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2024年10月17日
地震がきた後の外壁・屋根は大丈夫?
今年の初めには能登半島地震、8月には宮崎で起きた震度6の地震…。ここ数年で大きな地震が多数起こっており、防災意識が高くなっていることと思います。
様々な防災グッズが広まる中、お家のことはどうしたらいいのか、もし地震がきた後は何をチェックするべきなのか…と気になっている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は地震が来た後にチェックすること、地震に備えるメンテナンスについてご紹介します。
地震がきた後のチェックポイント
ひび割れ・膨らみ・ズレがないか
大きな地震の後は、外壁のヒビ割れが増えているかもしれません。小さなヒビ割れであれば、塗装部分だけのヒビなので慌てすぎなくても大丈夫です。
しかし、大きなひび割れ、膨らみ、ズレ、傾きなど、すでにご自身でわかるような症状があれば、重症の可能性が高いです。
わからない場合でも、専門業者が点検すると、症状が発見される場合があります。少しでも症状があれば、雨漏りに移行する可能性があります。
ドアの開閉が困難
「ドアや窓の開閉が地震前までは普通にできていたのに、地震後からしづらくなった」という場合、明らかに建物が傾いている、変形していることになります。
屋根材や部材の落下
自宅周辺に屋根材の一部やくぎやねじなどの部材が落下していないでしょうか。何かが落ちていた場合、外壁や屋根に異変が起きている可能性が高くなります。
また、屋根や外壁に付属する部材、雨樋が傾いていたり、外れていても雨漏りに繋がる危険性があります。
外壁や屋根から異音
外壁や屋根からミシミシ、キシキシと、きしむ音がしていないか確認しましょう。これらも部材の不具合がある可能性があります。
地震に備えるメンテナンス
「我が家は丈夫だから、地震を受けても大丈夫」と思う方は少なくありません。築10年以上の家でも、しっかりとした作りの場合は多少の震度の地震を受けた場合であっても、問題が無い場合もあります。
・外壁塗装
外壁塗装は、建物の美観を保つだけでなく、防水効果を高め、建物全体の耐久性を向上させる役割も担っています。
外壁の劣化が進むと、建物内部への水の浸入を許し、構造の弱体化を招く可能性があるため、定期的な塗装の見直しが重要です。
外壁に発生する小さなひび割れは、見過ごされがちですが、放置すると内部の構造材にまで影響を及ぼすことがあります。
特に、大規模地震では、建物に強い揺れが加わるため、事前にクラックを修繕し、外壁を強化しておくことが重要です。
・瓦のメンテナンス
瓦屋根を使用している場合、耐震性の高い軽量瓦や、軽量な屋根材に交換することが推奨されます。
古い瓦屋根は地震の振動で割れたり、ずれたりするリスクが高いため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
交換が難しい場合でも、瓦の状態を定期的にチェックし、必要に応じて修繕や補強を行うことが重要です。
日ごろから気をつけておくこと
・建物の周辺に物を置かない
地震の揺れで物が外壁にぶつかったりして傷ができることや、日陰ができることでシロアリの侵入経路になってしまうことになりかねません。
いざという避難時に転倒の危険性を生んでしまう危険性もあるので、できればすっきりとした状態にしておきましょう。
・メンテナンス時期の把握
再塗装やシーリング、雨樋など、定期的なメンテナンスをしたことがあれば、時期の確認などを行っておくことも、心の準備につながります。また、外壁や屋根材の材質も確認しておくと良いでしょう。
まとめ
地震は多かれ少なかれ、建物に衝撃を与えます。「今回は被害がなかった」「目に見える被害はないな」と安心するのではなく、定期的なメンテナンス、点検をしましょう。
今回大丈夫だったからと言って、次も大丈夫とは限りません。少しでも異変を感じたら、専門業者に点検を依頼して、いざという時に備えてください。
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