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2023年12月18日
玄関ドアの塗装は必要?
戸建て住宅の多くに使用されている木製玄関ドアは、アルミ製のドアでは演出できない木の温かみを感じることが出来ます。その一方で、紫外線や雨風の影響で劣化が目に見えてくるドアでもあります。
玄関ドアが汚れていたり、傷が付いたままの状態では、お家全体のイメージが悪くなってしまう可能性も。お家の顔でもある玄関ドアをキレイにすることで、ご近所さんや来訪者の方々からも好印象を与えたり、あなたとご家族の毎日も気持ちの良いものになります。
そこで今回は、玄関ドアの補修についてご紹介したいと思います。
玄関ドアの種類
まずご自宅の玄関ドアの素材を確認しましょう。主に木製と金属製に分かれます。玄関ドアは種類ごとに特徴があり、一戸建ての場合は木製・金属製のどちらも使われていますが、アパートやマンションでは金属製のドアが多いようです。
どちらのドアも、設置された時から紫外線や雨風などのダメージを受け続けているため、補修が必要になってきます。玄関ドアは塗装か交換の補修になることが多いですが、木製と金属製では補修方法や金額が変わってくるため、あらかじめ素材の確認をしておきましょう。
補修方法
木製
木製のドアの補修方法は2つあります。
①浸透性塗料の使用
木目や色合いはドア1枚ずつ異なります。世界に一つだけの木材の良さをしっかりと演出することができ、今まで通り木目が見えるように塗装することが可能です。
浸透型と呼ばれる専用の塗料を玄関ドアに染み込ませて塗装を行います。塗料を使用する前には、既存の塗膜を研磨したり綺麗にはがしたり、塗装後にも研磨する必要があるため時間と手間はかかりますが、既存の木の温かみやデザインをそのまま残すことができます。
②造膜型塗料の使用
木の質感を塗りつぶす方法です。金属製をも感じさせる見た目になります。主に、欧米の木製の玄関ドアに使用されることが多く、この塗装方法をすることで海外風の雰囲気を出しやすくなります。
日本瓦や漆喰といった日本家屋のデザインにはあまり適さない方法です。また、木目は一度塗りつぶしてしまうと後戻りできなくなるので、注意が必要です。
金属製
金属製の玄関ドアを塗装する時は、塗料を塗る前にサビをしっかり落とし、傷をキレイに修復するケレンと呼ばれる作業が必要になります。サビが残ったままでは、塗装をしてもまたすぐにサビが発生し、塗料が密着できなくなってしまいます。
また、傷の修復も高度な技術が必要です。ケレンを行うと、表面に細かい傷がつき、塗料がしっかり密着するようになります。金属製ドアの塗装は、下地材を使った下塗りと、シリコン塗料などの仕上げ用塗料を使った中塗り・上塗りという施工内容になります。
DIYはできる?
玄関だけならDIYでよいのでは?とお考えの方がいらっしゃるかもしれませんが、あまりおすすめはできません。木製ドアは古い塗装を剥がすのが大変な作業になります。木目を生かす場合は、塗装がうまくいかないと見栄えが悪くなったり、木目を消す場合も表面を滑らかに仕上げる技術が必要になります。
金属製ドアはケレン作業をどのくらい行えばいいのか分からなかったり、金属への塗装はムラが出やすく、液だれが生じる可能性もあります。綺麗に仕上げられたと思ってもどこか不十分な箇所があります。すると、すぐに塗装が剥がれたり施工不良が起きてしまうため、DIYはおすすめできません。
注意点
ドアは塗装の際は屋根や外壁などの住宅ではなく家具として認識されます。複雑な形状になっていることも多く、特殊な技術がなければ綺麗に塗装をすることができません。
塗装業者に依頼した際、「うちはドアの塗装は受け付けていません」と言われれば、他の業者をあたりましょう。
まとめ
玄関ドアはほぼ毎日使うところであり、なかなか劣化に気づきにくいです。外壁塗装やお家のリフォームと同時に玄関ドアも見てもらい、劣化に合ったメンテナンスを行い、毎日気持ちよく過ごせるようにしたいですね。
プラニング・Kでは玄関のリフォームも行っております。玄関リフォームでお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。
カテゴリ:塗装工事