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2020年5月26日
梅雨前のメンテナンスが家を守る!
戸建て住宅、特に木造住宅は水から家を守ることが大切
一般住宅のうち、特に木造住宅は名の通り木材で建てられた家のことです。木材に水が侵入すると腐朽を起こしてしまいます。屋根の防水切れや外壁のコーキング切れにより雨漏りが生じると、木部がダメージを受けることとなり大切な家を守ることができません。
本格的な梅雨に入る前に、大切な家を守るために必要なメンテナンスを紹介します。
屋根材と漆喰
本格的な梅雨に入る前に、何らかの不具合を見つけた場合には梅雨の前に修理しておくのがオススメです。
■棟板金(専門業者に補修依頼)
スレートや金属屋根の場合は屋根の頂上部に棟板金が施工されています。釘やコーキングで固定されているため、経年劣化により固定していた部分が緩んでしまいます。固定部分が緩んでしまうと、その部分に隙間ができ水が侵入してしまいます。専門業者に補修依頼しましょう。
■屋根材の割れ(専門業者に修理依頼)
長く使用してきた屋根材は、割れやズレが生じている可能性があります。屋根材の割れやズレの部分から雨は容易に侵入してしまいます。梅雨前に修理を依頼しましょう。
■漆喰の劣化(専門業者に補修依頼)
瓦屋根の場合は、漆喰の劣化です。漆喰は施工から10年程度経過すると、ひび割れや脱落が目立つようになります。ひび割れや脱落の劣化部分から水の侵入を許してしまいますので、梅雨前に補修が必要です。
外壁のコーキングとメンテナンス
これからくる梅雨の時期、傷んだところからの水の侵入対策や外壁のカビ対策はとても重要となります。
■壁の目地部分コーキング(確認して業者に依頼)
多くの外壁材はサイディングボードが採用されていますが、ボードとボードの間には隙間剤のコーキングが施されています。残念ながらコーキングには寿命があり、経年劣化で機能を失ったコーキングは亀裂が起こったり最悪の状態では完全に剥がれてしまうこともあります。そのままの状態で放置してしまうと、その隙間から梅雨に入った雨が幾度も内部に侵入してくる事となり、木部は水を吸い湿気により腐って朽ちてしまいます。
コーキングに傷みを目視できた場合は、梅雨に入る前に早急に専門業者に修繕依頼をしましょう。
■定期的に水洗い(ご自身で)
普段のお手入れは水洗いで十分です。ホースで水をかけて柔らかいブラシやスポンジを使ってホコリや泥を洗い流しましょう。高圧洗浄機があれば、とても便利です。
洗った後は自然乾燥させますので、水洗いは天気の良い日に行いましょう。
定期的な水洗いだけでも、カビの発生はかなり抑えることができます。
■風通し良く(ご自身で)
特に北側の壁は日光が他面に比べると当たらず、湿度が高くカビが生えやすい環境です。壁面に近いところへは物を置かないようにしたり、植え込みがある場合は、こまめに刈り込みをし風通し良い環境にしましょう。
湿気によって劣化する床下
■シロアリ(専門業者へ依頼)
湿気の多い場所を好み住宅に被害を与えるのがシロアリです。
シロアリは湿気を含んだ木材を餌としていることから、梅雨時期には被害を受けることも考えらえます。
特に築年数が経った住宅には注意が必要です。シロアリ対策は専門業者へ依頼しましょう。
■床下に湿気が溜まる(専門業者へ相談)
床下が木材でできている住宅の場合には、梅雨時期の湿気対策が必要です。
カビは湿気の多い場所を好むため、床下に湿気が溜まった状態が続くとカビが生えてきてしまいます。目視で床下を確認するのは難しいですが、押入や床、畳からカビの臭いがすると要注意です。床下の木材がかなり水分を吸い込んでいる可能性が高いです。
床下の木材が水分を含むと、木材の腐食が始まり強度は損なわれ家全体の耐久性に影響します。
湿気防止シートの設置や床下換気扇の設置は、専門業者へ相談しましょう。
まとめ
本格的な梅雨に入る前に、お家のメンテナンスをしましょう。
雨漏りや、シロアリ被害は起こってしまってからではコストも高くなり、健康に被害が及ぶこともあります。
定期的なメンテナンスを心がけて大切な家を守りましょう。