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2020年5月10日
よく聞くサイディングって何?
リフォームやDIYをするときなどに聞く「サイディング」。外壁に関係していることは分かるけど、どういう特徴があるのかは知らない方も多いのではないでしょうか?
今回は「サイディング」についてご紹介します。家を外から眺めたとき、目につくのはやはり外壁です。サイディングとは何か、どういう種類があるのか、メリット・デメリットを知って、今後の外壁のメンテナンスに活かしてください。
サイディングについて
サイディングとは外壁に使用する外装材の一種です。サイディングボードとも呼ばれ、外壁を覆って保護している板状の外壁材のことをいいます。
サイディングは、材質によって「窯業系」「金属系」「木質系」などに分けられます。
窯業(ようぎょう)系サイディング
セメント質と繊維質を主な原料にして、板状に形成したもの。
最近の住宅塗装の主流は、この窯業系サイディングです。タイル調や石積調、木目調、コンクリート調、レンガ調など柄や色のバリエーションが豊富です。
セメント質を混ぜているため地震などの衝撃にも強く、火にも強い性質を持っています。
金属系サイディング
アルミやガルバリウムなどの金属の表面材と、断熱性を備えた裏面材でできたもの。
窯業系サイディングよりも耐久性があるため、長期間メンテナンスをしなくても大丈夫です。最近ではデザインも豊富であるため、窯業系のようにレンガ風やタイル調のものを選ぶことができます。
また、軽量で断熱性に優れていることから新築はもちろん、リフォームにも最適です。
木質系サイディング
天然の木に塗装をして仕上げたもの。
自然の木の風合いを楽しむことができるため、天然木にこだわったおしゃれな家に住みたい方におすすめです。また、断熱性が高いというメリットもあります。
しかし、建築基準法の防火指定により燃えやすい木材の使用が禁止されている地域もあります。また、窯業系サイディングに比べると施工費用もかかるため、よく考えて検討しましょう。
サイディングのメンテナンス
外壁のサイディングは素材ごとに塗装の寿命、耐用年数が異なります。住宅の長寿命化と外壁の性能を維持するためにも、適切なメンテナンスを行いましょう。
窯業系サイディング…約7~10年
窯業系サイディングの場合、先に目地部のシーリング材や、サイディング表面の塗装に劣化が現れます。チョーキング現象(外壁を触ったときに白い粉が付くこと)が現れたタイミングで、塗装を行うことをおすすめします。
また、窯業系サイディングは水を含みやすく、熱をためやすいデメリットがあります。そのため、水分の吸収と乾燥でサイディングが伸縮を繰り返し、劣化につながる恐れがあります。
金属系サイディング…約10~15年
窯業系サイディングと比べると、水の浸み込みや、ヒビ割れの心配がなく、一般的にメンテナンス周期は少し長めです。
ただし、金属特有のサビの発生には注意が必要です。サビを想定した加工はされていますが、塗膜が劣化するとサビも発生しやすくなります。
木質系サイディング…約10年
メンテナンスを怠ると水シミやカビなどが発生し木材が変色、最悪の場合は腐食する可能性があります。少し早いかな?と思った時にメンテナンスを行うことが、木の味わいを失わずに長持ちさせるコツです。
まとめ
サイディング外壁にはさまざまな種類があり、特徴も違います。自分に合ったものを選び、快適な住まいを作るようにしましょう。
また、サイディングは定期的なメンテナンスが必要です。耐用年数が長いものでも数年に一度は、変色をしていないかチョーキング現象が起きていないか確認をするようにしましょう。
カテゴリ:外壁