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2025年1月9日
これって雨漏り?結露?見分けるための方法をご紹介!
寒い時期や雨が続く季節では、窓まわりに発生する水のトラブルで悩む人も多いのではないでしょうか?
外部から雨水が入り込んでくる雨漏りと室内外の温度差によって湿気が水滴となって現れる結露は、発生するメカニズムが異なり、それに伴って対処法や修理方法もかわってきます。
今回は雨漏りと結露の見分け方や対処法についてご紹介していきます。
雨漏りと結露の違い
雨漏りは、屋根や外壁などの隙間から雨が侵入してくる症状のことで、結露とは、空気中の水蒸気が冷たいものに触れ、水滴となって現れる現象のことです。
特に冬の寒い時期は、外の冷えた空気で冷たくなったガラスで室内の水蒸気が水滴になって現れるため、窓際が塗れている上な状態になります。
雨漏りでもサッシ廻りの雨漏りでは、窓回りが濡れたような状態になります。そのため、結露か雨漏りか判別しにくいのは、おもに窓の近く・サッシ廻りといえるでしょう。
見分け方
・水滴の状態
雨漏りと結露の見分け方として、水滴の状態を見ることが有効です。雨漏りは雨が止んで乾くまでは水が侵入し続けるため、天井やサッシまわりから水滴がポタポタと垂れてくるように水の流れが生まれます。
結露は温度差によって発生するので水滴がその場に留まっていることが多く、サッシや窓の広範囲に付着します。
雨の日やその翌日であれば雨漏りの可能性が高く、室内の温度や湿度の変化に水滴の発生が連動する場合は結露の可能性があります。
・発生している場所
雨漏りや結露が発生する場所は、天井や窓まわりが多いです。
広範囲でなく、一部に水染みが発生している場合、雨漏りである可能性が高いです。
反対に、一面の壁全体や窓ガラス・サッシの全体などの広範囲に水滴が付着している場合は結露だと考えられます。
また、日当たりが悪く湿気がこもりやすい北向きの部屋は、結露が発生しやすい傾向があります。
・時期
雨漏りと結露は、発生する時期やタイミングで見分けることができます。雨漏りによる水滴は夏・冬などの季節に関係なく、大雨や台風など降雨があった日に発生します。
一方で、一般的に窓ガラスの内側の結露は温度に関係するため、冬などの寒い時期に発生します。雨が降っていないのに、水滴が落ちてくると結露の可能性があります。
対処方法
雨漏り
雨漏りだった場合は、専門業者に依頼して雨漏りの原因箇所を特定し、修理をしてもらいましょう。
雨漏りは室内の壁、床などに水滴がひろがるため、専門業者の修理が行われるまで、被害が拡大しないようにバケツなどを用いて応急処置を行うことが重要です。
雨漏りの発生は降雨量や風速の条件によって決まりますが、雨漏り修理を行わなければ雨漏りは再発します。
自然に雨漏りが直ることはないので、建物の被害が拡大する前に早めに雨漏り修理を依頼しましょう。
結露の場合
結露が発生する原因として、家の中の湿度が高いことがあげられます。そのため、室内の湿気を減らすことで結露の発生を抑えられます。
例としては、除湿剤や除湿機を使用する、加湿器の使用を控える、洗濯物を外に干す、冷たい空気をなるべく部屋に取り込まない、といった対策があります。
結露を発見したら、いきなり大規模な工事は行わず、まずはこのような方法を試してみると良いでしょう。
雨漏り・結露はどちらも早めに対処しましょう
雨漏りと結露は放置しては危険です。冬や夏などの期間限定の結露だとしても、1、2か月は毎日結露が発生するため、雨漏りよりも劣化リスクが高い場合もあります。また、症状としては以下のようなものがでます。
・カビやダニの発生
・木材が濡れることでシロアリが発生するリスクが高くなる
・木材の腐食が進み、家の価値や強度に影響がでる
被害が拡大する前に、対策や修繕工事を行いましょう。
まとめ
雨漏りと結露は似ているようで、まったくの別物です。発生原因も違えば対処法も異なります。対処が遅れて被害を拡大しないように、症状や状態をしっかりと観察して的確な判断をしましょう。
また、雨漏りか結露かどっちか分からない…という場合は、一度専門業者に見てもらうことをおすすめします。
カテゴリ:防水