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2020年4月24日
トタン屋根からガルバリウムに葺き替える方法
トタン屋根は、もうやめようかぁ…とお考えの方必見!
トタン屋根は劣化が早くメンテナンスや葺き替えのサイクルが早いといわれます。夏場の暑さや雨音の騒音など、お悩みの方は違う屋根材にしようかとお考えではないでしょうか?
しかし葺き替え工事となると、まとまった費用が必要となります。そんな中、最近増えてきているのがガルバリウムへの葺き替え工事です。
トタンもガルバニウムも同じ金属系の屋根ですが、どうしてガルバリウムに変更する人が増えてきているのでしょう?
トタンとガルバリウムの違いと特徴
どちらも金属屋根(板金屋根)となります。金属屋根の最大のポイントは安価で軽量という点です。
トタン屋根の特徴
高度経済成長期に多く採用された屋根材の一つです。屋根の傾斜が緩いことが多く、瓦棒・縦葺が主流となっています。
【メリット】
・施工に手間がかからない
・非常に薄くて軽量
・安価
・耐震性への影響が及びにくい
・継ぎ目が少ないため雨漏りをしにくい
【デメリット】
・定期的に塗装などのメンテナンスが必要
・サビやすく放置すると破損する
・防音性が低い(雨音が伝わりやすい)
・断熱性が低い(室内の温度が上昇しやすい)
・デザイン性が低い
ガルバリウムの特徴
トタン屋根と同じ金属系の屋根ですが、「断熱性・防音性」といったトタン屋根のデメリットをカバーできるため、最近注目されている屋根材です。
【メリット】
・非常に薄くて軽量
・サビにくい
・安価
・耐震性への影響が及びにくい
・加工がしやすくデザイン性が高い
【デメリット】
・非常に薄いため傷がつきやすい
・断熱性や防音性などを上げるためには別途工事が必要となりコストがかかる
・新素材であるため高い技術を持つ職人が少ない
トタン屋根よりもメリットがある点
ガルバリウムの方がトタンよりもサビにくく耐用年数も長い。特殊加工や施工方法を工夫すれば「断熱・防音」の性能を高めることができます。
トタン屋根⇒ガルバリウムへ葺き替える3つの方法
①葺き替え
既存のトタンはすべて撤去し、新たに防水シートを張りガルバリウムをかぶせます。既存の屋根の撤去・処分ひようなどがかかりますので、コストは一番高くなります。
②カバー工法
既存トタンはそのまま残し、コンパネ・防水シートを上から張り、その上にガルバリウムをのせる工法です。
断熱材・防音材を下地や屋根裏に施すことで、金属屋根の断熱性や防音性を高めることができます。
既存の屋根材であるトタンの凸凹の上にコンパネをのせることで、隙間ができ軒先から空気が通る道ができます。屋根に空気の層を作ることによって断熱性を高めることができます。屋根が二重になりますので防音効果もたかめられます。
③カバー工法(簡易)
既存のトタンはそのまま残し防水シート・調湿シートを上から張ります。その上にトタンと同じ瓦棒のガルバリウムをのせる方法です。低コストで施工することができます。
まとめ
緩やかな勾配の屋根の場合、サビにくい屋根材であっても水が溜まってサビや腐食が発生してしまうことがあります。「ガルバニウムの屋根!!」と決めてしまう前に、あなたの家にとって適切な屋根材であるかどうかを専門家に見極めてもらいましょう。プラニング・Kでは無料で現地調査をさせていただきます。お気軽にお問合せ下さい。
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