、その同色槽の中には必ず明るい色と暗い色があります。色には色相に関わらず明るい、位に分けることができる属性を持ち合わせています。
この種の属性を明度と言います。明度が一番明るいのは白、一番暗いのが黒になります。
彩度
ポストの赤とレンガの赤を比べると、ポストの色はレンガの色と比べてかなり鮮やかです。これらは明度の高低に関係がないということです。
色にはこのように色相、明度に関わらず、鮮やかさの度合いで分けることのできる属性があり、この種の属性を彩度と言います。
色の三属性は色を表したり、区別する時の基準です。配色を考える際には、明度と彩度を組み合わせた「トーン」で表現します。具体的にはパステル調、ダーク調、ダル調などと言います。
色は三属性の変化に伴い、イメージが変化します。一般的には再度が高いほうが派手な印象を与え、記憶に残りやすいと言われていますが、外壁塗装の場合は周囲の景観との調和を考慮してあまり彩度が高い色は使われない傾向にあります。
色と素材
実は色と素材には深い関係があり、同じ色でも素材が変われば印象が変わります。デザインの世界にはCMFという概念があります。Cはcolor(色)、Mはmaterial(素材)、Fはfinish(加工方法)という意味があります。
色だけでなく、モノの素材や形状を含めた「表面」すべてを考慮したデザインにすることで、より高いクオリティの製品が生み出されると言われています。外壁も、窯業系サイディング、金属系サイディング、モルタルなど様々な種類の素材があります。もし街中で素敵な色の住宅を見つけたら、外壁の素材もチェックしてみてください。
例えば、ご自宅と同じ窯業系サイディングの外壁であれば、かなりイメージに近いと言えますし、素材が異なるなら少し検討したほうが良いかもしれません。さらに艶は、CMFのFにあたりますが、艶があるか内科でも仕上がりが大きく変わるので、艶の有無もこだわりたいところです。
外壁の色選びの注意点
色を選ぶ際に気を付けていただきたいことは、外壁には低彩度の色を選ぶことです。なぜ彩度が低い色をおすすめするかというと、彩度が低いと周囲の環境に馴染み、やさしい印象に仕上がるためです。他にも建物に落ち着きが出るため、高級感が得られます。
それとは反対に彩度が高い色を選んでしまった場合は、周囲の環境に馴染まず、騒色となってしまいます。物足りなさは感じるかもしれませんが、色は広い面積で見るのと、狭い面積で見るのとでは色の印象が違います。
同じ色でも、広い面積で見ると明るくなり、狭い面積で見ると暗く見えます。外壁は家の大半を占めてしまうため、彩度が高い色を選んでしまうと、より明るさが強調され、環境から浮いた家となってしまいます。
まとめ
今回は色に関する知識についてご紹介しました。色相や彩度、周りの環境など様々なことを意識しながらご自身のお家に合う色を見つけましょう。
ご不明な点がございましたら、プラニング・Kにお気軽にご相談ください。
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