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2020年6月2日

人気の屋根材の種類とメリット・デメリット

一般の住宅に使用される主な屋根材には、日本瓦、セメント瓦、スレート材、ガルバリウム鋼板の4種類があります。

今回は各屋根材の特徴と、メリット・デメリットを見ていきましょう。

 

屋根材の種類

■日本瓦

日本瓦とは、粘土や土を高温で焼き形成して作る、和風の瓦です。

表面を釉薬で覆った「釉薬瓦 ユウヤクカワラ」や釉薬が塗られていない「いぶし瓦」があります。

■セメント瓦

セメントと砂を主原料とした加圧して成形、乾燥させた瓦です。

日本瓦よりも安価で寒暖の影響をうけにくいといわれいます。

■スレート材

繊維とセメントを板状に成型してつくる屋根材です。

天然の粘土を使ったものは「天然スレート」と呼ばれ高価な屋根材となります。

「カラーベスト」や「コロニアル」と呼ばれる商品が有名です。

 

 

■ガルバリウム鋼板

アルミと亜鉛の合金でメッキ処理を施した金属系の屋根材です。

 

各屋根材のメリットとデメリット

■日本瓦

メリット:重厚感があり日本家屋を象徴する屋根材

メリット:50年以上の耐久性

 

デメリット:他の屋根材と比べると非常に重い

デメリット:瓦の割れや、接合部分の漆喰の点検が必要。放置すると雨漏りの原因になる

 

■セメント瓦

メリット:和風・洋風どちらのデザインにも対応できる

メリット:施工費用を抑えることができる

 

デメリット:他の屋根材と比べると非常に重い

デメリット:日本瓦と違い、表面の塗装が必要。塗装が劣化すると瓦自体の劣化につながる

 

■スレート材

メリット:シンプルなだけに、どんなデザインにも馴染む

メリット:断熱・遮熱性能を有している

メリット:軽量で屋根にかかる負荷を軽減

 

デメリット:耐久性を保つために10年程度に一度の塗装が必要

デメリット:スレート材そのものの点検も必要(5年に一度程度)

 

 

■ガルバリウム鋼板

メリット:最も軽い屋根材

メリット:軽量なため施工しやすい

メリット:建物に負荷をかけない

 

デメリット:表面に傷ができるとサビが出る

デメリット:熱を伝えやすく、雨音も響きやすい

 

 

まとめ

それぞれの屋根材にメリットとデメリットがあります。まずは既存の屋根材の状態を知り、屋根のリフォームを検討の際は「葺き替え」にするのか「カバー工法」にするのか、また既存の屋根にはどのタイプの屋根材がリフォームに適しているのかを、プロの業者に診断をしてもらいましょう。

 

 

 

 

 

カテゴリ:屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

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