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2024年12月23日
外壁塗装は雪の影響を受ける?
外壁塗装工事においてどうしても避けて通れない障害は天候による影響です。
雨が降ると施工できませんが、雪ならどうでしょうか?雪は湿度が低く、雨のように水滴がないので塗装工事を行えるのでは?と思いがちです。
そこで今回は外壁塗装で雪の影響はあるのか、また冬場の外壁塗装の注意点をご紹介していきます。
外壁塗装ができる条件
・気温が5度以上
・湿度が85%以下
・降雨、降雪、結露が発生していない
外壁塗装において雪の季節がダメ、雨の季節がダメ、というわけではなく、塗った塗料がある程度短期間で完全に硬化出来る環境であるかが重要です。
雪の日は外壁塗装を進める事はできませんが、雪が降る12~3月には完全に外壁塗装できないというものでもありません。
冬では、雪が降るという点を除くと、比較的晴天が続きやすい気候であり、そもそも湿度が低い季節でもあるため、塗り替え計画を立てやすいシーズンでもあります。
雪による外壁塗装への影響
雪の日に外壁塗装を行うと、以下のような施工不良が起こりやすくなります。
・塗装の剥がれや劣化
外壁塗装は、低温や湿度の影響で塗料が剥がれやすくなります。
特に、塗装後すぐに雪や氷が積もると、塗膜にダメージを与える可能性があり、長持ちしにくくなります。
さらに、外壁に雪が張り付いたままになると、外壁に水分が浸透しやすくなり、凍結と融解を繰り返すことで小さなひび割れが生じる場合もあります。
・凍害によるダメージ
冬場の気温の低下で外壁が凍ると、凍害が発生する可能性があります。
凍害とは、外壁内部に含まれた水分が凍結と融解を繰り返すことで、外壁にダメージが蓄積する現象です。
この現象が続くと、塗装した外壁の表面にひび割れや剥がれが生じやすくなります。
・乾燥不良
外壁塗装には、塗料がしっかり乾燥するまでの時間が必要です。低温環境では乾燥が遅れ、塗装の仕上がりが不安定になる可能性があります。
特に、外気温が5度以下になると、ほとんどの塗料がうまく硬化しないため、塗装の持ちが悪くなります。冬場の塗装はタイミングを見極めることが非常に重要です。
冬場の外壁塗装の注意点
冬場の外壁塗装は、冬の生活にも何らかの影響を及ぼします。工事中に、生活に不便が生じないように、外壁塗装を行うことでどのような影響があるのかを知って、対策を立てておきましょう。
暖房が使用できない場合がある
外壁塗装工事中は、エアコンの室外機を一時的に外したり、養生用のカバーで完全に覆われることがあります。
業者によっては、塗装作業中も暖房器具が使えるように養生を工夫してくれることがありますが、電気式のヒーターやホットカーペットなどを、自分たちであらかじめ準備しておくことをおすすめします。
工事期間が長くなる
冬は日照時間が短いため、1日に施工できる時間が限られており、安全に作業が行える時間帯が少なくなってしまいます。
冬場の外壁塗装は、春や夏に比べると、平均施工日数が2~3日ほど増える傾向にあります。
部屋が暗くなる
外壁塗装工事中は、足場と飛散防止ネットで家が囲まれ、窓やベランダもビニールシートで塞がれるため、部屋が暗くなりがちです。
それに加え、冬は日光が届きにくく日照時間も短いため、ふだんよりもさらに部屋が暗いと感じてしまうかもしれません。
まとめ
雪が降っている日は、塗装工事は行えないため、作業を延期することになりますが、だからといって冬に外壁塗装ができないというわけではありません。
冬でも塗替えできる条件が整う事ももちろんありますので、地域の気温に合わせて 外壁塗装工事を検討しましょう。
カテゴリ:塗装工事