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2025年3月24日
外壁、セルフチェックしてみませんか?
外壁は建物を守る重要な役割を果たしていますが、時間の経過とともに様々な異変が生じます。
ひび割れや塗装の剥がれなど、外壁の異変を見逃さないためには定期的なチェックが必要です。
毎日見ている外壁の変化は気づきにくいかもしれませんが、よく見る外壁の劣化のサインに気付くことができます。
今回は、外壁塗装が必要かどうかのサインを見抜く、自分で簡単にできるセルフチェックポイントをお伝えします。

外壁の劣化のチェックポイント
ひび割れ、亀裂

外壁の劣化の中でもっとも気付きやすいものが『ひび割れ』です。
ひび割れの原因には、経年劣化のほかに、手抜き工事や外壁が基準の厚みより薄い場合や手抜き工事が原因で起こる場合があります。
また、国道や線路に近い家の場合は、繰り返される振動によってひびが入ることもあります。
ひび割れは特に窓枠の近くや外壁の継ぎ目に発生しやすいため、チェックの際にはそうした場所をしっかりと見るようにしてください。
色褪せ
塗膜が劣化すると色あせが発生します。初期段階では見た目の問題だけですが、進行すると塗膜の保護機能が失われ、外壁材の劣化を加速させる原因となります。
チョーキング現象

外壁塗装の塗り替え時期を判断するためのポイントとして「チョーキング現象」というものがあります。
外壁を手で触った際に、白い粉が手に付着する現象のことをいいます。これは塗膜が劣化し、防水効果が失われているサインです。
チョーキング現象が発生している場合、塗膜の劣化が進んでいる可能性が高いため、塗り替えの時期が近づいていると考えられます。
どこか一箇所でも白い粉が手に付く場合は、塗り替えを検討する時期と考えて良いでしょう。
カビ・コケ・藻

外壁材は、コケやカビが繁殖しにくいものが多いですが、それでも日当たりが悪い北面や風通しが悪い場所ではコケが生えることがあります。
また、壁のデザインや模様によって繁殖しやすいこともあります。
外壁にコケが生えている状態は急いで対処をしなければいけないわけではありませんが、外壁の防水効果が薄れている場合や、塗料を侵食して劣化を進めてしまう場合もあります。
塗装の剥がれ

見た目ですぐにわかり、できるだけ早く対処をした方が良いのは塗装の剥がれです。
放置をすると外壁が割れて水分が建物内部に侵入して建物を傷める原因になります。
また、経年劣化によって外壁塗装が剥がれる場合もありますが、汚れや古い塗膜の洗浄作業の不足、下地処理の不足、外壁がしっかり乾燥しないうちに施工をした、という施工不良による場合もあります。
工事から3年ほどで外壁塗装が剥がれてきた場合は施工ミスや手抜きの可能性が高いと考えられます。
外壁の異変を放置すると…
雨漏りの発生

外壁の異変を放置してしまうと、雨水が建物内部に浸入してしまう危険性があります。
特に、ひび割れや亀裂からの雨漏りは、建物の構造的な問題を引き起こす可能性があります。
雨水が建物内部に浸入することで、木材の腐朽やカビの発生など、深刻な二次被害につながります。
雨漏りは、単に不快なだけでなく、建物の耐久性を大きく損なう要因にもなります。
外壁の異変を放置せず、早期の補修や塗装リフォームを行うことが、雨漏りを防ぐ重要なポイントです。
建物の耐久性の低下

外壁の異変を放置してしまうことで、建物全体の耐久性が低下してしまう危険性があります。
外壁の劣化は、建物の構造的な問題につながる可能性があり、早期の対処が重要です。建物の寿命を縮めてしまうだけでなく、大規模な修繕工事が必要になる可能性もあります。
建物の耐久性を維持するためにも、外壁の定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。
まとめ
今回は外壁セルのセルフチェックポイントについてご紹介しました。これらは安全に行える範囲でしてください。
高い場所などは無理をせず、見える範囲で行いましょう。また、外壁は定期的にチェックすることで、早期に劣化に気づき、対処できます。
ご自宅の美観を守るため、セルフチェックは定期的に行うことを心掛けましょう。
カテゴリ:外壁