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2023年12月25日
知って回避!悪徳業者の手口
住宅リフォームの営業で「契約をせかされて不要なリフォーム工事をした」などといった経験はありませんか?悪徳業者は様々なセールストークで消費者に契約を迫ってきます。
今回は、悪徳業者の手口をご紹介します。自分は騙されない!と他人事のように思ってしまうのは非常に危険です。手口を知って騙されないためのテクニックを身につけましょう。
悪徳業者の被害状況
住宅リフォームでの悪徳業者による被害状況はかなり深刻で、消費者問題を取り扱う独立行政法人・国民生活センターには、毎年6,500件以上ものリフォーム工事に関する相談が寄せられています。国民生活センターに相談せずに泣き寝入りしている人を含めると、被害件数はもっと多いでしょう。
戸建てにお住まいの方や不動産のオーナーにとって、外壁塗装や屋根補修に関する悪徳業者は思っているよりも身近な存在かもしれません。
悪徳業者の手口
訪問販売
依頼していないのに「無料で点検を行います」「近くで工事をしていて外壁の汚れが気になったので」と突然家に訪問してくる場合があります。深く考えずに契約するとトラブルになりかねません。
しかし、住宅リフォームに関する訪問販売は「訪問販売のすべてが悪」というわけではなく、お家がそもそも少ない地域や、優良業者さんが少ない地域では、お客様と塗装業者さんとの繋がりがないため、お客様への強い想いを持って、訪問販売を行っている方もいます。
訪問販売=悪いという認識は持ってもらいたくないのですが、現実的に訪問販売での被害がとても多いので、警戒しましょう。
過剰な値引きや低価格
「キャンペーン中なので〇〇代は無料にします!」「実績を作りたいのでモニター価格で塗装します!」というのは悪徳業者の常套句です。優良業者でもキャンペーンでの割引はありますが、一部の代金が無料になったり、「モニター」や「キャンペーン」などという言葉を利用し、低価格でお得感を醸し出してくる場合は注意が必要です。
オリジナル塗料
外壁塗料は様々な種類のものがあり、その多くは塗料メーカーから販売されています。悪徳業者はそのメーカーから仕入れた塗料に独自の成分を足して、自社開発のオリジナル塗料と称して高額でお客様に販売するという手段があります。
塗料を高額にし、そこに人件費がかかると一般的な外壁塗装の相場よりも格段に高額になります。こうした手口を使って不正にお金をだまし取る場合があるので、オリジナル塗料を提案された場合は注意しましょう。
費用の全額前払い
工事費用を全額前払いという業者は確実に悪徳業者です。外壁塗装工事は工事後や、工事前と工事後の2回に分けて払うことが多く、優良業者でもこの方法をとっています。
そんな中で工事金額を全額前払いということはありえません。このような事例は最近見かけませんが、もし全額前払いを要求された場合は悪徳業者と判断し、契約しないようにしましょう。
もし悪徳業者と契約してしまったら…
悪徳業者と契約書にサインしてしまった場合は、クーリングオフ制度が使えないか確認しましょう。クーリングオフとは、契約日を含めて8日以内であれば契約を解除できる制度です。
クーリングオフは、施主が自ら業者を訪問して契約したときや、過去1年以内に契約したことのある業者と契約したときは対象外となってしまいますが、訪問販売で契約した外壁塗装は、クーリングオフの対象となります。
まとめ
悪徳業者による住宅リフォーム被害はごく身近なところで起こっています。知識がないことをいいことにあの手この手で契約を取ろうとしてきます。
悪徳業者に頼んでしまった場合の多くは、改めて修繕費用がかかるのと、ご家族へのストレス増大にも繋がり、思い描いていた安心の普通の生活ができなくなります。
そのため、今回ご紹介したような事例を覚えていただき、いつ悪徳業者が近づいてきても回避するための知識を身につけましょう。
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